Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

愛冠駅 北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線 9月6日 2014年

2015-05-29 | Weblog
愛冠駅…いかにも恋人たちに人気の駅名ですね。
オジサンはもうとっくに関係ない世界ですけれど…

そもそもの名前の由来はアイヌ語「アイai・カプkap=矢が・届かない(ような高い崖)…だそうです。

その音を「愛冠」と強引に漢字を当てはめた人って何を思ったのでしょうね。

「愛冠」という命名は他に厚岸道立自然公園内の岬にもあります。
アイヌ語の「アイ・カップ」が、「できない・届かない」を意味することから、「困難を乗り越えて愛の栄冠を得る」との意味をかぶせて「愛冠」と命名したそうですが、こちらとはどのような関係があるのでしょう?

2008年に「岬めぐり」などと称して、幾つかの岬を鑑賞して歩いたときに「愛冠岬」にも訪れています。

愛冠岬の記事はこちらから。

*ガソリンスタンドの価格が出ていましたが、2008年の北海道旅行…レギュラー価格がなんと! 180円と表示されていました。恐ろしいですね!

座標は…43度0分52.00秒 144度49分56.00秒  です。

他に、音威子府の「筬島駅」を訪ねて歩いていた時に「愛冠上橋」という橋を見たことがあります。

「愛冠上橋」の記事はこちらから。




いかにも「愛冠っぽい」愛くるしい外観の駅待合所です。(メルヘンチックですね)

スロープに綺麗に植え込まれた赤と黄色の花がとても素敵です。

屋根の形も「愛冠」に揃えてクラウンを連想させるような形状となっています。




「く~ぅ」
ここは「愛の泉」という水のみ場?であります。

特に説明はありませんでしたが、「ここで水を飲んだカップルは結ばれる」…とかでしょうか?



この水は飲料水なのでしょうね、特に注意書きはありませんでした。

地下水だとは思います、まさか水道水を「出しっぱ」にはしないでしょうから…



駅待合所からホームの間にはなにやら工事中の箇所があります。

やけに狭い“狭軌鉄道”にしても程がある狭さです。



駅待合所をホーム側から見てみます。




こちらが「池田方面」となります。

この先の路盤は両側からの樹木で細くなっています。



こちらが「北見方面」となります。

路盤はしっかりと続いていきます。

ホームのエッジのタイルが剥がされています。

補修中なのでしょう。



ホーム上にはあの特徴的形状の駅名標フレームが置かれていました。

これも補修後には駅名標をセットして展示されるのではないでしょうか。



ホーム上から駅待合所を見下ろしています。



地面が掘り返され、造成・補修中の雰囲気が良く分かります。



今度はホームから路盤に下りてみます。

路盤にはバラストが敷かれていますが、オリジナルなのか新たに敷かれたのかは分かりません。



錆び色を纏った小石ですので、鉄道で使われていたバラストでしょうが…

ん?バラストにしてはちょっと小粒かな?



今度訪れる時には補修も終え、どのような姿になっているのでしょうか?
楽しみですね。





駅前の川には(水の流れはほとんどなく夏草が生茂っていました)こんな橋銘板が…

ストレートな命名ですね。



こちらは英文で表記されています。

漢字とひらがなで表記されている日本名の橋と同じ感覚ですね。



国道から「愛冠駅」へのアプローチ。

赤矢印のところに愛冠駅の屋根が見えています。

マスコットの“AYUMI & ASYORO”のイラスト入り道路標識があります。





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足寄駅 北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線 9月6日 2014年

2015-05-28 | Weblog
これまで見てきた個性的デザインのふるさと銀河線の駅舎でありますが、とりわけ規模の大きな駅舎がこちらの「足寄駅」です。

足寄駅はふるさと銀河線沿線中の中心的駅でもあります。
その足寄町は全国的に見て、“町の面積日本一”の「広い町」です。

足寄駅は駅舎改築に伴い「道の駅あしょろ銀河ホール21」が併設され複合施設として機能していました。

本別駅ほどのデザイン上の個性はありませんが、規模の点では他の駅を圧倒します。

施設最大のポイント、時計台を兼ねる展望タワーは地上25mの高さです。
そのタワーの壁面には「道の駅」のマークが入れられています。

ちょっとデザイン的には「なんだかなぁ~」と思いましたが、後にネット上に掲載されている写真を見ますと初期の頃にはその「道の駅マーク」は入っていませんでした。




道の駅の広大な敷地の一角には、このような案内板?が設置されています。

「案内板」などと表現するにはあまりにも立派過ぎる施設です。

脚部などはまるで「ロボット脚」みたいです。



郷土の誇り…「北海道を愛するフォーク・シンガー」である松山千春さんのギャラリーがあります。



足寄駅の駅名標と思いきや、それを模したレストランの看板でありました。

しかし、その“汚れ具合”はなぜなのでしょう?

まるで屋外に設置されていたかのような雰囲気が不思議です。



ちょっと“引いて”みますとこのような状態です。

左側の「パネル」の“リアルさ”が凄いと思いませんか?

まるで「トリック・アート」のようですが、よく見て頂くとレールがいきなり90度くらいに急曲しています。

いくらなんでもこれはありませんね。



ショップの前には本物の路盤とレールが展示されています。

おそらくこの辺りに路盤があって実際にここを列車が運行していたのかも知れませんね。




もう心の準備が出来ているから、ご覧になっても直ぐにお分かりになったと思いますが、こちらも「リアル」ではなくてパネルなんですよ。

松本零士さんのアニメキャラクターを纏ったCR75形ラッピングカーのパネルです。

しかし…良くできていますね~感動的です。

レールとの繋ぎ目とか壁との色調の連続性とか…



こちらのは“ふるさと銀河線”の足寄駅名標であります。

先ほどから「トリック・アート」を見せられているから、この駅名標もレプリカなのでは…と、素直になれないオジサンでした。

この「微妙な汚れ具合」は何なのでしょうね、怪しい…



道の駅前のペーブメントには、先の松山千春さんの歌碑が設置されています。



国鉄時代のデザインの駅名標が展示されている場所があります。



「道の駅あしょろ銀河ホール21」建物から離れた北側交通広場中央に旧駅舎をモチーフとした多目的観光施設があります。

本物の旧駅舎を再建したのかと思ってしまいますよね。



しかし、ここは「トリック・アート」の足寄駅です。

素直に信じてはいけません。

町内で生産されたカラマツ材を使用して建設されたこの施設は、バス待合室や足型採取事業の「足型工房」などが入っています。

そして「やっぱり!」と思わせてくれるのは、旧駅舎の写真を見ると分かるのですが、駅舎の入り口がオリジナルとレプリカとでは左右が逆に作られているのです。

オリジナルの駅舎は、建物の「右側」が入り口となっています。



駅舎のホーム側に、先の路盤とレールが展示されています。

レールのその先に見えているのが「道の駅あしょろ銀河ホール21」です。
あの「扉」の辺りがホームだったのでしょう。




駅舎周りの歩道タイルのように見えるグリーンの物体は「足型工房」の作品?を敷き詰めたものであります。



この辺りから眺めると、絶対的に旧足寄駅舎を復元再建したものと信じてしまうでしょう。



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千美里駅 北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線 9月6日 2014年

