Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

原爆ドーム 5月20日 2013年

2013-07-29 | Weblog
 ちょっと間が開いてしまいましたが、広島の続きです。

広島城を鑑賞した後、初めて「原爆ドーム」へ行ってみました。
これまで幾度か、広島を訪れましたが、なんとなく原爆ドームは敷居が高いような気がして、機会を逸していました。



しかし、広島城前の駐車場からはほんの5~6分の距離です。
オデ君を駐車場に預けたまま、原爆ドームへ歩いて行ってみました。

「原爆ドーム前」という名前の交差点、その向こうに象徴的なドームが見えてきました。
空がやけにうるさいのは、広島市電の架線(トロリーでしたか…)のせいですね。



おそらく「南海トラフ地震」の対策なのだと思いますが、原爆ドームの広場には写真のように工事車両でいっぱいでした。



「壁の調査」と書かれた看板には「原爆ドームの耐震対策を検討するため、補修材の充てん状況など壁の耐力を調査しており…」などと書かれています。

やはり「南海トラフ地震」に対する備えなのでしょう。







原爆ドームは1996年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。
しかし、アウシュビッツ強制収容所やビキニ環礁核実験場跡など「負の世界遺産」という、人類が過去に犯した過ちを繰り返さないよう戒めをこめて未来に伝える…という登録物件の1つでもあります。



姫路城もそうですが、こうして工事のための足場が掛けられてしまって「残念」と思う方もいるでしょうが、この姿はめったに見ることが出来ませんから、時代の移り変わりのワン・シーンとして捉えることもできます。

初夏の陽射しが燦々と降りそそぐ明るい青空のもと、足場が組まれ多くの工事車両が出入りし、普段の「原爆ドーム」の雰囲気とは異なってはいますが、それでもこの遺産が伝える歴史的背景を思うと、息苦しさを感じたひと時でありました。






「原爆ドーム前」の路面電車。
線路に敷かれた芝生と電車の形が、妙に美しく見えました。

この平和に満ちた風景を未来に残すため、原爆ドームは「負の世界遺産」として「人類の過去の過ちと平和の尊さ」を伝え続けていきます。


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旧御所トンネル 7月20日 2013年

2013-07-26 | Weblog
 本日は土曜日なのですが、出社していました。

予想以上に作業が捗り、まだ外は夏の陽射しが燦々と降り注いでいます。
「こうしちゃいらんね~」と、四谷の「旧御所トンネル」を鑑賞しに行ってきました。(仕事が早く終わったとか言いながら、カメラを準備しているのは、一体どー言うことなのでしょうね?最初から行く気満々なのでは?)

「旧御所トンネル」は、6月4日に書かせていただいた記事【東京鉄道遺産 「鉄道技術の歴史」を巡る 小野田 滋】に紹介されていた都内に残る最古のトンネルです。

通勤では、毎日中央線快速で神田へと向かいます。
事故とかで中央線が不通にでもなっていない限り、総武線を使うことはありません。
トンネル自体の存在は勿論知っていましたが、このような立派な坑門をもつ明治のデザインのトンネルだとはこれまで全く知りませんでした。(30年以上、毎日通っていたのに、です。小野田さんの本を読まなければ、一生気が付かなかったと思います。)


写真のプレートには「旧御所トンネル 317m」と書かれています。

1894年(明治27年)に甲武鉄道によって290mのトンネルとして完成したそうですが、後に信濃町方面の坑口を27m程延伸したため、明治時代の坑門は失われ、長さも317mとなったそうです。



地図の赤矢印のように、いきなりトンネルを見に行くのではなく、ゆっくりとその周りの景観を楽しむ作戦です。
(ちなみに、好きな食べ物は真っ先に食する性格です。今回は小野田さんの本を読んで、およそのイメージは掴めていましたので、慌てません。)



まずは、丸ノ内線のホームを俯瞰する星印の位置から、トンネルを見ます。
確かにレンガ積みのトンネルが、半分ほど口を開けているのが見えます。

その向こうには迎賓館の白いフェンスが見えています。



ホームを見下ろすことの出来る土手の上の遊歩道。
綺麗に整備され、なかなか気持ちの良い道でしたよ。



もう一度、トンネルの坑口を見てみます。



さて、一回りして四ツ谷駅に戻ります。
途中、見覚えのある場所が…

以前、タモリさんの「ブラタモリ」という番組で、「迎賓館」を紹介していたことがありましたが、「お帰り」はこちらの裏口からでした。
「あの時の門か~」なんて見ていました。



