Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

桂岡駅跡 江差線 8月27日 2017年

2018-01-30 | Weblog
道道脇には今も立派な「案内標識」が残されています。

「桂岡駅」と表示されています。

その先にも「桂岡駅入り口」のプレートが見えています。



先の「湯ノ岱駅入り口」のプレートと同じデザインです。

初めて江差線廃線跡を訪ねる方にはとても分かりやすいランドマークです。

しかし…これだけ立派な案内標識やプレートが残っている為、期待値は上がりますが…



昨年見た工事標識に「鉄道施設物建物等撤去」と記載されていた通り、鉄道駅付帯設備はすっかり撤去されています。



かつて路盤があった場所です。

枕木もレールも撤去された路盤は夏草によってその存在も判別がし辛くなっています。



木古内方面を見ます。

こちらは工事車両の出入りがあるためにしっかり「道」としてその存在が分かります。

ホームの盛土も撤去されたようです。

2016年桂岡駅の記事はこちらから。



建機が置かれている辺りまでは「道」として路盤が残っていますがその先を見ますと…

夏草が生茂りその先に歩を進めるのを拒むかのようです。



振り向いて江差方面を見ます。

やはり駅構内より先は路盤跡すら見えないほど夏草が繁茂しています。



駅跡に立ち道道を見ます。

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宮越駅跡 江差線 8月27日 2017年

2018-01-29 | Weblog
昨年も宮越駅の変貌には驚かされました。

「今年はど~なっているのかなぁ~」と宮越駅跡に到着して「うっそぉ!」

期待に違わず今年もビックリさせてくれました!

駅待合所の基礎部はただの砂利になっています。



それだけではなく、ホームや階段、路盤のレールも枕木も何もかも撤去されています!

駅待合所は昨年撤去され基礎部だけが残されていました。

木造の待合所は管理・保存などで撤去も仕方がないのかなぁ~と思っていましたが、ホームやレールなど一切、撤去されてしまうとは思っていませんでした。

ガッカリです!

2016年宮越駅の記事はこちらから。

2016年と2017年のその姿の変貌振りに驚いてください。



路盤跡に残されたのはバラストのみです。

このまま放置されれば、夏草に飲み込まれ路盤跡すら判別できなくなるでしょう。



駅待合所基礎があったのがピンクのフレームで示した部分です。

けっこう立派な待合所だった印象がありますが、取り壊したあとは意外と小さなスペースです。



木古内方面を見ます。

すっかり夏草が生茂り、路盤跡も飲み込んでしまいそうな勢いです。



駐車スペースにはオデ君の他に3台の車両が駐車していますが、ドライバーの姿はありませんでした。

殆ど人に会うことはない廃線巡りであります。

都会では古い建造物が取り壊され近代的お洒落ビルに生まれ変わってゆく光景は日常的であります。

一方、北海道の廃線跡では、そこに多くの人々の生活があった場所が原野に還ってゆく光景が珍しくありません。

鉱山業、林業、漁業などで活気に溢れていた北海道のその光景は再び戻ってはこないのでしょうか…

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天ノ川駅跡 駅じゃないけど… 8月27日 2017年

2018-01-25 | Weblog
湯ノ岱駅と宮越駅との間に「天ノ川」という駅ではない“モニュメント”が設置されていました。

江差線営業時には道道5号線を江差に向けて走っているとその左手に自然と目に入ってくる構造物、それがモニュメント「天の川駅」でした。

いま同じように道道を走っていても、過去にその存在を知っているオジサンでもぼ~っと走っていると通り過ごしてしまうほどにモニュメント跡地は変貌しています。



モニュメント天の川跡地には、その導入路に「踏切」の注意喚起プレートとカーブミラーが残されています。

この雰囲気は北海道廃線駅跡の雰囲気そのものです。



路盤跡にはレールがまだ残されています。

勾配標なども残されています。



右手草薮のなかに僅かに見えるコンクリート構造物は「天の川駅」モニュメントの基礎部であります。

『北海道夢れいる倶楽部』によって設置、管理されていたモニュメント…

もちろん、「駅」ではありませんから列車が停車することはありませんでしたが、北海道から土地を借り受け地域の観光・振興のために展示されていたモニュメントであります。

天の川駅現役時の記事はこちらから。



ちょっと傾いているように見えるけど “ L”を示している勾配標…Level 「平ら」ってことですね。



距離標も残されています。

「64」という数字が読めます。

これは五稜郭駅を基点とした江差線の営業キロ数を示しています。

かなり雰囲気がある距離標です。



さらに先に進みますと橋梁に続くレールが見られます。

…が、例によってこれ以上は進みません。

江差線営業時は、橋梁を渡ってくる「キハ40系」を撮影する撮影ポイントでもあったようです。

赤矢印がその橋梁あたりです。



天の川駅モニュメントから湯ノ岱駅方面に少し戻ると、道道から橋梁がこのように見えます。



振り返って江差方面を見ます。

レールは夏草の中へと消えて行きます。

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ドローン フライト Holy Stone F181W  1月20日 2018年

