Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

広尾駅 広尾線 9月8日 2014年

2015-08-20 | Weblog
広尾線終端駅の広尾駅に到着です。

広尾線はここ「広尾駅」で終着ではなくいずれ襟裳岬を周って日高本線様似駅まで延伸されるはずでしたが、それは叶わず1987年に全線廃止されてしまいました。

今は広尾町が「広尾町鉄道記念館」を開設し十勝バスとJRバスのターミナルとなっています。

時計の針は12時20分辺りを指しています。

帯広のホテルを7時半頃チェックアウトしてなかなかのペースです。



駅前の画です。

今はガードレールでフェンスされ駐車スペースとなっていますが、おそらく現役営業時は真っ直ぐアプローチできる道路だったのではないでしょうか。

駐車スペースにはオデ君の姿も見えています。

この道を真っ直ぐ進むと国道336号線、海岸線を走る「黄金街道」に合流します。



駅舎の中に入ります。

十勝バスの窓口とその横は「広尾町鉄道記念館」となっています。



以前、このような博物館的な施設はあまり興味は示さなかったのですが、廃線巡りをするようになってからは、俄然興味を持つようになりました。

駅で使われていた鉄道備品なども勿論ですが、一番は…



ありし日の駅舎の写真がとても興味深いです。

こちらは、先の「新生駅」ホームの写真です。



そしてこちらは…なんと!「広尾駅」の現役時の写真です。

何か違和感がありませんか?

そうなんです…広尾駅の“鐘塔”は、現役営業時には存在しなかったのです。

廃止後、今の姿が“オリジナル”だと信じていたオジサンには、「本当のオリジナル」の姿の写真は結構ショックでありました。



ホーム側から見る駅舎の姿です。

路盤のあったところは舗装され広大な駐車スペースとなっています。

切妻屋根の形状でありますが、その切妻側が異様に長く取られています。

正面のデザインと比べると、極めてシンプルな造りとなっています。



このような位置から眺めると、いかにも鉄道施設なのが感じられます。



ホーム側の駅舎には未だに「広尾駅」の駅名標がこうして残されています。

ドアーの向こうにはステンレス製の改札ラッチが見えます。



こちらも「出口」のプレートが残る通路。




駅舎正面から見たときの「左側」に当る部分です。

「建物財産標」など無いかなぁ~などと思いながら見ています。



廃止後、広尾町に移管された駅舎に乗せられた“鐘塔”

全くのオリジナル・デザインだと信じきっていましたが、それほどに違和感の無い構成であります。

むしろ、今の方が自然に見えるのですから不思議です。

2012年広尾駅の記事はこちらから。

なんと、2012年に訪れた時の広尾駅の時計も12時20分辺りを指しています。

通勤時のような正確さですね…

十勝バス案内所の係員の方に“鐘塔”のことを伺いました。

今は鐘の音は聞くことが出来ないそうです。





記念公園には、「ゴルフリンクス」と言っても疑わないほどの美しい「パーク・ゴルフ場」が整備されています。

本当に美しいスペースですね。



さて…いきなりの写真は、本日宿泊の洞爺湖のホテルから眺める夕暮れの洞爺湖であります。

私がこのホテルをお気に入りの一番の理由が、部屋の窓から見ることの出来るこの景色です。

(二番目は…「宇宙一?」と自讃する温泉かな)

繊細で雄大なこの景色は素晴らしいです。



そして食事の時のカットですが…

以前から修学旅行生のお客さんも多かったのですが、年を追うごとに外国からのお客さんが増えてきました。

観光地のホテルですからお客さんが増えるのは大変に結構なことです。

ただ…あまり賑やかな場所を好まないオジサンは、美しい景観のお気に入りのこのホテルを暫くは諦めようかと思いました。


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