草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

会津が陸の孤島と化すのは人災だ!

2010年12月26日 | 思想家

 一晩で1メートルも雪が積もれば、どこでも大変なことになるが、今回も会津の場合は大騒動であった。磐越自動車道がストップして、迂回路として国道49号線に集中してしまったからだ。わき道に入りたくても、それをすれば雪に埋まってしまうし、最悪の場合は、スリップして脱輪したりする。となると、一本道をのろのろ運転するしかないのである。しかも、灯りもろくにないわけだから、心細いことこの上ない。芥川賞作家で、南会津郡下郷町出身の室井光広は、会津の峠には、魑魅魍魎が出てくると書いていたが、あたり一面真っ暗だから、想像力が勝手にかきたてられてしまい、身の毛がよだつ思いをするのだろう。しかし、車が動かなくなるのは、年何回かは起きることだが、ことさらマスコミで報道されると、会津のイメージがそこなわれかねない。そうでなくても、観光客の減少に歯止めがかからないわけだから、会津にとっては迷惑な話だ。日本の豪雪地帯というのは、新潟県だと魚沼、山形県だと置賜、そして、福島県だと会津である。ただ、全国の人たちに知って欲しいのは、会津が陸の孤島なのは、天候のせいだけではないということだ。ミニ新幹線も通っておらず、そもそもアクセスが悪いのであり、天災ではなくて、人災なのである。

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菅首相が国民に信を問うことが政治の王道だ!

2010年12月26日 | 政局

 ここまできたならば、国民に信を問うしかないだろう。それが菅直人首相に残された唯一の選択肢なのである。その結果を受けて、新たな連立政権を樹立すべきであって、政権維持のための数合わせは、国民無視以外の何物でもない。それは同時に、混迷した日本の政治状況を、一挙に打破することにもなるだろう。解散権の行使は、あくまでも総理大臣としての専権事項であり、誰も口をさしはさむことはできない。その総選挙に向けて、どこと組むかを明らかにすべきであって、今の段階で連立の組みかえをして、茶を濁すべきではないだろう。鳩山由紀夫政権でメチャメチャにした政治は、いくら菅政権で軌道修正しようとしても、それは土台無理であった。不幸であったのは、反小沢一郎のグループには、人材がいなかったことだ。千谷由人のようなサヨクを優遇することになり、それが国民の失望を買うことにもなった。菅首相は自社さ政権の立役者であり、そのときの経験から、もっと学ぶべきだったのである。残された時間はあまりない。菅首相は、民主党としての新たなマニフェスト、つまり実現可能な公約を掲げ、そこで信任されることが政治の大道なのである。小手先ではもはや何も動かないからだ。

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