緑濃い歩道を駅へと歩きます。
「オゾン」が多いですかね?
都内の真ん中、こんなに人影も無く綺麗で気持ちの良い場所があるなんて…

桜のシーズンは一際美しい風景になるでしょう。



右側の赤矢印が先程、坑門を俯瞰していた場所です。

そして、左側の赤矢印が坑門がある位置です。



坑門を裏側から観察することが出来ました。
「この向こうが坑口か~」…なんてね。



四ツ谷駅に戻ってきました。
入り口正面に掲げられた駅名標…間近で見ると「デカイ」ですね!



いよいよ、丸の内線のホームに来ました。
ホーム先端までいって観察しますが…この位置からだと、送電線(架線(かせん)架空電車線(かくうでんしゃせん)鉄道関係では仮線、下線、活線等と区別するために“がせん”と発音されるそうですが…)を懸垂するポールが邪魔になってしまいます。

東京で生活する私達には別に風変りな風景ではなく、日常の当たり前の風景ですが、良く考えてみますと、JRの線路のその上を「地下鉄」の線路が越えていく…というのは、やはり不思議な風景かも知れません。



ここからは、「扁額」を観察してみました。
パラペット(胸壁)に扁額が平行に3つもあります。
文字が彫られているような、いないような…
その上の煉瓦は黒く煤けています。
蒸機の煤煙が付着して残っているのでしょうか…




ホーム先端から少し後退してこの位置に移動しました。
ポールも最小限、邪魔にはならずまずますのポジションです。



旧御所トンネルは完成当時は複線トンネルとして運用されていましたが、後年「電化」と車両の大型化など、また「新御所トンネル」の完成によって、単線トンネルとして運用されるようになりました。

なるほど、どうりで余裕が感じられる訳ですね。

本文中には、「旧御所トンネルの坑門図面」が掲載されています。
今は撤去されて見ることが出来ませんが、傘石の上部に「高欄」と、そしてポールが備わっていたそうです。

完成当時は実に威風堂々たる隧道だったでしょう。



この位置が、本文中に挿入されていた写真とほぼ同位置のようです。



最後に、総武線最後尾に乗車して、信濃町側の坑門を見ます。

4つ見える坑口の一番右側が「旧御所トンネル」ですが、こちらは、「新御所トンネル」と同じデザインになっています。

毎日、何気なく見ていた風景に、こんなに凄い構造物があったことに驚きます。
通勤定期で訪れることの出来る身近な鉄道施設。

遠くに出掛けるのも楽しいですが、身近でお手軽なお宝観賞…楽しかったですよ。



小野田 滋さんの「東京鉄道遺産」
お薦めですよ。


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ファーム富田 7月15日 2013年

2013-07-24 | Weblog
 いつものように4時半にはすっかり目覚めてしまいました。

朝食の時間までにはいくらなんでも早いので、朝の散歩に出掛けます。(クルマでですけど)

宿から15分ほど走って「望岳台」へ行ってみました。

駐車場には前日から泊り込んでいたと思しき登山客のクルマでいっぱいです。
富士山の影響もあるのでしょうが、こういう世界もあるのだと改めて感心しました。

宿の朝食もそこそこに、「ファーム富田」へと向かいます。
道はそれなりにスムースに流れて、8時には「ファーム富田」の駐車場に到着です。

しかし、そこには驚愕の光景が展開されていました。

すでに駐車場は満車一歩手前の状態で、私達が入庫した10分ぐらい後には「満車」のボードが出されていました。

まだ8時過ぎたばかりだというのに、凄い数の観光客です。

恐るべし!「ファーム富田」であります。

写真は創始者 富田徳馬氏のお孫さんで、会長の富田忠雄さんです。
「香水の館」の渡り廊下に掲げられていた写真です。

東京に戻り、こうして記事を書いている時に、「念のため…」と思い、Google の画像検索で検索してみたのですが、「富田忠雄」でヒットする画像はどれも白髪の年配の方の写真で、この写真はヒットしませんでした。

