Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

目名駅 函館本線 8月27日 2022年

2022-11-26 | Weblog
「目名駅」簡単な漢字の並びですがレールファンや道民の方以外、「めな」と読める方は少ないと思います。

「音の響き」が好きです。

駅名標はフィルムを貼り直したのか、妙に新しい外観です。



ログ・ハウス風の駅舎がお洒落です。

改築される前、1983年2月に撮影された「目名駅」の写真が前出の「駅舎国鉄時代1980's 」に掲載されていました。

ごく普通の北海道駅の姿でした。

建物の前にコンクリートの基礎のような構造物が残されています。

たぶん、旧駅舎の基礎ではないでしょうか。

なぜ、目名駅がこのようなデザインに改築されたのかは不明です。



駅前はバスの転回も出来そうな広いスペースが取られています。

舗装がされていたのでしょうが、それは1/3くらいした残っておらず、ほどんど砂利になってしまっています。



近くで見るとなかなか立派な駅舎です。

駅待合所として、また町民サロンも併設されています。



建物内部も木材たっぷりのログハウスの作りです。

こちらが、町民の方々が利用するスペースみたいです。



照明器具も山小屋風ランタンみたいなデザインのものが使われています。



駅舎を通りホームに出ます。

複線に見える線路の向こう側…ホームのような構造物が雑草に覆われています。

大樹の下には小屋のようなものが見えます。

保線小屋とかでしょうか…



ホームから函館方面を見ます。



こちらが小樽方面となります。



「熱郛駅」辺りで雨は上がりましたが、雲が切れ青空が見えてきました。



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熱郛駅 函館本線 8月27日 2022年

2022-11-17 | Weblog
熱郛駅もレールファン超初心者の頃、現場に訪れる前に観賞した宗谷本線DVDで名前を先に覚えた駅です。

北海道の駅名は「音」というか「響き」が格好良いです。

アイヌの地名などの「音」に無理やり漢字を当てはめているという特殊性もあるのでしょうが…



駅舎の前にはロータリーの面影が残っています。

初めて訪れた時にはこの花壇に花々が植えられていてとても綺麗でした。

今年はちょっと花の勢いが弱いですね。



ロータリーから国道方向を見ます。

最盛期は商店で賑わっていたかも知れないメインストリート、今は営業している商店はありません。



駅待合室は板張りの壁と明り取りの窓とでとても明るいです。



待合室を通り抜け、ホームに出ます。

こちらが黒松内、函館方面です。



こちらが小樽駅方面となります。



いまはこれほど長いホームは無用となってしまいました。

中線も残されています。



下り線の駅名標。

辛うじて周りが除草作業されています。



熱郛駅の旧駅舎の写真はネットでは見つかりませんでした。

「駅舎 国鉄時代1980's 」という書籍には 1980年10月に撮影された熱郛駅舎写真が掲載されていました。

北海道駅スタンダード・スタイルの駅です。

写真の駅舎はアルミサッシの窓になっていました。

駅舎入り口横には縦長の木板に「熱郛駅」と書かれた駅名標が掲示されています。

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黒松内駅 函館本線 8月27日 2022年

2022-11-07 | Weblog
まだ雨は降り続いています。

黒松内駅に立ち寄るのは2019年以来 3年ぶりです。



立派な駅舎ですが、無人駅です。

不思議なデザインだと思っています。

勝手な妄想ですが…アイヌ由来のデザインなのかと想像したことがあります。

かつては大勢の利用客で賑わったのでしょうが…

雨に濡れる駅舎に利用客の姿はありません。



駅前通りを見ます。

2019年に立ち寄った際は、夏祭りの最中でした。

通りの両側に露店が並び、駅前通りは車両進入禁止となっていました。

クルマで駅までアクセスすることができずに難渋した記憶があります。



駅待合所は閑散としていますが、とても綺麗に保たれています。

天井の蛍光灯が節電のため「間引き?点灯」されているのが侘しいです。



ホームに出ます。

無人駅なので「入場券」は購入しません。



「北限のブナ」が展示されています。

黒松内駅から南東方向に2~3Km ほどの距離に「歌才ブナ林」があります。

昭和3年に国の天然記念物に指定されたそうです。

黒松内町のホームページを見ますと、

『ブナが函館に到達したのが約6000年前、歌才には1000年前に到達したことがわかっています。現在もブナは北進の途上であるとのこと。』

と説明されています。

6000年以前は北海道にはブナが生息していなかったということでしょうか。

それから「北進」を続け、1000年前にここ黒松内に到達したそうです。

