ポポロ通信舎

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売却される“鳥取三洋電機”

2015年01月29日 | 経済

なぜか北海道新聞のニュースです。

「三洋テクノが年金独自運用 パナソニック、売却交渉加速へ」と。三洋テクノと言えば旧鳥取三洋電機のこと、一時期は鳥取一番の優良企業とまでいわれた会社です。グループ内では「とりさん」と呼ばれ独自の「トリサン」ブランドまであったほど。東の東三(とうさん、こと東京三洋電機=群馬大泉)と並び西の「鳥三」は三洋電機グループの中核会社の一角でした。

幾多の変遷を経てこの会社も売りに出されています。三洋の企業年金からも脱退されるようで誠に残念なことです。かつて鳥取三洋電機を訪問した時、素朴な鳥三社員の案内にどこか大泉の東京三洋と良く似たローカルな親しみやすいイメージを感じたものです。

ゴールドマンサックスなど金融3社の事実上の支配下に入りその後の三洋電機は“宗主国”パナソニックの完全子会社となってからはSANYOブランドは消え、次々に事業体はバラ売りされてきました・・。なんともため息だけが出るばかりです。


【写真】大泉町内の愛称「サンヨー体育館」のプレート

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三洋テクノが年金独自運用 パナソニック、売却交渉加速へ 2015.1.25 北海道新聞

 三洋電機の子会社で電子基板を生産する三洋テクノソリューションズ鳥取(鳥取市)が、ことし3月末で三洋電機の年金基金から脱退することが25日、分かった。従業員約200人は2013年に三洋から三洋テクノ社に転籍済みだが、三洋の全従業員が4月に親会社のパナソニックに転籍するのに伴い独自運用に切り替える。

 パナソニックは、15年度中の三洋テクノ社の売却を目指して交渉を加速。売却されれば、三洋が直轄する事業体はなくなる。

 三洋テクノ社の企業年金は、三洋電機企業年金基金と中小企業向け退職金積立制度の「中小企業退職金共済(中退共)」の2制度を運用している。

 

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