2018-01-22 | Weblog
お天気を当てにして千葉のガレージに行ってきました。

目的の一つはガレージの庭でドローンを飛ばしてやろうという目論見です。

*もちろんそれは小さな目的の一つで、本当は千葉の道の駅やら親戚の農家から「葉物野菜」を仕入れてくるのが大きな目的であります。

あくまでも「仕事だから!」と言っているかのようです。



ドローンには興味がありました。

それ以前は“ヘリコプター”で遊んでいました。

だんだんそれに馴れてきて「スポーツ・ヘリコ」にステップアップしようか迷っていたこともありました。

*宙返り等の曲技飛行の出来るやつです。

しかし…技術的なハードルがけっこう高いので二の足を踏んでいました。

そうしているうちに「ドローン」が急速に普及してきました。

それでも「石橋を叩いても“渡らない”」用心深いオジサンはこれまでずっと業界を見守ってきました。

ど~しようか…うじうじ迷っているときに、「取り敢えず“トイ・ドローン”で遊んでみるか…」という作戦です。

これまでにも散々同じようなパターンを繰り返しています。

本当に欲しいものがあっても直ぐに飛びつかないで、周りからじわじわと攻めていく?

要するに“お安いモデル”で様子を見て最後に本当に欲しいものを手に入れる作戦です。

よく言われますが…「本当に欲しいものを最初に買ってしまえば余分なコストが掛からないのに…」と…

確かにその通りなのですが、そこに(最終目的)に至るまでのプロセスも楽しみのうちなのです。(*すぐに決められない優柔不断な性格に対しての負け惜しみですが…)



お試しに購入したのは Holy Stone というメーカーの“F181W”というモデルです。(*バッテリー2個付き)

カメラ付きで飛行中のその映像をスマートフォンで見ることができ、さらにコントローラーの操作で静止画と動画をそれぞれカメラ内蔵のSDメモリーに記録できるという優れものです。

空撮が手軽に行えるというのがドローンの大きな魅力であります。

写真は同梱品の一部です。(*写真以外にもモバイル・バッテリー!も同梱されています)

左はマニュアルです。

日本語を含む3ヶ国語で記述されていて、外国製品に良くありがちの機械翻訳そのままの「変な日本語解説」ではなく、きちんと読めるレベルで好感が持てます。

左下は予備のプロペラやプロペラ・ガードなどを固定するビス、ドライバー、マイクロ・SDカードをUSBポートに挿すためのアダプタ!などまで含まれます。

右上の黒く見えるものはお手入れ用「ワイピング・クロス」、いわゆるシリコン・クロスです。

その下は…「お買い上げありがとうございます」のメッセージ・カードです。

かなり充実した内容の付属品であります。



本体にはバッテリーが2個付属していますが…「それじゃ足りないだろう…」と、別売りのバッテリー・充電器セットを購入しました。

バッテリー5個とそれらを同時にチャージできる充電器(赤矢印の物体)がセットになっています。

充電器の見た目は「チャッチイ」のでありますが、仕事はきちんとしているみたいです。(*2~3回充電してみましたが、きちんと充電されました。)

