Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

小頓別駅 天北線 9月2日 2016年

2017-04-25 | Weblog
小頓別駅跡は国道275号線から少し入った場所にあります。

道の突き当りにはロータリーがあり、おそらくこの辺が駅舎跡になるのではないでしょうか。



宗谷バス停の待合所には「小頓別駅」の駅名標が掲げられています。

昨年訪れた時は画面に雨粒が写るほどの雨降りでした。

2015年小頓別駅跡の記事はこちらから。



バス停前から国道方面を見ます。

右手は音威子府、左手が中頓別と示されています。

左手に旅館「丹波屋」が見えます。



待合所前から今度は右手を見ます。

ロータリーには交通安全の標柱が立てられています。



バス待合所の中を見てみます。



清掃が行き届いた綺麗な室内です。

冬の積雪時でも風や寒さから守ってくれそうです。



国道275号線小頓別駅入り口には「丹波屋」という旅館があります。

その独特の佇まいから目を引く存在です。

「丹波屋旅館」は前名を菅井旅館と名乗り大正年間に創設された和風旅館だったそうです。

その後、経営が変わり丹波屋と改めたそうです。

昭和になり洋館を増設した為、和洋折衷の独特な外観となったようです。

この丹波屋は天北線廃止と共にその営業を終えました。

建物は2000年に有形文化財に指定されました。

*旧丹波屋旅館 保存会 はこちらから。

この旅館が物語るように、小頓別地域は天北線と林業と共に発展しました。

多くの人々で賑わった駅前にその栄華を物語る遺構は何も残ってはいません。


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T-shirt エフ商会 4月24日 2017年

2017-04-24 | Weblog
季節も温みT-シャツが活躍するようになってきました。

このTを購入したのは2ヶ月ほど前になります。

エフ商会の商品群、その中の「カミナリ」ブランドは昭和のちょっと古いクルマやバイクの精密なイラストがプリントされたものが中心です。

クルマやバイク好きなら誰でも知っているモデル名をちょっとひねってあり、思わず「ふふ…」とニヤけてしまいます。

そのエフ商会にあって、今シーズン新作中に「飛行機モノ」の商品が登場しました。(*727に続いて本作は2作目ではないでしょうか…)

しかも、大好きな747ですよ!

さっそく電話で確かめると商品は購入可能とのこと。

早速、注文しました。

*モデル名は KMT-135 です。



商品は頑丈な茶封筒にパッキングされて送られてきました。

こちらがフロントのデザインです。




ルンルン気分で開封します。

たっぷりとした質感で着心地も良さそうです。

写真を良く見てください。

“Bowing” ではなくて“Going!747”とプリントされています。



こちらが背中部のデザインです。

747の一番カッコ良いアングルがプリントされています。



左の袖口には「搭乗券」がプリントされています。



右袖はこのようなプリントとなっています。



外に露出する部分ではありませんが、内部にはこんなプリントがされています。

このTを着てヒコ~キの写真を撮りに行きたくなる季節がもう間近です。

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上音威子府駅跡 天北線 9月1日 2016年

2017-04-21 | Weblog
今回の天北線観賞でとても楽しみにしていたのが、この「上音威子府駅跡」です。

昨年は、「ど~せ何も残っていないだろう…」くらいの感覚でスルーしてしまいました。

初心者ははっきり目に見える遺構がないと興味が湧かないものです。

Expert・上級者のレールファンの方々は既に書籍やネットに掲載された物件ではなく、まだ誰にも発見されていない「未発表物件」にロマンを感じるようですね。

私がそのような境地に至ることはあるのでしょうか?

ネット上に、上音威子府駅のホームを復活させた…という記事を見つけました。

「これはぜひ見てこなければ…」と張り切って訪れました。

音威子府駅からGPSの座標を頼りに国道275号線を走ります。

座標が示す位置に細い道があります。

普段は訳の分からない側道には滅多に入り込まないのですが、この時は変な自信というか確信みたいなものに突き動かされました。



道路の突き当りは駅前広場のようなスペースとなっています。

オデ君が転回するのにも充分のスペースです。

国道にバックで出なければならないような心配はありません。

スペースの右側にホームと電柱があります。

その電柱には電力線が張られています。

照明装置か何かあるのでしょうか?