心配になり、ファーム富田へ電話をして、「香水館の渡り廊下の写真は、本人の写真でしょうか?」と伺ったところ、間違いなく本人の写真です…とのことでした。

実は、私もこの写真を見たときに、大変失礼ながら「北海道の農園主」にしては都会的な風貌で、もしやファーム富田を題材にしたドラマの俳優さんかな…などと思ったものですから…

間違いなく、会長富田 忠雄さんの20代の頃の写真だそうです。




こんにち、富良野国道に渋滞を起こしてしまうほどの、大人気ラベンダー園も、過去に苦難の道のりがあったことを示す「トラディショナル・ラベンダー」の説明です。

「ファーム富田」には、これまで3~4回は訪れていますが、このパネルをじっくりと読んだのは初めてでした。
(ピン留めされていますから、内容はその都度変わって張り替えられるのでしょうね)

さて、富良野から美瑛へと戻り、さらに旭川空港へと向かいます。

旭川空港から、飛行機で東京へと帰ります。

三連休中の北海道旅行…さすがに慌しかったです。

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北海道 富良野 美瑛 青い池 7月14日 2013年

2013-07-23 | Weblog
 このシーズン…7月に北海道を訪れるのは初めてです。

3連休の富良野…も初めてですが、これほど混雑しているとは想定外でした。
そもそも、北海道で渋滞なんて想像できませんでしたから。

8時過ぎには洞爺湖を出発して、富良野に着いたのが11時頃…すでに富良野国道231号線は歩いたほうが早いくらいの超渋滞です。
このまま、渋滞に任せても「ファーム富田」の駐車場に入れるのは何時になるか分かりません。

明朝早く出直すことにして、広域農道を走り渋滞をかわして、本日宿泊の「白金温泉」へと向かいました。

美瑛へと走っていますと、国道の渋滞も収まっているように見えます。

それならばと…上富良野の「フラワーランド」に立ち寄りました。



こちらは、「ファーム富田」とは違って、ほとんど混雑することも無く、あっさりと駐車することもでき、ゆっくり鑑賞することが出来ました。

私的には、花の観賞はこれで充分なのですが…

「フラワーランド」を後に、白金温泉へと向かいます。
裏道を選んで走り、あと5~6㎞程の地点で合流した道路は、またしても凄い渋滞です。

宿の手前に「青い池」という観光スポットがあるんですね。
ここからでは、もう迂回路がありません。

仕方なく3㎞ほどは渋滞にまみれ「青い池」を通過するまで、じっと我慢です。
ほとんどのクルマが、駐車場に向かう車でした。

1台出たら1台入れる…というシステムですので、やたら時間が掛かります。

青い池を通過すると、それまでの渋滞が嘘のように、ガラガラの道路です。



クルマを一旦、宿に預けて、3kmほどの距離を歩いて「青い池」に行ってみます。
3kmという距離はクルマなら、アッという間ですが、歩くとなると結構大変です。
40分ほど掛けて「青い池」に到着です。




確かに「青い」水を湛えた「池」ではありますが…こんな大渋滞を押してまででしょうかね?
駐車場までの道は未舗装路…そこにこのクルマの列です。

埃っぽくて「ゲホゲホ…」でした。
どうしても夏休みに「青い池」を見たいなら、平日の早朝が良さそうですよ。

さて、また40分掛けて宿に戻り、温泉に浸かったら「ビールだ!」です。



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洞爺湖 雲海 7月14日 2013年

2013-07-22 | Weblog
 夫婦の記念日の旅行と言いながら、結局自分の鉄道趣味に付き合せて、可哀想な奥さん…と、思った方は大変な間違いです。

昨日の鉄道技術館へ行く前、午前中は札幌郊外の定山渓温泉にご案内しているのです。

洞爺湖の「ウインザー」に泊まりたい…というのも、奥さんのリクエストです。
私も洞爺湖が好きで、毎年宿泊しますが、ホテルは湖畔の「サンパレス」ですから。
もっとも、オジサン一人では、ウインザーは恥ずかしいです。