これだけ準備して「いざ千葉のガレージへ…」と出かけたのですが、土曜日はまさかの「雨降り!」であります。

「そんなバカな!」と思いましたが仕方ありません。



日曜日は天候が回復し、朝から早速フライトです。

4~5フライトほど楽しんできました。

「ヘッドレス・モード」という機首がどちらを向いていても、操縦者から見た方向に操作できるというモードが装備されていて、初心者でも操作に迷うことがありません。

通常の飛行モードでは180度旋回し操縦者が機首と正対すると右旋回は→左旋回、左旋回は→右旋回 と真逆になり、初心者は混乱してしまいます。

このヘッドレス・モードはドローンの特徴を生かした便利なモードで、空撮にもその効果が発揮されます。

上写真はカメラ内蔵のマイクロSDに記録された静止画データですが、ライブでスマートフォンに画像が送られ、それを見ているだけでも楽しいです。

1万円そこそこ(通常13000円ほどでしたがタイムセールで1万円弱で手に入れました)のトイ・ドローンですが、予想以上に楽しめました。

これはお値打ち品ですね。

購入者の評価もとても高く、特にアフター・フォローが高く評価されていました。

取り説や付属品のクオリティーからいって「なるほど…」と納得です。



こちらはさらにトイっぽいドローンです。

コントローラーの中に見えるのが“機体”であります。

すごく小さい!