2015-05-26 | Weblog
本別駅隣駅「千美里駅」です。

先ほどの本別駅、そして「勇足駅」とデザインを共有?する駅舎であります。

まるで「屏風」のような“折れ線グラフ”的壁面をもつ印象的な建物であります。

第三セクター「北海道ちほく高原鉄道」に経営を託されスタートした「ふるさと銀河線」。
北海道、沿線自治体、民間事業者が出資して運営された鉄道であります。
本別町の「勇足駅」「本別駅」「仙美里駅」はそれをバックグラウンドにコミュニティーセンターなどを併設した共有デザインの駅建設となったようです。

そもそも…千美里ってなんでしょう?

また北海道新聞社刊「北海道 地名 分類 字典」のお世話になります。
P114に記述があります。

【千美里】(せんびり、十勝・本別町の字、ダム名)①センピリsenpir=物陰(永田)②熊害を避けるため岩陰に隠れる処(巌城)③十勝アイヌが釧路アイヌに攻められた時に隠れた(山田)
…と、説明されています。
要するに…【隠れ場所】ってことですかね、アイヌ語の意味は。



駅舎右手の「仙美里駅」駅名標が無ければ「勇足駅」との区別は困難です。

すでに廃止されて9年の歳月が過ぎましたが、建物の壁面にはこうして「仙美里駅」の駅名標が今も残されています。
これも第三セクターの運営、地域自治体が出資した建物だからこそ…なのでしょうね。
素敵だとおもいます。


駅舎の一部はバス待合所として使用されています。



駅舎左手を見ますとバスが転回出来るような広いスペースが残されています。



通常の建物ですとさしずめ“妻面”に相当する部分でしょうが、こちらにも“綴れ折りデザイン”が施されています。



駅正面口から振り返って、国道方面を見ます。
これまでに何度も見慣れた風景です。



駅舎の横を通って、ホームがかつてあった場所に出てきました。

路盤は綺麗に整地され緑で埋め尽くされています。

先の「勇足駅」の風景ととても良く似ていますが、「白杭」などが見当たらないところをみますと、「仙美里駅」にパークゴルフ場の併設は無いようです。



駅舎前の謎の“H杭”…何のための設備なのでしょうか?

まさか…ヒッチングポスト(馬をつなぐ杭)であるわけないでしょうし。



ホーム側駅舎の壁面にも「千美里駅」の駅名標が残されています。
ここがかつて鉄道駅舎であった絶対的主張ですね。

実に凝ったデザインで、駅名標が無ければ、どこかリゾートの別荘と言っても信じてもらえそうです。



画面左端には「ふるさと銀河線」の特徴的デザインの駅名標…フレームだけが残されています。

積雪の頃、この駅舎は雪に映え、さぞ美しいことでしょう…



私は、雪の北海道は遠慮させて頂きますけれど…

デッカイ抜けるような青空の北海道が大好きです。



駅舎内は一部がギャラリーとして利用されていて、こうして鑑賞することが出来ます。

このパネルの出来栄えはなかなかのものですよ。

網走線から始まった路線は国鉄池北線そしてJR池北線…ふるさと銀河線へと時代に翻弄され2006年の廃止に至るまでの千美里と池北線との関わりの歴史が書き記されています。

網走本線時代、仙美里駅は軍馬の積み出し駅としても利用されていたことなどが記述されています。

…これ、どう見ても“素人仕事”ではありませんね!



こちらのパネルは「軍馬補充部十勝支部」に付いて詳しく書かれたものです。



もう一度、駅舎正面から全景を眺めます。

一度見たら忘れられないインパクトのある駅舎でありました。
これからも、ず~っと「仙美里駅」であって欲しいものです。

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ガレージのベンチ修理 5月23日 24日 2015年

2015-05-25 | Weblog
先日、WERA のドライバーの記事を書かせて頂きました。

そのドライバーを持って早速田舎のガレージへと行き、その性能を確認してきました。

対象はクルマではなく、なんとバーベキュー・コーナーで使っていた「ベンチ」であります。
以前はここで芝生を見ながらビールを飲むのが楽しみでありました。

お気に入りのベンチはすっかり荒れ果てて自然に還りつつあります。

写真赤矢印のところに件の WERA のドライバーが写っています。



「もういい加減捨てたらどうなの?」と家族にたしなめられましたが、そうするのには偲びがたく再生計画を始動しました。

そうですね、これを見たら大概の方は「修理しよう」などとは思わないでしょうね。

後方に見えている直線部材はホームセンターで防虫・防腐剤が含浸されている2x4材を購入しました。




今回の再生計画の「キモ」は赤矢印の部材をいかに製作するか…に掛かっています。

実はこの部分を持ってホームセンターの木材加工部へ行きました。
そこでこの部材を見せて加工を依頼したのですが「直線部材しか加工できません」とのことでした。
出来ればお金で解決したい…と思っていたのですが、仕方がありません。
*長モノを裁断するだけなら“サル”でも出来るだろ…と思いましたが…

この部材は、写真のように曲線部の加工は勿論、金属部との接触部分は約15度ほどのテーパーが付いていて、それが更にハードルを高くしています。

ここの部材は先の防虫・防腐剤が含浸されている2x4材では用意が無いので、仕方なくラワン材で加工することにしました。



作戦その1は、まずは「背もたれ部」を慎重に取り外します。

一気に全部を解体しないのは、各部を現物合わせで作成し作業を進めるためです。
おそらく、本格的Diyer なら、きちんと図面を引き各パーツを作成して一気に組み立てると思いますが、にわかDiyerですからこのような方法を取るしか仕方がありません。