上の写真は、翌朝、ホテルの部屋からの眺めです。
洞爺湖に雲海が広がり、中島の先端だけが雲の上に顔を出しています。

確かに、このような風景は、湖畔のホテルからは見たことがありませんでした。

この写真を撮ったのは、早朝4時半ですよ!
普段の仕事と全く同じ時間に目が覚めてしまう悲しい性でありました。



室蘭に奥さんの友達がおりまして、夜は湖畔の居酒屋で楽しい一時を過ごさせていただきました。(写真はホテルのロビーで、ここで飲んだ訳ではありません。飾られた花と黒く沈んだ洞爺湖の夜景がきれいだったので、Gx200で撮ってみました)



朝食前にホテル前の散歩道を歩きます。
空気がひんやりしていて、木陰では肌寒いくらいでした。

北海道を旅行していると、早朝に雲海を見ることはそれほど珍しいことではありません。
しかし、洞爺湖一面にたなびく雲海と湖面に反射する朝陽の輝きには、新鮮な美しさを感じたのでありました。

さて、散歩後は朝食です。



ウインザーの朝食バイキングは、私が普段宿泊しているホテルとは食材からして違うみたいです。(宿泊料金が全然違うのだから当たり前ですね)

これは奥さんのプレートです。
やっぱ、綺麗に美味しそうに盛りつけられています。




こちらは、私のプレートです。
いくら”和食党”とは言っても、いかにも面倒くさくてやる気の無い盛り付けです。

朝のヨーグルト(グズグズになっていますが…)と納豆は必須なのですが、生憎、納豆は用意されていませんでした。


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北海道旅行 サッポロビール園 7月14日 2013年

2013-07-22 | Weblog
 苗穂工場のすぐ隣、北海道観光のメジャー・スポット…札幌ビール園に行きました。

こちらのビール園に来園する方の99.999%は、ビールを飲みに訪れるお客さんだと思います。

しかし、私達(私か?一緒にしないでくれといわれそうですから…)は、クルマを駐車場に預けると、真っ先にSLが展示されているスペースへと向かいました。



お目当ては、この「9643号機」です。
昨年は近くの「キリンビール園」のD511052号機を鑑賞してきましたが、今年は「サッポロビール園」ですよ!

ほとんどSLを鑑賞する人もいない貸しきり状態のSL君を撮影し、「撤収!」です。
ホントですよ!
サッポロビール園に来て、SLの写真撮ってビール飲まないで撤収です。

さて本日、次の目的地「洞爺湖」へと向かいます。


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北海道旅行 北海道鉄道技術館 7月13日 2013年

2013-07-22 | Weblog
 開館日のハードルが高くて、なかなか立ち寄ることが出来なかった北海道鉄道技術館です。
この度、カシオペアのお陰でようやく訪れることが出来ました。

作業服姿のお二人のポーズが変わっているのは…線路を横断する時に「指差し確認」をしているからなのでした。



建物は、美しいイギリス積みで建築されています。
このレンガ積みを見るだけでも、わくわくします。

「鉄道技術館」の書体は変わっていますね。
連続しているから、読めるようなものの、一つずつだと読めないかも…

北海道鉄道技術館の正面入り口ですが…
面白いものに気が付きました。



ほら、階段の補修?に、こんなプレートを使っていますよ。
「日本国有鉄道」に「JR北海道 苗穂工場」のプレートが並んでいます。




こちらが、会いたくてもなかなか叶わなかったSL君…C62 3号機です。

3年目にしてようやく会えたね。



そして、D51 237号機君です。



私が夢中でSL君達を撮影している間に、記念スタンプを押してきてくれました。
皆(夢中でSLを撮影している方々のこと)同じような雰囲気(オーラか?)を醸しているのが可笑しかった…そうです。



これで9月の北海道旅行…ルートや日程にかなり自由度が増します。

北海道鉄道技術館の模様は、また日を改めて書かせていただきます。




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北海道旅行 カシオペア  7月12日 2013年

2013-07-20 | Weblog
 あれ?
毎年、北海道旅行は9月じゃなかったの?…と、言われそうですが、今回は夫婦の記念日で、「カシオペアに乗ってみたい」「富良野で満開のラベンダーを見てみたい」とのリクエストにお答えして、7月の3連休を利用して出掛けてきました。(9月の北海道旅行は、改めて一人で行ってきますよ)

13番ホームを16時20分に出発するカシオペアです。
出発までまだ時間がありますので、運転手さんもリラックス・モードです。

やはり人気のある列車で、この日は「満席」でありました。
私共も3月頃には旅行社に予約を入れていましたからね。



憧れの「カシオペア」
ブルーのボデーにスターマークが、爽やかな初夏の旅行気分を盛り上げます。



「カシオペアに乗って北海道へ行きたい」というのは、奥さんのリクエストですからね、言っておきますけれど…。



チケットは3ヶ月以上前に旅行会社に予約を入れたのに、もうその時点で“フレンチ”のディナーは売り切れだったそうです。
そんなのってあるのでしょうかね?