実は…先のトイ・ドローンを購入したのを家族には内緒にしていました。

「いい年をして、またこんなオモチャを買って!」と言われるのが明白であったからです。

なぜか子供達が私の誕生日にこの小さなドローンをプレゼントしてくれました。

「もう持っている…」とは言い辛かったです。



コントローラーから取り出しアームを広げたドローン本体です。

ほんとに小さな機体です。

「こんなんで本当に飛ぶのだろうか?」なんて思いましたが、なかなか良く飛んでくれます。

3Dフリップなど、普通のスティック操作ではありえないようなトリッキーな機動もボタン一つでこなしてくれます。

一つ残念なのは…内蔵バッテリーで飛行しているので、バッテリーチェンジが出来ません。

フライトごとに充電しなければならず、連続フライトが出来ないのが残念です。


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旧湯ノ岱駅 江差線 8月27日 2017年

2018-01-18 | Weblog
湯ノ岱駅入り口の案内標識が道道5号線脇に今も残されています。



道道から見ると赤矢印のように見ることが出来ます。

湯ノ岱駅跡は現在函館バス停留所として機能していますので、この標識はそれなりに有効なのかも知れません。

*利用客は地元の方々が殆どでしょうから実際にはこの案内標識は必要ではないのでしょうけれど、雰囲気としては大変重要なランドマークだと思います。



道道から駅入り口導入路に立ち旧湯ノ岱駅舎を見ます。

入り口横には函館バスの標識柱が置かれ昨年と変わらない佇まいをみせています。

2016年旧湯ノ岱駅の記事はこちらから。



廃駅となった湯ノ岱駅舎。

バス停留所の待合所として使われているため建物の状態は非常に良好です。

駅業務を行っていた箇所には例によってオレンジ色のパネルが貼られてそこだけが違和感を感じさせます。



旧駅舎内はバス停待合所として今も使われているため立ち入ることももちろん可能です。

プラスティックのベンチには手製のクッションが置かれています。

*一つ一つデザインが異なります。おそらくクッションの数だけ愛情こめて作った方々がいらっしゃるのだろうと想像します。

北海道駅によく見られる風景です。

湯ノ岱駅は江差線廃止まで駅業務が行われていました。

江差線を初めて見て歩いた時、駅員さんに「天ノ川駅」のことを尋ねたことが懐かしく思い出されます。

2013年湯ノ岱駅の記事はこちらから。



待合所を通り抜け、ホームに出ます。

路盤には枕木もレールもそのままに残されています。

厚く赤錆を纏ったレールは列車が通らなくなった「廃線」の証のようです。



こちらが江差方面となります。

昨年は線路右手にコンクリート・ブロック積みの保線小屋や関係者の居住棟?など3棟が残されていましたが、それらはすっかり撤去され姿はありません。



ホームに上がって木古内方面に向かって歩いてみます。

ホーム上には夏草が繁茂し歩きづらいです。

さすがに現役時代、ホームに雑草は無かったですね。



白いフレームには駅名標が固定されていました。

茶色いフレームには名所案内が固定されていました。

今、そこには北海道の青空と緑とが映っています。



路盤からホームを越えて生育?しているナゾの植物。

まるで砂漠のサボテンのような植物です。

バス停留所として毎日使われている「湯ノ岱駅」でさえもホームは写真のような状態です。

先の「神明駅跡」がいかに美しい状態で保存されているかお分かりいただけるでしょう。



ホームから旧湯ノ岱駅舎を見ます。

さすがにホームのアスファルト舗装された部分には雑草はありません。

なんて佇まいの良い駅舎なのでしょう…



ハーフティンバー【half-timber】風のお洒落な駅舎。

営業時の乗降客の目には湯ノ岱駅舎がこうして映ったのでしょうね。



駅舎横を通って正面入り口に戻ります。

バス待合所として使われているので暖房用石油タンクはまだ残されています。



一回りして正面入り口に戻りました。




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下の沢橋 旧江差線橋梁 8月27日 2017年

2018-01-17 | Weblog
神明駅跡から湯ノ岱駅跡を目指し道道5号線を走り始めます。

湯ノ岱駅跡入り口約500mほど手前、道道がクランク状に曲がる地点に「下の沢橋」という小さな橋梁があります。

名前も良く分からない小さな河川に架けられた橋です。



そこから下流を見ますと旧江差線プレート・ガーダー橋が目に入ります。

「よし!」オデ君を幅員の広い場所に駐車し徒歩で橋まで戻ります。



かなり夏草が繁茂し川の流れが見えないくらいです。

橋脚に載せられたガーダー橋には枕木やレールは撤去されているように見えます。

赤いペイントは退色と錆が浮いてきて、廃線の貫禄?がつき始めています。



もちろん、藪漕ぎをして橋梁に近付こう…なんて気はまるでありません。

恐ろしいマダニなどの危険生物に接触する可能性は極力排除しなければなりません。

廃線巡りのベストシーズンが雪解け間際の季節とされるのも、そうした危険生物との遭遇の可能性が低く雑草が雪の下になり視界が広がり、残された構造物の探索に都合が良いからなのでしょう。

もうあとわずかで「湯ノ岱駅入り口」が見えてきます。


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旧神明駅 江差線 8月27日 2017年

2018-01-16 | Weblog
旧吉堀駅から旧神明駅間は営業キロ数が13.2Kmもあります。

道道5号線には旧神明駅の案内標識(*そんな大袈裟なものではなく板にペンキで書かれたものです)がありましたが、今はそれも撤去されてしまったようです。

駅ホームの手前、かつては踏切であった場所には函館バスのバス停が設置されています。

わりと便数は多いみたいです。

2016年神明駅の記事はこちらから。



ホームや路盤にレール、そして待合所がそのまま残されています。

2013年営業時の神明駅記事はこちらから。



路盤もホーム・デッキも非常に綺麗に保たれています。

この美しさは常に人の手が入っていることを感じさせます。

営業時には、ホームへ上る階段やデッキにプランターに植えられた色鮮やかな花々が飾られていましたが、今はそれはありません。

きっと、その花々を飾ってくださった方が今もこの駅を見守っているのではないでしょうか。



木古内方面の路盤は昨年と殆ど変化は無く、撤去した枕木やパイプなどが無造作に置かれています。

レールはまだ取り外してはいないようです。



ホームへと近付きます。

「立ち入り禁止」とかは無く、今も現役時同様ホームに上がることが出来ます。

コンクリート製の階段も「廃駅の」とは思えないほどの美しさです。



ウッドデッキ風ホームも全く傷みも無く現役駅かそれ以上です。

江差方面へカーブしながら延びているレールもそのまま残されています。

表面に浮かんだ赤錆だけが廃線らしさ?を醸しています。



駅待合所と駅名標フレーム。

オレンジ色のパネルが貼られていて中の状態を見ることは出来ません。

前出2013年の記事から駅待合所内部の様子を見ることが出来ます。



ホーム上から木古内方面を見ます。

北海道の透き通った夏の陽射しが気持ちよいです。

神明駅跡の素晴らしさは、昨年、一昨年と時を経ても営業時の空気感をそのまま今に残している点だと思います。

おそらく今でも変わらない愛情を注ぐ方がいらっしゃるお陰だと思います。



あと1ヶ月もしないうちに紅葉が始まる北海道の廃駅「神明駅」です。

雪景色の中の廃駅というのも独特の美しさがあるのはもちらん承知しています。

しかし…オジサンにとって“雪”は天敵であります。

どんなに美しい風景であっても雪のある場所・季節には絶対に近寄らないのであります。




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旧吉堀駅~旧神明駅間の橋台 新吉堀トンネル など 8月27日 2017年

2018-01-15 | Weblog
旧吉堀駅を出発し道道5号線を旧神明駅を目指し走ります。

江差線高架橋工事現場に立ち寄りました。

平日は現場稼働中ですが本日は日曜日で作業はお休みのようです。



現場の空き地にオデ君を駐車して橋台を観賞します。

この橋台にコンクリート製(prestressed concrete)の桁橋が架けられていたのをはっきりと覚えています。

画面左上方には重機の黄色いアームが映っています。

ど~やってあそこまで重機を上げたのでしょう?