今回最大の難関となる背もたれアーチ部を嫌々ながら作成しました。
ここが出来なければ再生計画は失敗ですからね。

完璧な出来栄えとは言えませんが、まあ“良し”としましょう。



この背もたれのアーチ作成のためにガレージに仕舞ってあった木工用の道具を出してきました。

今回のアーチは「ハンド・ジグソー」で製作しました。
金属との接触部は約15度のテーパーをつけるのですが、それも「ええぃ!面倒だ!」とばかりに、ジグソーを使ってフリーハンドで切ってしまいました。

本格的Diyer ならきちんとした冶具とトリマーなどを使って精密に加工するのでしょうが…一応、トリマーなども写真に写っていますが面倒で使わずじまいでした。
*この辺りの作業をみると性格が表れていますね。ガレージには“テーブル・ソー”などの本格的木工道具もあるのですが、それらを出して組み立て、また分解して格納することを思うと「使う気がしない」という横着ぶりです。
道具だけ好き…ともいえます。



こちらも背もたれ部のスモール・パーツです。
やはりこちらも金属との接合部は約15度のテーパーを付けています。
勿論、フリーハンドで…ですよ。

写真の「オービタル・サンダー」は木工作業の時には大変に重宝します。



加工した木製パーツを金属の背もたれ部に「仮止め」して組み付け仕上がり具合を観察します。
多少、ガタつきや隙間がありますが、この程度のことは一切気にしません。
「これで良いんです!」ってね。

一応、仮組みの感触を確かめた後に、「キシラ・デコール」で一回目の塗装をしておきます。
これまでに幾つかの「屋外用 防虫・防腐剤」を試しましたが、やはりこの「キシラ・デコール」が最強のようです。

私の中では屋外用木材は「アイアン・ウッド」が最強だと思っています。
虫も歯が立たない強度がその名前の由来でしょうが、防虫・防腐のためだけなら塗装は不要なんです。
ただし、重くて硬いので加工が大変、しかも価格が高い…という弱点もあります。

バーベキュー・コーナーのラティスなどは支柱を含めて全てアイアン・ウッドで作成しましたが、10年以上メンテナンス・フリー(聞こえは良いですが…)ようは“ほったらかし”状態でもビクともしません。
すごいですね。
毎年、ペンキの塗り替えの費用を考えると、ずっと安上がりだと思います。



さて…最難関の背もたれ部の作成に目途が立ったので、次に直線部材の解体に入ります。

WERAのドライバーで錆び付いたネジを開放するなどと“しおらしい”ことを言っておりましたが、さすがに30本近い錆びネジを1本ずつ緩めていくほど気長ではありません。

写真のように、錆びついたボルト部をバイス・プライヤーで固定しておいてディスク・サンダーで頭部を一気に切り落としてしまう作戦です。
この作戦のために、モノタロウでディスクを1箱(10枚入り)購入してあります。




いや~簡単ですっきりしますね。

5Mネジを1本切断するのに3秒も掛かりません。
しかも、切断用の砥石も殆ど減らなくて、スパスパ切れちゃいます。

*電動工具の中で「ディスク・サンダー」は最も恐ろしい工具の一つと認識しています。
もう一つビビッている工具に「ベルト・サンダー」があります。あれも超怖い工具です。

これらの工具を扱う時は、溶接用の皮グローブとゴーグルは絶対に身に着けます。
アルコールを飲んで作業なんてもっての外です!

扱い方を間違うと、取り返しのつかない怪我をする可能性がある工具です。



さて、錆びネジをばっさりと切断し、モノタロウであらかじめ購入しておいた“5Mx40”のステンレス製トラス頭ネジで木材をベンチ鉄部に固定していきます。

30本入りパックで¥858(税込み)でした。
ワッシャーとナットはアキバのネジ屋さんで別途購入しています。

屋外で使用するベンチやテーブルのパーツ固定には、多少値段が張りますが長期間の快適な使用と美観を考えると「ステンレス」製のものに換装するのが良いと思います。



ここでようやく“WERA”のドライバーの登場です。
本来なら、「インパクト・ドライバー」や「ドリル・ドライバー」の登場となるのですが、それでは“WERA”のドライバーの登板がなくなってしまいます。

ドイツ製の“WERA”ドライバーの相方には、やはりドイツ製の“HAZET”のメガネレンチ(Offset wrenches)を選びました。



こうやって、1本ずつ新品の部材と現物合わせで交換していきます。



ディスク・サンダーで切られたネジたち。
「君たち全員クビだ!」なんてね。



直線部材の交換を終えたベンチ。

あとは背もたれ部を取り付ければ、ほぼ終了です。

出口がしっかり見えてきましたね。



背もたれ部の木部をベンチに仮止めします。



木製フレーム部に金属の背もたれ部をタッピング・スクリューで固定して行きます。

もうこの作業は鼻歌交じりでスイスイ、サクサク進みます。



そして…これが完成の画であります。

ネジやナット、タッピング・スクリューなど全てステンレス製に交換し錆とはバイバイです。

パーツ代や部材の購入のための交通費などを厳密に計算したら、おそらく新品を購入したほうが割安だったと思います。

このベンチの再生を思い立ったのは、金属部の何ともいえない“ヤレ具合”に惚れ込んだからです。

どーですか?

チークに塗装した木部と程よく“錆びた”金属部がとても素敵なコンビネーションを奏で、新品にはない風合いを醸しています。

自己満足かも知れませんが、お金では換算出来ない満足感が得られました。

「キシラ・デコール」が完全に乾燥したら、芝生を眺めながらビールを飲むのが楽しみです。
*やっぱそこかぁ!

