Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

幌似駅 旧岩内線 8月28日 2017年

2018-02-28 | Weblog
ゆっくりと室蘭を出発します。

本日は小樽を目指しのんびりとドライブを楽しむ予定であります。

洞爺湖を回りニセコや羊蹄山の山容を楽しみながら、ダラダラ走ります。

本日は週の始まり…月曜日でありますが道路を走るクルマの姿は多くありません。



予定にはありませんでしたが「通り道…」だったので暫くぶりに「幌似鉄道記念公園」に立ち寄ることにしました。



駐車スペースにも園内にも人の姿はありません。

「そうか、今日は月曜日かぁ…」



幌似鉄道記念公園は赤矢印の辺りにあります。

ちょうど国道と道道の分岐の辺りですね。



鉄道記念公園の沿革が記されたプレート。

初めて訪れた時と変わらず綺麗です。

2013年 幌似駅の記事はこちらから。



駅舎は施錠されていて中は観賞出来ませんが園内の展示は観賞することが出来ます。

初めて訪れた時から4年が経ちますが、公園は当時のままに美しく保たれています。

地方の鉄道施設や遺構を見て歩いていつも感じるのは「地元愛」です。

本当に綺麗に保たれています。



展示されている駅名標

フレームはオリジナルなのかも知れませんが…プレートは「レプリカかな?」と当時は(2013年)思っていました。

今見るとすっかりフレームとパネルが馴染んで同化しています。



そうです…毎度ありがちな本日は「休館日」であります。

しかし、2013年に訪れた際にじっくりと観賞させていただきましたので、オーケーです。

窓ガラスには、オデ君とオジサンの姿がしっかり写っています。



ホーム側の駅舎姿です。

現役駅舎と見紛うほどの美しさと臨場感、あの引き戸から乗客が現れそうなほどです。



駅沿革にもありましたが…この駅舎はバイパス道路建設のためにセットバックしています。

かつての「岩内線」路盤はこの先に見える道路に姿を変え地域の方々の生活を支えています。*交通量はとても少なかったです。


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上ノ国 勝山館 8月27日 2017年

2018-02-19 | Weblog
これまで北海道には「五稜郭」「松前城」と2城しか存在しないのかと思い込んでいました。

しかし「続日本100名城」に「上ノ国勝山館」「志苔館」が追記されました。

「そうだったのかぁ! 早く言ってよね!」と本年はこの2城を観賞することにしました。

まずは「上ノ国勝山館」です。



勝山館と上ノ国駅のロケーションは上地図赤矢印のようになります。

江差駅から上ノ国駅方面へ戻りさらに228号線を「道の駅 上ノ国もんじゅ」方面へと走ります。

道の駅手前に「上ノ国勝山館」への入り口があります。

このあたりは殆ど毎年といってよいほど通っていました。

「へぇ~ こんなところに…」という感想です。



パーキング・スペースにはオデ君のほか1台しか駐車車両はありません。

早速、ビジターセンターのような…「勝山館跡ガイダンス施設」に行ってみます。



ちょっとドキドキしましたが、「開館中」のプレートを見てホッとします。

これまでも「休館」とかになかされましたからね。

本日は日曜日ですから心配は無用でした。

入館料金は大人¥200 でありました。



館内には発掘された資料が展示されています。



特に目を引かれたのは「土葬墓」の展示です。



「屈葬」という作法で葬られた墓跡。

実は…

石垣や城跡には強い興味があるのですが、こういう墓跡等はちょっと引いてしまうオジサンであります。



ガイダンス施設から一望する勝山館跡

細い道が続いています。

この道に沿って遺跡を観賞します。

*空に黒い筋が幾条も写ってしまっています。

レンズにCPLフィルターを装着したままでしたので強化ガラスの熱処理の歪が写ってしまったのでした。