スペースから振り返って国道を見ます。

国道まで、2~30mほどの距離でしょうか…走るクルマの姿がはっきりと見える距離です。



早速、ホームを観賞します。



路盤はバラストが敷かれているような雰囲気ですが…いくら何でもバラストというにはデカ過ぎますよね。



ホーム上に設置された駅名標。

“再生品”だと思うのですが、ホームに駅名標があるのと無いのとでは、臨場感が全く違います。



鉄道倶楽部の方々が再生しているのでしょうから、当時の雰囲気を精密に復刻したものだと思います。

駅名標の向こうに見えるのが国道です。



ホーム上から稚内方面を見ます。

オデ君も見えています。



ホームから路盤に下ります。

「藪嫌い」なオジサンはあまり深入りしたくありません。



ホームの縁石にこんなものを発見!

動物の“糞”のようです。

良く見ると…昆虫がぎっしりと凝縮されているように見えます。

こんなの食べている動物ってなんだろう。

クマじゃないでしょうね。

急に心細くなってきたビビリーなオジサンです。



廃線跡を訪ねていると、解体されたり自然に溶け込んで消滅してゆく物件があれば、こうして愛好会有志の方々が消えかかっていたものを蘇らせる物件もあります。

毎年、同じルートを飽きずに…と思われるかも知れませんが、変化があっても無くても、それなりの感動があって楽しいものです。

上音威子府駅跡は「どうせ何も無いし…」と思い込んでいただけに、嬉しい誤算と出会いでありました。


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音威子府駅 天北線 宗谷本線 9月2日 2016年

2017-04-19 | Weblog
本日は天北線の廃線跡を辿って稚内まで走ります。

名寄のホテルで朝食を済ませます。

相変わらず早めの朝食…6時半です。

チェックアウトを済ませてスタート地点、音威子府駅へ出発です。

本日は雲の厚いどんより天気です。

独特のデザインの駅舎は1990年に改築されたそうです。

音威子府駅の前作?は北海道のスタンダード木造駅舎でありました。

駅前に人の気配もなく静まりかえっています。

2015年音威子府駅の記事はこちらから。



音威子府から稚内まで天北線を辿る、9月2日の走行軌跡です。



駅舎入り口に掲げられた駅名標。

木版に手彫りされた民族デザイン性の高い駅名標です。

古い駅舎写真に写っていたトーテムポールのような標柱に掲げられていた木板とそっくりでした。



天北線資料館は本日は生憎閉館中でありました。

昨年は同じ時間帯だったと思いますが中を観賞することが出来たのですが…



駅舎を通り抜けてホームへ出ます。

駅員配置駅ですので「入場券」を購入します。

ホーム側駅舎出入り口にも立派な木版の駅名標が掲げられています。



ホーム名寄方面を見ます。

跨線橋があります。



ホームの電柱にはホーロー製の駅名標。

お約束の「サッポロビール」のCM付きです。

このCM付き駅名標って、全道で何枚くらいあるのでしょうね?



稚内方面を見ます。

遠くの空に小さな青空が見えてきました。



フレームもパネルも新品のようにピカピカです。

綺麗過ぎてちょっと不自然に見えます。



振り返って駅舎方向を見ます。



2番、3番線ホームの上屋。

支柱には古レールが使われているようです。



跨線橋を上ってみます。



跨線橋の連絡通路。

屋根支柱にも古レールが使われています。

アイボリーのペイントで綺麗で清潔な感じがして好感です。

両側からの窓からの採光が効いているのでしょう。



2番、3番線ホームへの降り口。



稚内・サッポロ各方面の案内



跨線橋乗降口を見ます。

階段のステップ高が低いのが分かります。



ホーム上屋を見ます。



SLを模したベンチが置かれています。



名寄方面のホーム先端部へ歩いて行きます。

路盤の先に跨線橋が見えます。

階段部分には屋根が掛けられているのが見えます。

こういうの…スノーシェッドというのでしょうか…ただの屋根かな?