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本別駅 北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線 9月6日 2014年

2015-05-22 | Weblog
ようやく本題の2014年北海道旅行の話題に戻ってまいりました。

ふるさと銀河線「本別駅」の前身、国鉄「本別駅」は明治43年に開業し森林資源の搬出駅として繁栄したようです。

当時の駅名の読みはなんと、「ぽんべつえき」であったようです。

その後、国鉄分割民営化によりJR池北線本別駅となり更に第三セクター「北海道ちほく高原鉄道」に経営が委ねられます。

1991年には「本別町コミュニティーセンターステラプラザ」として建設された駅舎&コミュニティーセンターは、道内の建築物に贈られる「赤レンガ建築賞」を第4回目として受賞しています。

ちなみに過去の受賞は…

第1回(1988) 忠類ナウマン像記念館(幕別町)
第2回(1989) アルファリゾート・トマム(占冠村)
第3回(1990) 北見市立中央小学校(北見市)
第4回(1991) 本別町コミュニティセンター(本別町)
第5回(1992) 恵庭市立図書館(恵庭市)
第6回(1993) 千歳市開基記念総合武道館(千歳市)
第7回(1994) 白金インフォメーションセンター(美瑛町)
第8回(1995) 寿都町総合文化センター(ウィズコム)(寿都町)
第9回(1996) 本の森厚岸情報館(厚岸町)
第10回(1997) 交流促進センター襟裳岬「風の館」(えりも町)
第11回(1998) 六花亭サロンKyu(旧・相川求一郎デッサン館)(帯広市)
第12回(1999) 鹿追町ピュアモルトクラブハウス(鹿追町)
第13回(2000) 幕別町百年記念ホール(幕別町)
第14回(2001) 公立はこだて未来大学(函館市)
第15回(2002) 札幌ドーム(札幌市)
第16回(2003) 真駒内六花亭ホール(札幌市)
第17回(2004) モエレ沼公園「ガラスのピラミッド」(札幌市)
第18回(2005) 国稀酒造建築群(増毛町)
第19回(2006) 情緒障害児短期治療施設「バウムハウス」(伊達市)
第20回(2007) 黒松内町立黒松内中学校エコ改修(黒松内町)
第21回(2008) 北見信用金庫本店(北見市)
第22回(2009) 岩見沢複合駅舎(岩見沢市)
第23回(2010) 日本生命札幌ビル(札幌市)
第24回(2011) 箱館奉行所(函館市)

となっておりました。

「北海道赤レンガ建築賞」については、こちら。

第二回受賞は「アルファリゾート・トマム(占冠村)」とは知りませんでした。

冒頭の写真は「道の駅ステラ★ほんべつ」内にいまも展示されている、ふるさと銀河線時代の駅名標です。

劣化の具合を見ると、当時使われたままの姿で展示されているのではないかと想像します。



道の駅の手前の「本別川」に掛かる上路プレート・ガーダー橋を発見。

2009年に廃止されてからまだ間もないせいでもあるでしょうが、まるで現役のような綺麗な姿でそこにありました。

ちなみに、平行して掛かる道路橋(今私が立っている橋)は「本別橋(ほんべつはし)」と命名されています。



オデ君を駐車場に預ける段取りで、道の駅の裏手にある駐車場から観賞をスタートします。

まず、真っ先に目に入ってくるのが…(デッカイから当たり前ですけれど…)敷地内に今も残され展示されている「跨線橋」です。

実に雄々しい姿で佇んでおります。

そうですね…跨線橋がそこにあったらまず渡ってみなければなりません。

現役路線の跨線橋ならば、渡ることが出来て当然ですが、こうして廃止になってしまった路線に残された跨線橋は、“閉鎖”されていることがあります。

安全管理上からもそれは仕方のない措置であると納得はします。




しかし、こちらの跨線橋の入り口ドアーは開放されていて、内部を観賞することが出来ました。

*この跨線橋はリニューアルに伴い「鉄道記念館」となりました。だから「ドアー」があるのですね。



跨線橋の内部はこのように「木造」であります。

窓の建具をはじめ、階段も天井も全て「木造」であります。

なんだかすごく柔らかな印象を受けます。



内部はギャラリー風になっていて、ふるさと銀河線にまつわる写真が掛けられています。

窓の下には木製の小さな机とベンチが置かれています。

ここの窓の建具は「アルミサッシ」が使われています。

天井も木製でとても興味深い形状をしています。



跨線橋を渡ってもう一方の出口から出てきました。



本別駅の歴史を記述したパネルが設置されています。



跨線橋の下にはレールが1線だけ敷かれています。

解説によりますと、28mほどの長さで復元されているそうです。




この辺りが線路とホームがあった辺りだと思います。

今はテラス風のテーブルセットが施されて、飲食が出来るようなスペースとなっています。

青空が綺麗で、テーブルでスナックや…ビールなどを頂いたら幸せ一杯だろうなぁ~



「道の駅ステラ★ほんべつ」の一つの入り口…岡女堂でも見かけたビーンズをモチーフとした大きなキャラクター?が展示されています。



トイレの案内表示板…みたことあるフレームだな、っと思いましたら「ふるさと銀河線」の駅名標に使われていたパイプ・フレームの再利用でありました。




順番が逆になってしまいましたが、こちらが「本別駅」の正面となります。

さすが、「赤レンガ建築賞」を受賞した建築物ですね。

一見して「只者ではない」空気が伝わってきます。



駅前ロータリーの風景であります。

花壇に植えられた花々が青空に映えて、とても美しいです。



道の駅前に展示されているブロンズであります。

なんとも不思議な印象の彫像であります。

「亀と豆」かな?などと想像しましたが…何でしょうね。

頭部と思しき辺りは「枝豆」みたいにも見えます。





「道の駅」を一回りしてスタート地点の駐車場付近まで戻ってきました。

「道の駅」が併設されているからでしょうね、とても賑やかで活気のある明るい雰囲気たっぷりの「廃駅跡」でありました。



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Wera社ドライバー 5月20日 2015年

2015-05-20 | Weblog
タモリさんの「タモリ倶楽部」という番組をご存知だと思います。

実に広範囲のジャンルをタモリさん的に「軽く撫でる…」みたいな雰囲気の番組であります。

つまり…オタク的過ぎる“悲壮感”みたいなのが無い…という意味ですが。
(*オープニングのカットが大好き…というオトーサンも多いことでしょう…私を含めて。そろそろ新しいバージョンが見てみたいです。)

ある日のお題が「工具」でありました。

「こりゃ~、て~へんだ!」と録画予約をセットしました。

結構、放送時間が遅いので“良い子”は、録画して見ています。

世界中のハンド・ツールを見て使ってみると、それぞれの国で作業に対するポリシーというかフィロソフィーというか、根本的な考え方の相違が表れていて面白いです。(*ドイツとイタリアの工具を比べると国民性の違いが顕著に現れていて分かりやすいです)