横着者ですので、いちいちフィルターの付替えが面倒なんです。



こちらは施設内に展示されている勝山館跡のジオラマ。

左右の空堀に囲まれた城砦の様子が良く分かります。

写真下中央あたりまで観賞してみようと出発します。



ガイダンス施設前の細い道を歩くと、このT字路に当たります。

ここを左に歩きます。



搦手(搦め手)に向かって歩くと途中に「ゴミ捨て場」「土葬墓群」そして「水場跡」の案内プレートが。

城砦といえ人の暮らしのある場所ですから、当然こうした施設は必要ですが…

搦手の近くに「ゴミ捨て場」「土葬墓」「水場」ってどうなのかなぁ? なんて思いました。



「搦手の構え」の説明プレート



搦手門は写真前方の橋の先に構えられていたようです。



搦手門をさらに先に歩きます。

視界は急に広がり日本海が映ります。

赤矢印部他3箇所に櫓門支柱跡があります。



説明図の四箇所がそれに当たります。

イラストが櫓門があったとされる往時のイメージだと思います。



建物の基礎部分と見られるこのスペースは城代(城代→城主の代理に城を管理する人)の住居跡との説明です。



身分の高い方の住居らしく立派な居住スペースであったようです。



先程、ガイダンス施設のジオラマで見た目的の先端部まで来たようです。



橋のその先は道幅も狭くなり「搦手」らしい風景となってきました。

道は続いているようですが…観賞はここまで引き返します。



本日8月27日の散策ルート図です。

ここ勝山館から228号線を江差方面に戻り、277号線を八雲へ走り道央道に乗って室蘭へと向かいます。

本日は室蘭の友人夫妻と飲み会のお楽しみであります。



本日の走行は307Kmでありました。

箱館丸や500m見通し灯からスタートした本日の観賞。

快晴の天気にも恵まれ実に楽しい一日でありました。




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江差駅 江差線 8月27日 2017年

2018-02-09 | Weblog
江差線終着駅「江差駅」

起点となっている「五稜郭駅」から営業キロ数 69.9Kmとなります。



上ノ国駅からは海岸線の国道228号線を走ります。

所々に鉄道遺構の赤いペイントのガーダー橋などが目に入ります。

画面左に「橋台」が写っていますがその隣の橋脚に架かるガーダー橋は撤去されているようです。



国道を右折し江差線路盤跡の右側(*江差駅に向かって)を走ることにします。

毎年、江差線を観察してきましたが路盤の右側を走るのは初めてです。

早速、江差線鉄道遺構に対面です。

相当立派な造りの構造物です。

これを撤去するのは大変そうです。

このままの形で江差線の面影として遺されるのでしょうか。

50年とか100年とか…いまの日本とは様変わりした時代の人の目にこの遺構はどのように映るのでしょう?



すっかり夏草で覆われた路盤。

まだここに鉄道が走っていたことが分かります。

先に見える歩道橋。

江差線DVDに江差駅を俯瞰したシーンを見ることがありました。

「ここから撮影したのかなぁ~」




以前から気にはなっていた歩道橋に上ってみることにします。

歩道橋脇の広スペースにオデ君を停めます。



路盤脇には菜園のようなスペースが…



歩道橋は「南ヶ丘」という名称のようです。



歩道橋から木古内方面を見ます。

少し明るい草色の路盤跡がゆるく右にカーブして続いているのが見えます。

右側の赤い屋根の住宅。

人の生活感は薄いです。

画面左側には縁石から鼻先を出したオデ君が見えます。



今度は江差駅方面を見ます。

薄く続く路盤跡の先に…

「あれ?」

重機の姿が見えます。



何と!

江差駅構内は多数の重機の姿が…本日は日曜日で作業は休みのようで作業員の方の姿は見えません。

路盤はもちろん、駅舎の姿も消えてしまっているようです。

「大変だ!急いで現場に行かなければ!」



江差駅前ロータリーに到着!

