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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

憲法で命拾いした鳩山首相

2010年02月08日 | Weblog

 日本国憲法に目を通してみたけど、崇高な理念を掲げているわりには、国家としての根本を骨抜きにしているよね。自衛権が明記されていないばかりか、非常事態に対応するすべもないわけだから。唯一笑ってしまったのは、第75条。国務大臣の特典という文言で、「国務大臣は、その在任中、内閣総理大臣の同意がなければ、訴追されない」と書かれているんだよね。「但し、これがため、訴追の権利は、害されない」とは謳ってはいても、それはあくまでも付け足し。広辞苑によれば、訴追の意味は「検察官が特定の事件につき公訴を提起し且つこれを追行すること」だって。鳩山由紀夫首相が起訴されなかったのは、憲法でそもそも守られていたからだよ。総理大臣が法に触れることをするはずがないというのが前提だから、大きな権限を付与しているんだ。しかも、今回の場合は、鳩山首相が自分で自分を追い詰めるはずもなく、起訴されることを期待する方が無理というもの。そして、鳩山首相も逃れたのだからということで、民主党の小沢一郎幹事長もセーフとなっただけ。いうならば、国策捜査の限界でしょう。それなのに、二人して清廉潔白みたいなことを言うのはどうかと思うよ。その辺の事情がわかっているから、国民もあきれて民主党を見放すことになるだろけど。

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