その番組中で幾つかの注目ツールが紹介されていましたが、私が“食い付いた”のがこのドライバー。

写真はWera社のドライバーです。

Wera社は70年以上の歴史を持つドイツの工具メーカーです。

このスタイルの映像を考えた人は素晴らしいですね。

多くの言葉を使わなくても、一枚の画像がこのドライバーの性能の全てを表しています。

クルマいじりの好きな方は当然、ツールにも大そうな拘りがあると思います。

ハンド・ツールの基本は締めたい、あるいは緩めたいビスやボルトを確実に作業できること、それらの頭を“舐めちゃう”のはもっての外なのであります。

ツール好き、あるいは「モノいじり」の好きな方なら一度はこうしたトラブルに遭遇して途方に暮れた経験を持っていると思います。

そのような時に、真っ暗闇の泥沼から救ってくれるのが、プロ御用達高級ツールであります。

やはり「高級」とか「高価格」なツールは、使ってみて分かりますが、たったその単純な動作が“確実”に行うことが出来ることに気付きます。

プロの現場では、その「確実性」が即作業効率に直結し、ひいては会社の信頼に繋がります。

ですから、プロが信頼するツールはアマチュアが使っても「安心・安全」のお墨付きツールである訳です。

早速、「モノタロウ」で、No2サイズのプラス・ドライバーを購入しました。

そして実際にビスにドライバーの先端を差し込んで、画像のように逆さまにしてみました。

確かにドライバーはしっかりビスに食い付いて落ちることはありませんでした。

「ほ~すげーなぁ…」と感心しておりました。

しかし…いつも使っているごく普通のドライバーはこのような芸当は出来ないのか?と、疑問が頭をもたげ…



会社のツールボックスに入っていた、高級でも何でもないごく普通のドライバーで、試してみました。

「おや…出来るじゃない!」であります。

食い付きの度合いは明らかにWera社のドライバーより弱いですが、取り敢えず同じようなことは出来ました。



ドライバーシャフト部には“Kraftform Diamant”と刻印が読み取れます。

最初は「あれ?」って思いましたが、「そっか、ドイツ製品だからね…」

“Kraftform Diamant”と表記されているあたり…ドイツ製たる所以ですね。



ドライバー先端部を実体顕微鏡で見てみました。

ダイヤモンド微粒子を混入している効果は勿論でしょうが、こうして拡大して観察しますと根本的に“加工精度が圧倒的に高い”という点が理解できます。

ですから、ネジ部とドライバー部との遊びが少なく密着度が高く、ダイヤモンド粒子がヤスリのような効果をもたらして“スリップ”を防いでいる…その結果、ネジ頭部をしっかりと咥えて離さないから確実にトルクが伝わり、確実な作業が出来るという結果をもたらしているのでしょうね。

週末にガレージに持っていって早速「現場」で使ってみることにします。

ガレージのツールボックスは、錆び付いたネジやナットの「宝庫」でもありますから…

楽しみですね!




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中部国際空港 セントレア 5月16日 2015年

2015-05-20 | Weblog
 2015年仕事絡みの関西旅行もセントレアで最終です。

今回は「お風呂から滑走路が見える」セントレア・ホテルが満室だったのが残念です!

ホテルにチェックインし連絡通路を通りセントレアへ向かいます。

空港内のセントレア・ホテルに比べると若干アクセスは劣りますが思っていたほどではありませんでした。

いつも立ち寄るセントレアのオフィシャル・ショップでオミヤを購入します。

 

中部国際空港の発着便はそれなりのトラフィックであります。

広大な展望デッキからの眺めはセントレアの美点であります。

…が、やはり小松空港のF-15の飛翔に比べるべきではありませんね。

 

ヒコーキを見るのもちょっと飽きてきた頃…これですね!

やっぱ、ホテルの部屋でビールでも飲むか!

*ホテルに戻る前にセントレアのレストランで軽く食事をして、当然ビールも飲んでいますけれど。


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姫路→奈良など 5月15~16日 2015年

2015-05-19 | Weblog
近年、姫路で宿泊するのに大変気に入っているホテル…サンシャイン・青山 です。

市中から離れて姫路西インターの近くの閑静な場所にあります。

この地域名が「青山」ということからホテル名もそれを名乗っているようです。

ただし、初めての方には若干心構えが必要かと思います。

宿泊料金は安いし駐車場は「平置き」ですし大変に快適なホテルではありますが、一人で宿泊する時に「シングル」でリザーブしてしまうとその狭さにビックリです。

ネットの宿泊プランには表示されませんが、「ツインのシングル・ユース」を直接フロントに電話で頼みます。

部屋の設備は大分くたびれていますから、先の「加賀の幸・アローレ」みたいな部屋を期待するとがっかりしますから注意が必要です。

姫路城や姫路駅までは、道が若干混雑しますが約20分弱で到着できます。

ゴルフのプレーフィーとセットのプランがあるように、ゴルフのお客さんが多いようなホテルです。

写真は、朝の4時頃の部屋の窓からの景色です。

ゴルフ練習場の照明は朝まで点灯されていました。

グリーンの発色がとても綺麗で非日常的な風景は素敵ですが、「電気代が大変だろうなぁ~」などと心配になります。



姫路城の大天守にまた立ち寄ってしまいました。

昨日は「アクション・カム」のみの撮影でしたが、ファインダーを持たないカメラですので、馴れない撮影で出来栄えはあまり気に入りません。

再撮影で大天守まで行ってきました。

本日は金曜日…昨日と同じ時間帯ですが、来城客は明らかに多く思えます。

正面に一直線に伸びる道路の突き当たりは「JR姫路駅」です。

夜は姫路駅からライトアップされた姫路城を鑑賞することが出来ます。

瓦の一枚一枚を漆喰で塗り固めている様子が良く分かります。

その漆喰の塗り方…エッジの処理など装飾的技法で感動的に手間のかかる塗り方が施されている様子が分かります。



大天守内の漆喰壁などは以前のままのようです。

「平成の大修理」後には城内でAR技術によって説明を受けられるポイントが8箇所設けられ、天守でも1 階 石落し、2 階 武具掛け、3 階 西大柱、4 階 石打棚、6 階 " 幻の窓"、等がタブレットなどで視聴することが出来ます。

「ちょっと試してみようかな~」と思っていたのですが、あまりの混雑でその気も失せました。
もっと静かに視聴できるような環境になってから試してみます。



さて…姫路城から今度は奈良の「春日大社」にやってきました。

いつかTVを見ていたら、「奈良」に関するネタの番組をやっていました。

「奈良」といえば文化財の宝庫であり全国的に超知名度の観光地であります。

しかし…殆どの観光客は「奈良」に宿泊することなく京都や大阪に宿泊してしまうそうです。

午後7時を過ぎると閑散としてしまう商店街や土産物店の諦めの表情などを自虐的に伝えておりました。

確か2年ほど前に「奈良ホテル」に宿泊させて頂いて大変感動したことを覚えています。

いつも神戸の仕事の後は「シーサイド舞子ビラ」というホテルに宿泊して「明石海峡大橋」の見える部屋でその写真を撮影するのが楽しみですが、今回はそのような番組を見て「よし!俺が泊まりに行ってやる!」と番組中に出てきた「ホテル・サンルート奈良」に急遽宿泊することにしました。

