草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

米国のせいにする民主党擁護の平田オリザ内閣官房参与

2011年05月18日 | 政局

 日本の根幹を揺るがすようなことを、平気で口にする。それが内閣官房参与だというのだから、これまた困ったものである。しかも、韓国に行って「米国の要請で放射能の汚染水を海に放出した」と弁解がましく喋ったのである。平田オリザという劇作家らしいが、サヨク崩れのいかがわしい人間に、国家の重大問題について意見を求めること自体、どうかしている。あまりにも民主党政権がいい加減なので、ある時点から、米軍がコミットして、事態を収束させようとしているのだろう。それが気に入らないから、反米主義に固まったサヨクは、それに異を唱えたいから、わざわざ韓国あたりにでかけて、米国を攻撃して見せたのだ。嘆かわしいにもほどがある。不手際続きの民主党政権では、もはや使い物にならない。平田オリザというサヨク崩れも、米国を敵にすれば拍手喝采になるはずとの思いから、わざと大見得を切ったのだろう。これに驚いたのは枝野幸男官房長官であった。本当のことが知れ渡れば、立つ瀬がなくなるからだ。民主党政権は早い段階で統治能力を失ってしまった。米軍に泣き付いて、それでようやく破局を迎えずにすんでいるのだ。それを悪いことのように批判するのは、根っ子の部分では反米主義であるからだろう。  

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危険が証明されないからと放射能を甘く見るのは非科学的だ!

2011年05月18日 | 思想家

 理論物理学者の武谷三男の奥さんは、子供の頃に会津に住んでいたこともある白系ロシア人ではなかったかと思う。郷土史家の宮崎十三八さんがどこかで書いていた気がする。それだけに私は、戦後の思想界をリードした武谷に対しては、思想的な立場を抜きにして、ある種の親近感を覚えてならない。その武谷は『科学入門』のなかで、「安全も証明されないが、危険も証明されない」との考え方を厳しく批判した。危険が証明されなければ、何をやってもいいというのは、あまりにも非科学的であるからだ。武谷は「安全が証明されないかぎりそれをやるのはむしろ決死隊というべきであります。真の科学の利用のためには安全が証明されるまで、条件をつけて行かねばならないのです」と書いていた。今回の原発事故をめぐっても、それこそ今の政権や東京電力を擁護する科学者の間から「危険も証明されない」からとの意見が、臆面もなく述べられたのだった。武谷が危惧していたことが、まかり通っているのだ。そこに欠如しているのは、国民の安全を守るという意識である。ウラニウムなどの分裂反応によってもたらされるのは、大量の死の灰であり、それを拡散するという事態は、絶対に避けなければならなかったはずだ。それを合理化するにいたっては、言語道断ではなかろうか。

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