ま、私は和食党ですから、和食コースで充分満足なんですが…

寝台特急カシオペアのビュッフェでのディナーは、レストランのそれとは違って、なかなかに非日常的で楽しく、印象的でありました。


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広島城 5月14日 2013年-02

2013-07-17 | Weblog
 さて、広島護国神社の鳥居を右に見て、裏御門跡から本丸跡へと歩きます。

丁度、正面に見える階段に次の写真のパネルが設置されています。




地図の「桜の池跡」とある辺りに、夏草を刈り取って清掃している係りの方たちがいました。
作業中でしたが、綺麗に清掃され、実に爽やかな雰囲気でした。

盛岡城跡を鑑賞した際にも感じましたが、地域の方々にとても愛されている雰囲気が伝わってきます。



天守閣へと向かう途中に「広島大本営跡」があります。

次の写真の説明にもあるように、大本営跡の建物は原爆により倒壊、現在は、基礎石のみがこうして保存されています。
(ただし、近年の研究の結果、倒壊の原因は原爆の爆風ではなく、建物の自重によって倒壊した…ということが報告されているようです)





こちらは、天守閣の基礎石を原形のままここに移設したものだそうです。



少し引いて、全景を見てみます。
こうしてみますと、いつも思うのですが…
天然石をこうして並べて、よく水準がでるものだな~ってことです。

以前、ガレージのバーベキュー・コーナーを自作したときに、レーザー水準器を使っても基礎の水準を出すのに一苦労でした。
ま、土木のド素人の私と比較すること自体、ナンセンスかも知れませんが、それにしても凄いことだと感心します。




ふぅ~
階段を昇りきると天守閣の入口です。



原爆によって倒壊してしまった天守閣は、復元天守閣として再現されました。
外から見ると、「木造」っぽく見えますが、SRC(steel reinforced concrete)構造で建設されているそうです。

内部の博物館は近代の建築物そのものです。

これは天守閣を鑑賞した後に撮ったものです。

観覧券(¥360)とパンフレットです。







天守閣入館時に配布されるパンフレット。



同じく、入口に置いてある広島城跡マップです。
手作り感のある見やすいマップでした。













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広島城 5月14日 2013年-01

2013-07-16 | Weblog
 昨日の雨が綺麗に上がって、若干もやが残っていますが晴天の予感です。

ホテル前の桟橋からは、宮島や江田島への高速船に乗船できます。

9時過ぎにホテルのロビーで乗船券を購入出来るので、江田島へ行く気満々でした。
「良し!行くぞ」なんてね。



桟橋から振り返るとこんな感じです。
まだ朝も早いうちから、海岸を散歩します。

朝食を済ませ、チェックアウト…ロビーで船会社のカウンターがオープンするのを待つ間に、江田島の情報収集の為にiPhoneでホームページをパラパラ見てみます。

フラッと行って好きなところを勝手に散策できるのかと思っていましたが、どうやら勘違いのようです。
(そういうことは、前日までに調べておけばよいのに…露天風呂に入ってビール飲んで寝てしまっていますからね…)

しかも、再びホテルの桟橋に戻ってきて、マツダ・ミュージアム見学の集合時間 1時半には、ギリギリかちょっと間に合わないかも…

かなり忙しない状況になりそうです。

チケット販売まであと5分…というところで、「やーめた!」と、瞬間心変わり。
これも一人旅、誰とも約束をしていない気安さです。
(午後からは、マツダ・ミュージアムの予約をしていますので、午前中まで時間の束縛をされるのに嫌気がさした…ともいえます)

昨日断念した、広島城へ向かいます。



広島城のホームページによると、市営中央駐車場が便利のようです。

しかし、その駐車場はグランド下の地下駐車でした。
立体駐車場や地下駐車場は、GPSのアクセスが無くなり気が進まないのですが、仕方がありません。
ただし、広島城天守閣に入館した場合は30分のサービス券がもらえるみたいでした。