京都は素晴らしい都であり多くの女性が「行きたい観光地ナンバーワン」と支持するなりの魅力があるのは確かであります。

奈良は京都に比べると確かに「地味」な存在であると思いますが、それが奈良の魅力でもあると思います。

リニア・モーターカーを京都に持っていかれないように、奈良にはもっと自信を持って頂きたいです。

そんな想いで今回は奈良に宿泊してきました。



オデ君をホテルに預け歩いてやってきたのが、6月30日まで「国宝 御本殿特別公開」中の春日大社であります。

20年に一度、国宝御本殿を間近で拝観できます。

国宝御本殿は日本の代表的神社建築様式である“春日造”で、屋根は檜皮葺、鮮やかな本朱で塗られた柱などとても珍しいものだそうです。

これらの様子は撮影禁止ですので写真はアップすることが出来ませんので、ぜひご自身の目でご覧になってください。

春日大社や奈良公園などの“鹿”は「神のお使い」という立場をわきまえているのか、その立ち位置は「観光客」よりも1段高く人々を睥睨するような雰囲気です…というか、お尻の白いハートマークが可愛らしくて撮ってみました。

観光客の方々には、国宝や文化財よりも分かりやすい鹿の方が人気があるようでした。



先ほど、南大門から中門にかけての参道は物凄い人波で近寄りがたい雰囲気でありましたので、夕方5時を過ぎ、太陽も傾いてきた頃を見計らって「大仏殿」にやってきました。

それでもまだ大仏殿へ向かう人も多く居ます。




大仏殿の写真は省略して、大仏殿から中門の方を振り返って見てみます。

幾分、人の群れも減って今頃ここを散策しているのは、奈良に「お泊り」のお客さんが多いのではないでしょうか?

撮影データを見てみますと、15:30くらいになっていました。



商店街も比較的早くに閉店してしまうのが“奈良”なのだそうです。

夕食はど~しようか…と思っていましたらホテルの近くに写真のような店舗を発見。

まだお客さんはいませんでしたが、食事OKということでしたのでこのお店にしました。

オーナーさんと雑談していて、件の「奈良は商店街も閉店が早い…」などの話題で盛り上がりました。

「コンビニも見当たらない」などと話したら、近くのアーケード街にあるスーパーを教えてくれました。

裏道からアーケード商店街を目指しましたが、なかなか素敵な店舗がありましたよ。

「奈良商店街…なかなか良いじゃん」 っていう印象でした。





宿泊したホテルの朝食です。

ごく普通の朝食バイキングですが、素敵だったのがこのプレートです。

左側の人参は「画」ですよ。

プレートに食材を盛り付けていても、なんだかとっても楽しい気分になりました。

*ちょっと“絵心”を試されるような気もしますが…



朝食後、チェックアウト前に二月堂まで散歩しました。

昨夜からの雨がまだ少し残っていまして、石段の埃を洗い流していました。

空気もしっとり新鮮のような気がします。



若草山からホテルへ戻る道すがら、なんとも緑の背景に似合う売店を発見。

春日大社からは1本横道に入っただけですが、殆ど観光客の姿も無く静かで素敵な場所でした。

さて、関西旅行最終日はお約束の「セントレア」でヒコーキ観賞です。


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姫路城 大天守 5月14日 2015年

2015-05-15 | Weblog
5年間24億円の費用を投入して行われた世界文化遺産“姫路城”の「平成の大修理」が終了し2015年3月27日より公開されました。

「白すぎ城」などと揶揄される「白鷺城」こと国宝姫路城。

さすがに公開当日に駆け付けるほどの熱心なファンではありませんが、毎年5月には神戸で仕事がありますのでこの機会に観賞に訪れました。

開城は午前9時です。

本日は平日ですので、朝一番乗りではなくても平気かな…などと楽観し、いつもの「大手門駐車場」に9時20分ほどに到着しました。

すでに駐車場には続々と大型観光バスや乗用車が入庫していきます。

やっぱ、国宝姫路城…さすがです。

今回は、やはり修理が終わった大天守が観賞の目玉です。

大勢の人の列に続いて大天守に入城します。

大天守の内部は以前訪れた時とほとんど変化はなく(当たり前ですが…)平成の大修理が外壁を中心とした修理であることが理解できます。

大天守内の展示物は以前よりもだいぶシンプルになったように感じます。

照明装置などは省資源と雰囲気を損なわないように、電球色のLEDが使用されているそうです。

まるで通勤ラッシュ時の新宿駅のような状態の大天守を最上階を目指します。

大天守内は狭いし大勢のお客さんがいるので、写真撮影は控えてウエアラブル・カメラ、SONYのアクション・ムービーで様子を撮影してきました。

大天守最上階は風が良く通り抜けて涼しいはずなのですが、それを上回る人々の熱気で汗が出てきます。

観光シーズン混雑時には入城制限の整理券が配布されるそうです。



タイミングよく人影のない瞬間に大天守の撮影ができました。

画面左隅を見ていただくと、大勢の人々が写っているのが分かります。

大天守の観賞を済ませて早々に退城することにします。

本日は「仕事メインの日」ですからね。

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第一術科学校 海上自衛隊幹部候補生学校 5月13日 2015年

2015-05-14 | Weblog
宇品のプリンスホテルに宿泊したもう一つの目的は、ホテル前の桟橋から江田島の「小用(こよう)」行きの高速船に乗れるためであります。