もしかしたら、近年の温暖化で「ブナの北限」は、さらに北進しているかも知れません。

せっかくの町おこしのテーマ「北限のブナ」は別の町になってしまうかも知れませんね。



ホームを歩いて跨線橋を上ります。

階段ステップにはコンクリートが打たれ、ゴムの滑り止めを木枠で固定してあります。

キレイにメンテナンスされていますが、クラッシックな雰囲気を保っています。



跨線橋連絡通路…ポスターの一枚もなく色気のない事務的な雰囲気です。

しかし…とても清潔に保たれていて好感が持てます。



下り線2番3番ホームに下りてきました。

ホームから駅舎を見ます。

先の「北限のブナ」が見えます。



3番線ホームを倶知安駅方面に歩くと草むらの中に「停目」が残されています。

おそらく二度と使われることは無いでしょう。



一番線ホームには「ランプ小屋」残されています。

信号などの照明にランプを使用していた頃、その燃料などを保管するための建造物です。

南京錠が掛けられた鉄の扉の内部には…今は何が保管されているのでしょう。



2番線ホームから長万部駅方面を見ます。

駅舎横の駐車スペースにはハチ君しか見えません。



こちらが倶知安駅方面となります。



黒松内駅は「寿都鉄道」の起点でありました。

草むらに見えるレールはまさか50年も前に廃止された寿都鉄道のものではないでしょうが…

雨降りの天気も手伝い独特の旅愁を感じさせます。

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蕨岱駅 函館本線 8月27日 2022年

2022-11-04 | Weblog
二股駅から黒松内駅へ移動中、「蕨岱駅ってどうなっているのだろう?」と急に思い立ち、立ち寄りました。

「蕨岱」って、北海道の鉄道に興味を持たなければきっと読めなかったと思います。

そして、この「蕨岱」の「字姿」がとても格好良く思えます。

バス停のは「ワラビタイ」とカタカナ表示ですが…



国道わきにポツンとバス停(標識板)

雑草に囲まれほとんど利用客が無いのが想像できます。



国道からの駅前道路?の舗装が途切れ、駅舎があったと思われる地面が見えます。

北海道の廃線・廃駅跡を巡りましたが…同じような情景を何度も見ました。



立ち入り禁止の意味でしょう…トラロープの手前からホームを見ます。

こちらが「長万部駅」方面です。



そしてこちらが「黒松内駅」方面となります。



「二股駅」辺りから雨は本気に降り始めました。

さすがに傘を差して撮影しています。



国道の向こう側には神社の鳥居があります。

こちらは「蕨岱稲荷神社」といいます。

立派な鳥居ですが…よくよく見ると、塩ビ管と継手とを組み合わせて作られているのを見てビックリです。

上手に工作するものです。

森の中に続く参道。

夜はちょっと怖いかもです。

次駅、黒松内駅へ向かいます。


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二股駅 函館本線 8月27日 2022年

2022-11-01 | Weblog
長万部駅の次駅 二股駅にやってきました。

とても雰囲気の良い駅です。

訪問は2度目です。

長万部駅で降り始めた雨は止みそうにありません。



駅構内はかなり広いスペースが取られています。

今は「ヨ駅」となっている二股駅ですが、かつてはそれなりの駅舎があったのでしょう。

入り口は正面にある引き戸です。

「ヨ駅」で使用される定番 ヨ3500形 とは構造が異なります。

車掌車や緩急車とは異なる「貨車」のようです。

Wiki の解説では「国鉄ワラ1形貨車」と説明されていました。



振り返り国道5号線方向を見ます。

駅前のスペースは広々としていて、路線バスの転回も可能なようです。



現役の駅です。

ホームに出るには駅待合所を通らなければならない構造となっています。

無人駅によくある「フリー・アクセス構造?」ではありません。

待合室内はとても綺麗にされています。



ホームに出ます。

駅名標に貼られた白いシールの下には2017年に廃止となった蕨岱駅名があるはずです。

レールファン超初心者の頃、北海道の鉄路をDVDなどで学習していました。

その時に「蕨岱駅」とか「熱郛駅」が登場し「不思議な名称だな~」と強く記憶に残りました。



ホームから函館・長万部方面を見ます。



こちらが小樽方面となります。



ホームから駅待合所を見ます。

妻面を見ると…いかにも「貨車」の造形が確認できます。



ホームの「名所案内」

「二股温泉」とありますが…あるのかな? と思って検索してみたらありました。

二股ラジウム温泉 とも呼ばれているようです。

解説を読むと「放射能濃度が基準にたっしておらず、温泉法では放射能温泉ではない」とありました。

なかなか雰囲気のある温泉みたいです。

来年、忘れないでいたら立ち寄りたいです。

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