やっぱ、江差駅舎は跡形もありません。

駅構内はすっかり造成され鉄道遺構の跡形はありません。



工事標示板を見ます。

道路工事、上下水道工事、団地造成工事 となっています。

駅構内跡地には「新陣屋団地」という名称の団地が建設されるようです。

平成29年中には全ての工事が完了し、30年からは、団地の建設が行われるのでしょうね。

2018年も江差線の観賞は続けるつもりです。

2016年江差駅の記事はこちらから。

2016年と2017年の駅跡のギャップをご覧ください。




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上ノ国駅 江差線 8月27日 2017年

2018-02-07 | Weblog
上ノ国駅は「上ノ国商工会館」の一角にありました。

鉄道駅と自治体・民間などの商業施設が併設された様式を合築というそうです。

地域のコミュニティーセンターが駅と合築された施設はふるさと銀河線の駅によく見ることができます。

*都内のターミナル駅に見られる巨大商業施設は「駅ビル」って呼ばれますね。

上ノ国駅もこうした様式の駅でしたが、今は駅部分はクローズされています。



旧上ノ国駅部分(赤矢印)に比べると商工会館の立派さが際立っています。

2016年 上ノ国駅の記事はこちらから。



建物横を歩いて駅構内に出ます。

若干、予想はしていましたが…

上ノ国駅構内も昨年から大きく変貌を遂げています。



旅客ホームと路盤には枕木とレールが残されています。

レール脇には紡錘形をしたピンク色の花が…

この花はもしかしたら「ルピナス」でしょうか?

右手貨物引込み線路盤の枕木やレールはすっかり剥がされています。



ホームに上って路盤を見ます。

レール脇に積み上げられた石材。



この石材は貨物線ホームを解体した際のものではないでしょうか?



ホーム先端部まで歩きます。

右手にあった貨物線のホームは撤去され姿を残していません。

貨物ホームに設置されていた貨物積み込みの際に使用される「スロープ」も跡形も無くすっかり整地されています。



路盤に残されたレールはホームの先端部に合わせるように切断されています。



ホームから路盤に下り木古内方面を見ます。

この感じ…何かインスパイアーされるものがあります。

この配置、もしかしたら「交通公園」を造成する為の工事なのでは?



江差線上ノ国駅…営業時から毎年その姿を見てきました。

2018年も江差線跡の観賞は続けるつもりです。

この次に訪れるときにはどのような姿を見せてくれるのでしょうか?

いまから楽しみであります。


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中須田駅跡 江差線 8月27日 2017年

2018-02-02 | Weblog
宮越駅跡、桂岡駅跡と、跡形もなくなってしまった残念な物件を見てきました。

中須田駅跡はどうなってしまったのでしょう?

道道から200mほど入ったところに中須田駅のダルマ駅舎があるはずでした。



しかしその場所はすっかり更地に変貌していました。

撤去した鉄道廃材が片隅に積まれています。

「はぁ~中須田駅…君も姿を消してしまったかぁ…」

2016年中須田駅の記事はこちらから。



ダルマ駅舎もホーム、そこへ上がる階段や枕木、レールも撤去されています。

少し先の草叢には撤去を免れたレールがかすれて見えます。



道路を隔てた向こう側には住宅のような建物もありました。

建具をオレンジ色のパネルで塞がれたそれは、やはり鉄道関係の建物だったのでしょう。

跡形も無く撤去され、廃材を取り囲むように夏草が生い茂っています。



路盤跡に立って江差方面を見ます。

手前にはレールが外された枕木とバラストが残されています。

外されたレールはその脇に置かれています。

先には路盤に残されたレールが見えています。



もう少し先のレールが残されているところまで歩きます。

レールは黄色い花をつけている夏草の中へと吸い込まれていきます。

路盤に立つ昭和生まれのオジサンに「そこにはただ風が吹いているだけ…」というフレーズが過ぎっていきました。


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