跨線橋のその長さから、路盤がかなり広かったことが想像出来ます。

天北線はその左側を走っていたのでしょう。



音威子府駅舎内のおそば屋さん。

営業時間が10:00~15:30 水曜日定休 とあります。

*昨年より1時間、営業時間が短縮されていました。

音威子府駅にはいつも8時頃に到着していますから、ほとんど縁はありませんね。

それでは…稚内を目指して天北線跡を観賞していきます。


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名寄町道路元標 9月1日 2016年

2017-04-17 | Weblog
天塩弥生駅の次は「名寄町道路元標」です。

実はホテルにチェックインを済ませ散歩がてらに訪れました。

2015年にも観賞に訪れていますが、生憎の雨降りでゆっくり観賞することが出来ませんでした。

2015年名寄町道路元標の記事はこちらから。

夏の夕方の陽射しですが影がかなり長くなっています。



裏面の記述もすっかりなれました。

「昭和三年建設 北海道廳」と掘られています。

「廳」は「庁」の旧字です。

道路元標を訪ね歩くようになって初めて知りました。



道路元標の「規格」というのがあるのか分かりませんがこれまで見てきた道路元標はほとんどがこの大きさ、形をしています。

約25~30cm角で高さは約50~60cmほどの柱状で頭部は丸く削られています。

意外と小ぶりで、一見すると「墓石」に似ています。

ほとんど注意を払う人もなく歩道にひっそりと佇んでいます。



散歩の帰り道。

ホテル近くでこんなプレートを発見。

看板の向こうに見えるのが本日宿泊のホテルです。

名前が似ていると思ったら、同じグループのホテルらしいです。



こちらが本日宿泊するホテル。

駐車場にオデ君の姿が見えています。

2014年に開業したこのホテルのお陰で名寄でゆっくりと宿泊することが出来るようになり助かります。



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天塩弥生駅 深名線 9月1日 2016年

2017-04-14 | Weblog
北母子里から15.6Kmの距離に天塩弥生駅はありました。

湖畔駅から朱鞠内湖北側を通って天塩弥生駅に至る深名線車窓は素晴らしいものだったでしょうね。

本年も道道528号線は通行止めで残念でしたが、いつか深名線の痕跡を求めて走破してみたいものです。

*昨日(2017年4月13日)旭川管区の道路課さんに訊ねてみました。平成31年(2019年)までは補修・整備等で閉鎖が続く予定だそうです。その後(予算にも因り更に延びる可能性もあるようですが…)平成32年度以降開通するかも?知れない ということでした。今のところ「未定」と解釈したほうが良さそうです。

2014年に訪れた「天塩弥生駅跡」は何も無い原野のように見えましたが、昨年には往時の駅舎を再現した建築の最中でありました。

2015年天塩弥生駅の記事はこちらから。



建物はすっかり完成し落ち着いた雰囲気を醸しています。

2016年3月から食堂と宿泊施設として営業を開始しているそうです。



施設の周りを観賞させていただきます。



軽のパネルバンはJR北海道のカラーリングが施されています。

車体横には「名寄⇔天塩弥生」の小さな“サボ ”が貼られています。



短くカットされた電柱には「てしおやよい」のホーロー駅名標が取り付けられています。

この駅名標、こうして駅舎以外にも貼られています。

その枚数から想像すると、きっとこの施設を開業するに当たり“新製”されたものではないでしょうか。



この辺りに路盤があったようです。

ダルマ転轍機が置かれています。

まだ「展示」という雰囲気ではありませんが、これから環境を整えていくのではないでしょうか。



駅舎施設?を一回り観賞させていただきました。



こちらは駅長さんのご自宅。

玄関には「とみおか」のホーロー製駅名標が掲げられています。

駅長さんのお名前は「富岡達彦」さんです。



こちらが富岡駅長さんです。

施設のフロントでお話をさせて頂きました。

室内にも多くの鉄道グッズが展示されていて、その中で「桜上水」というパネルが目に止まりました。

「京王電鉄」利用者にとっては瞬間反応してしまうお馴染みの駅名です。

北海道の「天塩弥生駅」になぜ「桜上水」?