歩き始めて、最初に目に止まったのが、中堀跡碑 です。
昨日の雨で壊れてしまったのか、ビニール傘が捨てられています。





透き通った青空(若干、雲が多いけれど…)を背景に、太鼓櫓を見ます。



これはですね…太鼓櫓を撮ったのではなく、前日の雨か朝露か…草に付いた水滴が太陽の光を浴びてキラキラと輝いていて、そのキラキラ加減を撮ったつもりなのですが…分かりますか?
七色に輝く水滴の様子が…



肌に感じるほどではなかったのですが、堀の水には風の立てる小さな波紋が広がっていました。



亀がプカ~って浮かんでいました。
目がトロ~ンとして気持ち良さそうです。



堀の石垣鑑賞の後は、いよいよ城内には入ってみます。




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大和ミュージアム  零戦62型 5月13日 2013年

2013-07-10 | Weblog
大和ミュージアム、もう一つのお目当ては…零戦62型 です。

展示の機体は、後の説明パネルにありますように、エンジントラブルにより琵琶湖に不時着水、水没した機体を、後に引き揚げ修復したものだそうです。




近代化産業遺産の認定証も共に展示されています。




尾輪、尾灯 です。



引いて見てみますと、博物館などの展示に良くみられる「ウマ」を架ってあります。

タイヤやサスペンション、機体などに負荷をかけない処置なのでしょう。

クルマの場合は、タイヤとボデーとのクリアランスが妙に広がって、せっかくのプロポーションが崩れてしまいあまり好きな手法ではありませんが、航空機の場合は、それはあまり関係無いようです。

「サハルナ」だって…



展示の機体のスピンナーは塗装が施されていません。
本土で使用された機体にはこのような仕様のものが装備されていたのでしょうかね…
実際に搭乗された方の監修のもとに復元されたのですから、間違いはないのでしょう。

私はこのスピンナーを見ると、坂井三郎さんの「大空のサムライ」の逸話…南方の基地でスピンナーを鍋にして機械油で天ぷらを揚げて食した…という話を思い出します。

そして、翌日は皆「超下痢」だったそうです。

翼には、20mmと13mm機銃 を見ることが出来ます。





零戦62型と栄エンジン…下の説明パネルにあるギアケースに刻印が見られるはずなのですが、この位置からは確認できませんでした。

この栄エンジンは、たった4本のボルトによって機体に固定されるそうです。









13mm機銃の展示です。
本体はすっかりサビサビですが、こうして実包と一緒だと俄かに存在感が際立ちます…つまり、何をするものなのか、はっきりと分かるということ。(もちろん、実包といってもダミーなのは当然でしょうが…)




13mm機銃…と、表示されています。
これと20mm機銃とが、右の翼に搭載されてたのですね。




左から、三式空一号無線電話装置  13㎜機銃弾倉  酸素ビン の順です。

特に興味深いのが、左の「三式空一号無線電話装置」です。
展示品は、無線電話装置のどの部分なのかな~なんて想像してみていました。

電話装置というからには、送信機と受信機それぞれ真空管を使った装置のはずで、かなり大きな装置を想像していましたから、まさかこの部分だけで完結しているはずは無いと思います。




濃緑の機体に赤いペイントが鮮やかです。

私は、21型の機体に施された黄色掛かったグレーの塗色が好きです。



二階テラス部からキャビンの中を観察してみます。

パネルに空孔も見られますが、計器の状態は綺麗に見えます。



零戦62型の鑑賞をたっぷりと楽しんで、ミュージアムのショップでピンズなどを購入。
余裕で本日の宿泊地、宇品の広島グランド・プリンスホテルへと向かいます。

今回、このホテルを選んだのは、「静かな場所で温泉に入りたい」「駐車場は平置き」という希望に、広島出身の知人が推薦してくれたからです。
なるほど…広島市内からは離れていて、静かで露天風呂もあって、満足度の高いホテルでしたよ。

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夏だ! ビールが旨い! 