旧吉堀駅~旧神明駅間の駅間営業キロ数は、何と!“13.2Km”もあるのです。

その道道5号線に新たなルートが開通しました。

2016年11月30日に開通した「新吉堀トンネル 全長 1506m 」です。

旧吉堀隋道を含む約2.6Kmのルートを、新たに新吉堀トンネルを建設したことで約1.9kmの距離に短縮し新ルートが実現しました。

旧吉堀隋道は幅員が約5.0mほどと大型バスがすれ違い出来ないほど狭いトンネルでした。

新吉堀トンネルの幅員は約7.0m(車道6.0m 路肩0.5mX2)として設計施工され大型車両がすれ違えるほどのトンネルとなりました。 



まだ道路のペイントも新しい「新吉堀トンネル」と左は旧道道5号線です。



木古内~江差を結ぶ道道5号線は地域の方々にとっては大切な路線であります。

安全で快適、短時間に通行できる「新吉堀トンネル」の意義は大変大きいと思います。

特に積雪時のトンネルの有効性は大きいです。

ただ…美しい景色に囲まれ程よいワインディングを走り抜ける爽快感は「新吉堀トンネル」にはありません。

出来れば旧道も通行できると嬉しいのですが、保全や安全管理の面では何かと問題があるのでしょう。



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旧吉堀駅 江差線 8月27日 2017年

2018-01-10 | Weblog
吉堀駅跡にやってきました。

昨年は整備工事中で立ち入ることが出来ませんでした。

2016年 旧吉堀駅の記事はこちらから。



駅前の空き地にオデ君を駐車し吉堀駅ホームへ歩きます。

夏草に覆われていますが、道筋は残されています。



草薮の向こうに吉堀駅待合所のパンプキン色“ダルマ駅舎”の屋根が見えます。

昨年の工事で撤去されてしまったのでは…と心配しましたが健在のようです。



人道を路盤に向かって歩きます。

このあたりは江差線現役営業時とさほど違っていないような気がします。



ダルマ駅舎、ホームが残る路盤にやってきました。

意外なことに…路盤にはまだレールが残されています。

昨年見た、積み上げられた大量の廃レールはなんだったのでしょうか?



ホームに上がって縁石を歩きます。

夏草が腰の高さより上まで繁茂していて歩きにくいです。



ダルマ駅舎は江差線廃止時と変わらない状態で佇んでいます。

窓の内側からオレンジ色のパネルが取り付けられ、中の様子は分かりません。



ホーム縁石の先は木古内方面となります。

足元にはまだレールが見えていますが、ホーム先端部から先は夏草が生茂り路盤は埋もれています。



パンプキン色のダルマ駅舎。

夏草の勢いはそのダルマ駅舎を飲み込んでしまうような勢いです。



その夏草ですが…何という名の植物かは知りません。

ダルマ駅舎のパンプキン色とそっくりな色の花を咲かせています。



こちらのホームの先は江差方面となります。



駅前のスペースは、重機や大型トラック、プレハブ事務所、撤去され積み上げられたレール などすっかり姿を消し平穏な姿に戻っています。

*枕木がまだ積み上げられたままになっています。


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旧渡島鶴岡駅 江差線 鶴岡公園駅 8月27日 2017年