北海道にも同名の駅があるとは思えませんが、駅長さんに尋ねてみました。

すると駅長さんから思わぬ言葉が…

富岡駅長はかつて京王電鉄の桜上水車掌区で勤務されていたそうです。

当然、桜上水周囲のこと、私の利用駅のことも良くご存知でした。

なんという偶然でしょう。

びっくりです。

更に室内には「大誉地駅」の硝子パネルが展示されていました。

ふるさと銀河線「大誉地駅」が解体された際にこの硝子パネルを引き取ってきたそうです。

ちょっと話に夢中になってその写真は撮影してきませんでした。

次回、お訪ねしたときに撮影させて頂くことにします。


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北母子里駅跡 深名線 9月1日 2016年

2017-04-13 | Weblog
北母子里駅跡  

駅舎があった場所はNTTDocomo の中継基地となっています。

非常に分かり易いランドマークであります。

厳つい形状のアンテナが天を仰いでいます。

ローマ神話に登場するネプチューン(Neptune)が持つ銛を連想させます。

マセラティーのエンブレム、トライデントはネプチューン(Neptune)が持つ銛がモチーフとなっているそうですね。

銛は結束を表すマークで、日本の「三本の矢」と同義のようです。

深名線北母子里駅はライフラインとして地域の人々の暮らしを繋いできました。

そしてその跡地は現代のライフラインの一つ、通信の中継基地として人々の生活を支え続けています。



中継基地を前に左手を見ます。

こちらは深川方面となります。



右手を見ます。

こちらは名寄方面となります。



そして同じ場所から駅前通りを振り返ります。

アンテナの影が長く延びてきました。



駅前から左手を見ると建物の基礎が残されています。

駅前の空中写真を見ますと確かに赤い屋根の建物が写っています。

その名称は分かりませんが、その細長い形状から、商業施設とかではなく倉庫の類ではないでしょうか。



もう一度、駅舎方向を見ます。

中継基地の向こうに広がる林の手前辺りを深名線の路盤が走っていたのでしょう。


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また通行止め? 朱鞠内湖 深名線 9月1日 2016年

2017-04-12 | Weblog
湖畔駅の先、「北母子里駅」までの間に「宇津内仮乗降場」「蕗ノ台駅」「白樺駅」の3駅がありました。

これまでにも2014年、2015年と2回チャレンジしましたが、「通行止め」でそこに至ることが出来ませんでした。

「今年こそ!」と張り切って出掛けたのですが、「なんと!」本年も通行止めでゲートは閉鎖されています。

「連続雨量80ミリ以上時には通行止めになります」と明記されています。

昨年2015年は確かに大雨で路肩が崩落したとかで、通行止めは止む無しといった状況でした。

ゲート手前には道路課の方だと思いますが係員が待機していました。

しかし…本年はこの快晴です。

なぜなのでしょう?



オデ君を路肩に寄せて歩いてゲートに近付きます。



「草刈作業中」のプレートがあります。

「えぇ! 草刈で通行止め?」

「そんなバカな!」と思いますが仕方がありません。

今来た道を引き返します。

3年連続で通行止めとは…

2017年の北海道旅行前のリサーチで建設部土木局道路課で道路状況を確認してから出掛けた方が良さそうです。



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購入しました 歴史人 戦国の城とはなにか 4月11日 2017年

2017-04-12 | Weblog
普段はDマガジンでパラパラ読みしている「歴史人」であります。

対象となるのは「戦国武将」など歴史の濃いジャンルが中心に取り上げられ、ちょっと苦手であります。

しかし本号のテーマは「戦国の城とは何か」「現存十二天守を歩く」「総力特集 城用語 発達史 築城名人 建て方 山城の歩き方 攻城兵器 篭城戦 城内の暮らし 」 「全部分かる!城の構造と基礎知識」等など魅力的なタイトルが並びます。

事前に件のDマガジンで確認しましたが確かに魅力的な内容です!