ホントはオデ君と江田島まで行こうと思ったのですが、陸路を行きますとなんと!2時間弱も掛かってしまいます。

高速船ならわずか20分程で到着します。

ホテルの駐車場にオデ君を預けたまま出掛けます。

駐車料金は江田島から戻ってくるまで駐車していてもOKです。





小用の港前のロータリーからバスが出ています。

10分弱ほどで「第一術科学校前」バス停に到着します。

そこから徒歩で1~2分で正門に着きます。

住所・氏名など記入しビジターのバッジを受け取り「江田島クラブ」と呼ばれる見学者待合所で10時半の見学スタートを待ちます。



ガイドの方の話を聞きながら校内を見学します。

「江田島」は旧海軍の兵学校があったところで、今日は「第一術科学校」と「海上自衛隊幹部候補生学校」が併設されています。

幹部候補生学校は何となく分かるとして、「第一術科学校」ってなんだ?…

海上自衛隊員として艦艇に乗り組む際、船の上部で作業する隊員…砲術、水雷、航海、通信他等の教育・訓練を行う学校です。

船の下部で作業する隊員…機関や潜水艦などは他の学校で教育するようです。

写真は「大講堂」

学校の様々な式典を行う場所です。




内部も見学させていただきました。

床の黒いタイルに学生が整列するそうです。

「参考教育館」には山本 権兵衛(やまもと ごんのひょうえ)を初め歴代の海軍提督や作戦に参加し散華した隊員の遺品などが展示されています。

こちらは写真撮影が禁止となっていましたので、写真はありません。

約1時間半の見学を終えタクで桟橋に戻ります。

プリンスの駐車場でオデ君に乗り換え本日宿泊の姫路へと走ります。

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山口県防府市 玉祖神社 5月12日 2015年

2015-05-14 | Weblog
早朝6時にはホテルを出発します。

本日は山口の防府市まで行き広島に戻る行程ですので朝食を食べる暇もなく出発です。

小松の空模様は雲が厚めですがまずまずの天気です。

台風の影響でしょうか、風が幾分強めです。

北陸道を福井方面へと走ります。

次第に風が強くなり、走行車線の大型トラックが風に煽られて膨らんでくるのが怖いです。

風で何か飛んできて先日交換したばかりのフロント・ウインドーに当たらないかと心配です。

琵琶湖付近を走行中は雨風がかなり強くなりこの先の台風の影響が心配になります。

途中、何度か気持ちが揺らぎます…防府市まで行くか、広島までで明日出直すか…

広島を過ぎると雨風も収まり空が明るくなってきました。

それに勇気付けられてグイグイ走り、目的の「玉祖神社」へやってきました。



雨は上がって写真撮影にも支障はありません。

案内板にあるように「玉祖神社」は宝石・眼鏡・時計・カメラ業界の方々が信奉する神様であります。

本日は観光ではなくて、仕事での訪問ですので一応ネクタイなど巻いております。



広島の宿泊は宇品のグランド・プリンスホテルです。

一昨年だったか広島の友達に紹介され宿泊しましたが、市中からはかなり外れた元宇品口にあるこのホテルは、静かな環境で景観も素晴らしく大変気に入りました。

駐車場も「平置き」なのがありがたいです。

1階ロビーは空間を贅沢に使ったデザインで大変ゴージャスです。

客室は…いわゆるプリンス的スタンダードでこのロビーのゴージャスさとは対照的で楽しいです。




夕方、6時半頃客室からの風景です。

先ほどの雨風は何だったの?…というほどの見事な景色。

金色の陽光が燦々と降り注いでいます。

明日は快晴の天気になりそうです。



本日の行程は820Kmでありました。

思えば東京→青森間よりも長い距離を台風の中…走ってきました。

やれやれであります。

ビールも美味しいです。


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小松空港 金沢城 小松空港 5月11日 20115年

2015-05-13 | Weblog
小松空港の展望デッキにやってきました。

本日は平日なので、自衛隊の飛行作業が見られます。

8時前頃からすごい轟音でF-15イーグルが飛翔していきます。

小松空港はエアラインと自衛隊との共同使用ですので、展望デッキから自衛隊機を観賞することができるのが魅力です。




飛行作業にむけて隊員の方々が忙しそうに立働いているのが見えます。



飛行作業をチラ見して…後ろ髪を引かれつつ本日のメインディッシュ!金沢城にやってきました。

金沢城は「石垣好き」にも「これから石垣好き」にも興味深いアイテムが盛り沢山です。

「金沢城石垣巡り」という小冊子が案内所で配布されていますので、それを参考に歩くのも良し、ボランティアガイドさんに案内していただくのもこれまた楽しく参考にもなります。



今回のお目当ての一つ、修復間もないこの石垣を観賞します。

案内の立て札も真新しいです!



石垣とは本来、戦のための“兵器”であったはずですが、この石垣は庭園の借景として美術品にと昇華されています。

色とりどりの石組み、普通はこの様に縦に長い石積みはしないと思うのですが、敢えて縦長に積むことによってデザインに変化と躍動感を与えています。

右上のあたりに黒い石積みが見えますが、そこのV字部分から落水があり「滝」を形成していたそうです。

案内の立て札にあったようにこの石積みを「色紙短冊積石垣」というそうです。

今まで各地の城跡の石垣を観賞して歩きましたが、この様に美意識の元に積まれている石垣は他に知りません。(私の知識の範疇での話ですので、もしかしたら他にもあるのかも知れませんが…)



そして、もう一つのお目当てが、こちらの「玉泉院丸庭園」であります。

やはり昨年訪れた際にはまだ工事中で立ち入り禁止エリアとなっていました。

城の縄張りには、天守を中心に「二の丸」「三の丸」とありますが決して「四の丸」というものは存在しません。

やはり「四」は「死」に通じることから敬遠されたのでしょう。

ですので、「三」以降は名称で呼ばれるようになったようです。

「玉泉院丸」もそれに倣った名称なのでしょうね。



見事に再現された「玉泉院丸庭園」であります。

先の「色紙短冊積石垣」とセットで観賞されると宜しいかと思います。



金沢城のお目当てをたっぷりと観賞して、再び小松空港に戻ってきました。

午後の飛行作業を終えて帰着した戦闘機を観賞します。

いや~この迫力はたまりませんね~!

お手軽な展望デッキからこのようなド迫力シーンが堪能できるのが小松空港の最大の魅力であります。



羽田や成田のようなトラフィックの厚い空港も世界のエアラインを観賞できて素晴らしいですが、小松空港にもっと頻繁に訪れて戦闘機の写真撮影のスキルを磨いてみたいです。

プロの方の作品と比べること自体おこがましいですが、少しでも近づきたい…そんな気持ち、あります。

楽しいです!