2013-07-08 | Weblog
 7月6日 11時頃 2013年関東地方の梅雨明けが発表されました。

「やった!」待ちに待った「夏!」です。
例年より15日早く、昨年より19日早い梅雨明けの発表だそうです。

土曜日は田舎のガレージに行っていました。
かなり強い風が吹いていて、気温ほど暑さは感じませんでした。

取り敢えず、梅雨明け記念に、大好きな「ビール写真」を撮ってお祝いです。
(大急ぎでビールを注いで撮影しましたが、水玉模様がちょっとイマイチでした)
プロの「ブツ撮り」じゃありませんから、飲む気満々で撮っていますので、忙しないです。

今回は、ダッチ・オーブンで夏の暑さを表したつもりですが、さすがに着火する勇気はありませんでしたね。

よし! … 夏だ! ビールだ!


 

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大和ミュージアム 5月13日 2013年

2013-07-04 | Weblog
 毎度同じように、東京を早朝4時頃に出発して東名、名神、山陽道と走ります。
本日の目的地は広島 大和ミュージアムであります。

写真は、大和に搭載されていた(…と、思う)零式水上観測機…通称零観です。
こちらも作り込みが凄くて、ラダーの辺りの凸凹さ加減なんて本物と見紛う出来栄えです。

もう少し長いレンズを持っていたら、後部7.7mm機銃の細部を見てみたかったです。



関東では何とか持ちこたえていた天気も大阪を通過する頃に降り始め、広島に到着する頃にはすっかり「本気の降り」になってきました。

GPSの表示では、目的地“大和ミュージアム”の到着予想時間を12:53と表示しています。
確かに、大和ミュージアムでのファースト・ショットのデータを見ますと12:59となっていますので、まずまずの正確さだと思います。



生憎の天気にも拘らず、大勢の観光客が訪れていました。

大和ミュージアムというのは愛称で、「呉市海事歴史科学館」というのが正式な名称のようです。
ま、大和ミュージアム…の方が、分かり易いしストレートに表しているので良いのではないでしょうか。



入館料500円のチケットを購入して早速、入館します。





入口の混雑の割には館内に人は少なく、見たいところを自由に鑑賞することが出来ました。

初めて大和ミュージアムを訪れた時には、その圧倒的な大きさに(その辺の釣り船よりも遙かにデカイです)驚嘆したものですが、三回目にもなりますと「大きさ」よりもその作り込みの凄さに目を配る余裕が出てきました。




赤矢印の風向風速計なんて、風があったら本当に動きそうです。



大和のスクリューって、本当にこういう形だったのでしょうか?

なぜって…青函連絡船 羊蹄丸、摩周丸、八甲田丸 などで、本物のスクリューの展示を見たのですが、もっと“リアル”な形をしていました。
しかし青函連絡船の時代とは違うので、こういうものだったのでしょうか…



こういうショットを見ると、なぜかディズニー映画の「パールハーバー」を思い出すのです。





零観の近くには、フィギュアも展示されています。
グッと近寄りますと、表情まではっきりと分かります。



「長門」の軍艦旗が展示されています。



説明パネルにあるように、人気番組「開運!なんでも鑑定団」に出品されたものを、石坂浩二さんが購入し、この大和ミュージアムに寄贈されたそうです。

写真のように、軍艦旗を広げた姿を見てみたかったです。




相当に大きな展示ですので、こうして2階テラスから俯瞰してようやく全景を撮影することが出来ます。



大きなグラス・セクションから自然光がたっぷりと採光されています。
夜にライトアップした姿とか、最近流行のプロジェクション・マッピングで水面を描写してみたら凄い臨場感を味わえるのではないでしょうか?



大和ミュージアムの2階テラスからは、お隣の「てつのくじら館」を展望できるスペースが用意されています。

こちらは「本物」の潜水艦です。
それにしても、潜水艦ってデカイんですね。






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C57 57号機 幸福な蒸機 大蔵運動公園 6月30日 2013年-02

2013-07-03 | Weblog
こんな感じのタイトル写真で始めたかったのですが…

良く見ていただくと、煙室扉にはスポット溶接がされていて、不用意に開かないように配慮されています。
鎖でグルグル巻きにされているものを見かけますが、この方が美しくスマートですね。

  


「おっと!」…
安心してくださいね。
よろけているのではなくて、ボイラーの上を、ダッシュしているのです。

元気良い子供達ですね!…っていうか、これまでの写真でお分かりのように、SLによじ登っている“元気な子供達”のほとんどは女の子ですよ!