2018-01-09 | Weblog
「いかりん館」の裏手に渡島鶴岡駅跡に開設されたトロッコ列車の鶴岡公園駅があります。

渡島鶴岡駅の待合所がそのまま残され、トロッコ列車の鶴岡公園駅として利用されています。



駅ホームなど江差線時代の施設はトロッコ列車の付帯施設として利用されているようです。

本日はトロッコ列車営業日で係員の方が一人営業準備の作業をされていました。

「乗るのが嫌い」なオジサンはこのトロッコ列車に乗車するのにも気乗りしないので、早々に引き上げました。

しかし…後になって考えると、残された路盤をトロッコに乗りながら観賞できるわけですから、それなりに有意義であるのでは…と思い直しました。

「よし!2018年はトロッコにも乗ってみるか…」です。



道道5号線を走っていると、所々江差線の路盤跡を見ることが出来ます。

しかし…道道の道幅はさほど広くなく、路駐するのに憚れる場所が少なくありません。



しかし…道道と路盤がかなり接近していて、そこにオデ君を駐車するほどのスペースがある箇所を発見。

早速、降りて路盤を歩いてみます。

残されているバラストをはっきりと確認できる箇所もありました。



わずか100mも歩かないうちに路盤は草叢に飲み込まれてしまいました。

こちらは木古内方面です。



こちらが江差方面となります。

道道を走るクルマの障害とならずオデ君を駐車することができました。

やはり路盤は100mほどで草叢に消えて行きます。


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木古内町郷土資料館 いかりん館 8月27日 2017年

2018-01-05 | Weblog
昨年はハズしてしまった「木古内町郷土資料館 いかりん館」にやってきました。

昨年は思い切り「休館日」でしたが本日は「日曜日」であります。

2016年「いかりん館」の記事はこちらから。

門柱には「鶴岡小学校」のプレートが残されています。

立派な建物は昭和62年に建築された鶴岡小学校校舎であります。

学童の減少により平成23年に閉校となり、施設再利用として平成27年に木古内町郷土資料館「いかりん館」として開館しました。

木古内町にまつわる産業や町内62ヶ所の遺跡から出土した縄文時代の資料などを中心に展示されていますが…

もちろん、私のお目当ては2014年に惜しまれつつ廃止された「江差線」の展示資料であります。



昨年は「閉館」というプレートに愕然としましたが、本日は「開館中」であります。

*時間が早いので若干心配しておりました。

入り口のガラスドアーには例によってオジサンのシルエットが映っています。



木材がふんだんに使われた暖かな印象の玄関。

ここを「鴨居」と呼んでよいのでしょうか?「志高気清」の書が掲げられています。

垢にまみれ汚れた心のオジサンでも何となく意味は分かります。

*小学校の学童への言葉ですからね…心清らかな子供達へのメッセージでしょう。

「高く大きな目標を決め、その実現に向かって、清らかな気持ちで活動して下さい」という意味らしいです。

こんな言葉もあるらしいですよ…『志高清遠』(しこうせいえん) といって高い志を待ち、清らかな心を持って生きるという意味らしいです。

いずれにしても、オジサンの生き方とは無縁のようです。

また、肥薩線矢岳第一トンネルに掲げられた扁額に、それぞれ山縣伊三郎の揮毫で「天險若夷」(てんけんじゃくい)と後藤新平の揮毫で「引重致遠」(いんじゅうちえん)という言葉が残っております。

当時の鉄道事業偉業を賞賛した言葉であり私なりに感動した言葉でもあります。

肥薩線観光列車に「いさぶろう・いんぺい号」としてその名が今も残っています。

実際にその扁額をこの目で見てみたいと観光協会に尋ねたのですが、一般道からアクセスする方法は無く、しかも危険動物も出現するとのことで諦めました。

どうしても見たいのであれば列車の最前部に乗車してトンネルを往復するのが最善の方法だそうです。



入り口で入館の記帳を済ませると、学芸員の方が館内を案内してくださいます。

資料館ホールの一等地には木古内町沖合2kmから引き上げられた「咸臨丸」のものと推定される錨が展示されています。

「いかりん館」のシンボル的存在であります。

一応、江差線資料目当てのレール・ファンであることを告げ、鉄道資料に集中して観賞させていただきました。



こちらが「いかりん館」パンフレットであります。



おなじく「いかりん館」展示資料の配置と内容を説明してあります。



さて…ようやくお目当ての江差線展示コーナーです。

正面にはヘッドマークとサボが展示されています。

廃止されて間もない鉄道ですから、プレートも真新しいです。

国鉄時代に廃止された資料館のような「重さ」はあまり感じさせません。



列車の運転席計器とか…犬釘、枕木を持ち上げる木材トングなどがまとめて展示してあります。



渡島鶴岡駅、吉堀駅などの駅名標が展示されています。

駅ホームがあったその場所に展示されている駅名標も素晴らしいですが、やはり歴史的史料として後世に残していくにはこうした展示が最善なのでしょうね。



北海道の鉄道資料館ではよくお目に掛かる「乗車券箱」

使用感も薄くとても綺麗な状態で展示されています。





入館記念の硬券

改札鋏を使って自身で入鋏します。

自動改札が当たり前の今日、小さな子供達は何のことやら分からないでしょうね。



自身が興味のある江差線の展示ですから、見応えもあり大満足です。

これで入場無料ですから。

出来れば、江差線や北海道の廃線について語るような学芸員の方が常駐されているともっと楽しいかも…です。


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