ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

群馬大学病院に立入り検査

2015年01月15日 | 医療・福祉

肝臓の腹腔鏡を使った手術で8人、同じく開腹手術で10人の人が死亡している問題で厚生労働省、県、前橋市が群馬が医学病院に立ち入り検査に入ったという。

本当のことを知りたい、患者らに驚き広がる」の見出し(読売新聞1/14群馬版)

群馬大学病院は、群馬県民からは強い信頼が寄せられている権威のある医療機関です。私が初めて花粉症を患った70年代、まだこの病気が一般化していない時代だっただけに内科、眼科などで診察しても一向に病名が判らない。7つ目に訪れたのが群馬大学病院。ここの耳鼻科で「花粉症!!」と一発で正確に診断をしていただき薬を処方してもらった。さすが群大(ぐんだい)!と「病院の格」を感じさせられたものです。

事故の根底に共通するものは・・

医師とはいえ皆がブラックジャックのような神技を持つわけではありません。失敗もあるでしょうしそのことを一概には責められません。これまでも全国的に大学病院での事故はけっこうあるものです。心臓外科医によって4人が死亡した事件、技術的に未熟な医師がマニュアル見ながらの内視鏡手術で死なせた事件、人工心肺の操作ミスで患者が死亡、そしてカルテ改ざん、最近では人工呼吸中の小児へ禁止されている鎮静剤を投入して12人が死亡した事例など事故はしばしば露見されている。そこには何か共通した要因となるものがあるのではないだろうか・・。

病院の態勢も含めて原因を徹底究明し問題点を公表してほしい。立ち入り検査の結果に注目しています。

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久坂部羊(医師・作家)
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