煙突部にはパネルで蓋がされているようで、落下してしまう心配はなさそうです。




説明パネルは温かみのある表現で、とても好感が持てます。



C57 57号機の経歴やスペック説明パネルです。
詳細に説明されたパネルに落書きなども無く、綺麗にメンテナンスされていて、見ていて気持ち良いです。



少し引いてみますと、C57 57号機はこのような場所に佇んでいるのです。



お父さんも立ち会って、子供を蒸機に登らせています。
この子も女の子ですね。

コンプレッサーの辺りからもグイグイ登っていきます。
活発な子供達ですね!




キャブ周り…なんだか現役の雰囲気です。

この仕事した塗装屋さん…上手だと思います。

注意深く観察してみますと、所々パーツが外されていることに気が付きます。
紛失してしまったのかと思いましたが、多分そうではなさそうです。

子供達が取り付いたりぶら下がったりした時に、挟まったりしないように微妙に取り外しているのでは…と、思いました。




タイトルを「幸福な蒸機」としましたが、勿論SLに感情なんてある筈は無く、むしろこうしてSLに触れて無心に遊べる子供達とその親達こそ幸福なのだろうな~と思いました。



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C57 57号機 幸福な蒸機 大蔵運動公園 6月30日 2013年

2013-07-02 | Weblog
都内在住の方でも「大蔵運動公園」…というと、あまりご存じ無い方も「砧公園」とい言えば「あぁ…あそこね」と言うと思います。

世田谷区の公園の一つで、環状8号線から見ると砧公園の裏側に位置します。

いつも蒸機ネタの時のオープン画像はナンバープレートとヘッドライトの辺りを切り取ったドアップ写真なのですが、今回は「幸福な蒸機」というお題にピッタリのシーンがありましたので、この画像にしてみました。(…というか、この蒸機を見て、最初に浮かんだのは幸せそうなSLだな~ってことでした)

新緑の大樹を背景にグリーンのボーダーにポニーテールの少女…普段ならこのような写真は絶対に撮りませんが、その立ち位置を見てください。
ありえないその立ち位置とは…蒸機のキャブ屋根の上です!

普通のママさんが見たら卒倒してしまいそうなその場所に子供が立っていました。

しかし、驚くのはこのショットだけではありませよ。

「幸福な蒸機」と題した今回の蒸機ネタ…C57 57号機 ご覧ください。
きっと「成るほど~」と思われることでしょう。



前回の大塚台公園C58 407号機の記事を書いていて、暫くぶりに蒸機を見たくなりまして、6月の最後の日曜日、お天気に釣られて大蔵運動公園のC57 57号機を鑑賞に、bD-1 で出掛けてきました。

砧公園には子供が小さい頃によく遊びに連れてきた記憶があります。
自宅から3~4Kmほどの距離ですが、その裏側の大蔵運動公園にはほんの2.3回しか来たことはありませんでした。
まして、ここにC57 57号機が展示されているなんて、蒸機に興味を持つまで全然知りませんでした。



上の写真にも小さな頭が写っていますが、ちょっと引いてみますと、ご覧のような状態です。




いつもの「お約束」連結器の写真を撮っていると…



あれ? もう、別の集団が来ています。



子供が写らない場所を探すのは困難なくらい、皆、思い思いの場所でSLに取り付いています。



子供たちにとっては、名機C57 も、超面白い“遊具”にしか過ぎないのでしょうね。
デザイナーさんが“子供向け”に安全設計した遊具などよりは、「生のSL」の方がはるかに面白いと思います。

SLが展示されている周りには、子供向け?遊具が設置されていますが、子供達は殆ど興味を示さず、もっぱら親の休憩所になっていましたよ。



子供たちのあまりの“元気”にゆっくりとSLを鑑賞する暇もありません。
しかし…このC57 57号機の佇まいは実にしっとりといした“いい感じ”であります。

ペイントの感じも、屋外展示にありがちな干乾びたような“カサカサ感”や厚塗りの“ベタベタ感”が無く、マットな感じが素敵です。




テンダー部も良い感じの光沢を放っています。





一応、こうした注意書きが掲げられてはいますが…(管理責任上当然でしょうけど)子供たちは皆、我先に屋根によじ登っていきます。



お父さん達も本当は登ってみたいのだと思います。
子供たちはお父さん達が見守っているので、安心してはしゃいでいるようです。

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