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小松空港 スカイパークこまつ 翼 2015年5月10日

2015-05-12 | Weblog
毎年5月は関西方面の仕事に託けてちょこっと旅行をしてしまいます。

まずは、東京から小松空港にやってきました。

小松空港の地図を見ていたら、「スカイパークこまつ翼」という施設が目に留まりました。

名前からして、きっとヒコーキを真近に見られる施設に違いないと期待を膨らませてやってきました。

結局、この施設のメインはなんと!“パーク・ゴルフ場”そしてサッカーグラウンド、野球場などの運動施設なのでありました。

期待を持たせるようなネーミングであります。

写真はその施設の管理事務所であります。



野球場のフェンスに沿って滑走路方面へと歩きます。

写真の右側のフェンスの向こう…その辺りがタキシーウェーイとなっています。



ヒコーキがタキシングしてくると…こんな風にかなりの迫力で見ることが出来ます。

しかし…ヒコーキですから地面を走っているのを見てもすぐに飽きてしまいます。



航空プラザにも立ち寄りました。

お客さんが意外に少なかったので、以前果たせなかった(機材の修理中で…)YS-11のフライト・シミュレータをトライしてみました。




実際に訓練に使用していた本物のシミュレータだそうですが、いかんせんかなりの年代物ですので、くたびれ感は否めません。



本日は小松空港の近辺をうろついて早々にホテルにチェックインです。

東京からは、524Kmほどでした。



小松に来たら一番のお気に入りのホテル…「加賀の幸 ホテル・アローレ」に宿泊します。

畑の中のホテルであたりにはホントになにもありません。

静かで最高です。

最上階の部屋の窓からはこんな景色が…

*ヒコーキ用の望遠レンズで撮っていますから、「肉眼」ではこの様には見えませんので…念のため。

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岡女堂 北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線 9月6日 2014年

2015-05-09 | Weblog
「岡女堂駅跡」にやってきました。

岡女堂は十勝の豆を加工する(甘納豆など)「豆屋さん」の屋号でありました。

いまもこうして残されている駅名標の「岡女堂」のレターも独特なのが分かりますか?

「女」の中心に“点”が打ってある独特の書体です。

多分、何か訳があるのだと思います。



国道脇にはパーキング・エリアが設けられています。

赤矢印…歩道との境界の縁石は「豆」のデザインとなっています。

高台の建物の壁面には「岡女堂」の看板が見えています。



特徴的なデザインの三角屋根が連続するホーム。

ここに列車が到着すると、岡女堂社長が創作した曲が流れたそうです。

どのような曲だったのか…岡女堂の社長さんはかなり個性的な方だったのでしょうね。



路盤にレールはすでに無く夏草が生茂っています。



引いてみるとこのような状態です。

それにしても個性的なデザインのホームですね。

三角屋根の連続がお互いを支え合っているような優しさを感じさせ、とても素敵です。



十勝バス「岡女堂本家前」バス停。

便数は充実しているとはいえませんが、通勤・通学時間はしっかりとカバーしているみたいです。



ホーム中央辺りから通路があり工場の敷地へと伸びています。

「豆神社」の鳥居が見えています。



この先は池田駅方面になります。

路盤はすっかり夏草に覆われていて歩行することは無理のようです。



「豆神社」の鳥居です。

この通路を歩くと工場直売所・甘味処へと続いているようでした。

「オミヤ」にも「甘味処」にも興味が無かったのでスルーでしたが…少しは販売に協力したほうが良かったですね。



こちらは、先のパーキング・エリアに掲げられていた案内看板であります。



さて…次の観賞目的地「本別駅跡」へ出発です。


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勇足駅 北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線 9月6日 2014年

2015-05-08 | Weblog
「大森駅跡」はスルーして「勇足駅」にやってきました。

“勇足”…不思議な駅名です。

もちろん、アイヌ語の読みに強引に漢字を当て嵌めたものでしょう。

北海道新聞社刊 「北海道地名分類字典」で調べてみました。


【勇足】(ゆうたり、十勝・本別町の字、駅名)
エサン esan・ピタル pitar=突出した・河原(永田・差出磧)。
川中に突出した河原、利別川東岸、ふるさと銀河線に駅。
古くエサンピタラ、ヱサンヒラ、イサミタラとも言う。
エサンがイサミになり勇、ピタルに足を当てたが、エサンピタラとは到底読めずユウタリと音読。
明治初年中川郡エサンヒタラ村、76年勇足村、1915年2級本別村の大字村、75年大字幌蓋(ほろけなし)村から字勇足元町


…と説明されています。

20%くらいしか理解できていないかも…


実にモダンにデザインされた素敵な駅舎です。

屏風のような折り返しとピラミッド様のスカイライトが強烈な印象を与えています。

JR北海道時代の駅舎の写真は、地味な木造駅舎でありました。

第三セクターふるさと銀河線となり、地域のコミュニティーセンターと駅舎が併設、新設されたようです。

ふるさと銀河線廃止後、建物は地域のコミュニティーセンターとして引き続き使用されています。




駅前から国道方面を見ます。

見慣れた風景でありますが、勇足駅前は舗装されています。



「おぉ…!」って思ってしまいました。

まだこうして駅名が掲げられています。

つい最近廃止になった「江差線」などは駅備品等は洗いざらい撤去されていましたが、こちらは第三セクターであり、建物も地域のコミュニティーセンターという性格上、このような状態を維持しているのかな…などと納得しました。

なんだか、すごく良い感じでしたよ。





コミュニティーセンターは施錠されていましたので、建物の外側をまわって、ホーム側に出てみます。

路盤跡はまるでゴルフコースのように美しく整備されています。

こちらが「池田駅」方面になります。



そして、こちらが「北見駅」方面となります。



ホーム側駅舎の壁面にも「勇足駅」の駅名標?が残っています。

こちら側の壁面は若干、劣化が見られます。



先ほど、「ゴルフコースのように…」と書きましたが、実際ここは“パークゴルフ”のコースとなっております。

白い杭は、ゴルフと同様に「OB杭」らしいです。



つまり…ここは“フェアウェイ”ということになるのでしょうね。

ゴルフ・コースと全く遜色ない美しく手入れの行き届いた芝生が印象的です。

これが鉄道の路盤だったとは…



「銀河コース」とうたったコースのルールが示されたパネル…

さすがに、ゴルフ・コースでは「ハイヒールや革靴でプレーしない」などと注意されることはないでしょう。

*それとも、最近ではゴルフ・コースでもこのような注意書きなどあるような時代なのでしょうか?



「勇足駅」を一回り観賞しました。

ネットで冬の「勇足駅」の写真を見ましたが、綺麗でしたよ。

すごく雰囲気のある風景でした。

でも…冬の北海道は過酷な自然環境で、私のような初心者には命の危険もありそうなので遠慮しておきます。

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