これはもう購入するしかありません。

本気で読みたい書籍は「紙の書籍」に限ります。

モニターで読む書籍というのはあまり気持ちに流れ込んでこないような気がします。

生まれた時から「PC」や「スマートフォン」が生活道具の一つとして身近な存在だった人達とはデジタル・ツールに対する親和性が違うのでしょうね。

*老眼ではありませんよ! 朝の通勤電車で日経新聞を iPhone7 で裸眼で読めますから。

朝から冷たい雨の降る火曜日。

ヨドバシ・アキバ 7階の有隣堂さんに行ってきました。

やはりモニター越しに見るのとは違いますね。

内容自体が異なるはずもありませんが、臨場感というか活字の重みが違うというか…

とにかく 大満足の一冊であります。

しかもこの魅力的な内容で価格は僅か¥720 です!

城ファンの方も石垣ファンの方も価値ある一冊として大お薦めであります。

…というか、城ファンの方ならとっくに購入されているでしょうね。



ついでと言ってはなんですが…Amazonさんよりお薦め書籍のお知らせがあり、“スティーブン・ハンター”最新刊「Gマン 宿命の銃弾 上下」を購入しました。

彼の作品は全て読ませてもらっています。(翻訳版ですけれど…)

たまにスウィ~ト・スポットを外したような作品があるのもご愛嬌です。

Kindle 版も併販されていますが、こちらも紙の書籍を購入しました。

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朱鞠内湖 9月1日 2016年

2017-04-11 | Weblog
坂道を登りきると朱鞠内湖の展望スペースに出ます。

眼前には朱鞠内湖が広がります。

本日はほとんど風が無く澄んだ空と湖が広がります。

朱鞠内湖は湛水面積が日本一の人造湖だそうです。

湛水面積とはその表面積のことであって、貯水量とは比例しないようです。

深名線は軽便鉄道の建設から端を発した鉄道でしたが、朱鞠内湖と雨龍ダム建設工事の建設資材や湖底に沈んでしまう森林資源の搬出など、また建設工事に従事する人々のライフラインとして活躍しました。

ダム建設終了後も森林資源搬送や朱鞠内湖観光客の輸送など地域の人々にとっては無くてはならない存在でした。

しかし、多くの鉄道が遭遇するモータリゼーションの発展、地域住民の高齢化、過疎化など数々の難題に、合理化対策も空しく1995年にその歴史の幕を閉じました。

多くの人々が携わった建設工事によって完成した朱鞠内湖。

いまはこうして静かに水を湛えています。

日本一の湛水面積の人造湖。

湛水とは水を湛える…ということだそうです。

2014年のその時、細波一つ無くまさに鏡のような湖面が印象的でした。

2014年朱鞠内湖の記事はこちらから。



ここで見る朱鞠内湖も充分に美しいのですが、さらに一段高い展望台に行ってみます。



先程のスペースからさらに高い場所です。

急な坂道ですがクルマで登れなます。

登りは取り敢えず、下りは慎重に下りた方が良さそうです。





展望スペース奥には朱鞠内湖、雨龍ダム建設工事において殉職された方々の慰霊碑が建立されています。

写真ではその大きさがあいまいですが、見上げるような大きさです。

その大きさからもこのダム建設工事の困難さが伝わってきます。



オデ君と上ってきた展望スペースはこのようなところです。

湖を望む一角には小さな東屋?が置かれています。

この屋根の色が渋くて良いですね。

すっかり風景の一部に同化しています。

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湖畔駅跡 深名線 9月1日 2016年

2017-04-10 | Weblog
湖畔駅は文字通り「朱鞠内湖」の湖畔に位置する駅でした。

湖畔仮乗降場としてスタートしJR北海道となった時に「湖畔駅」に昇格しました。

写真は道道528号線から朱鞠内湖展望スペースへの導入路入り口です。

路盤は朱鞠内湖案内プレートの辺りだったと思います。

ホームは道路を渡った右手方向にあったようです。



アスファルト補修跡がおそらく路盤跡ではないでしょうか。



そのアスファルト補修跡に立ち左手を見ます。

朱鞠内駅方面となります。

何となく「路盤跡っぽい」雰囲気が感じられます。



右手方面を見ます。

名寄方面は「路盤跡っぽい」ものは残っていないように感じます。



この坂道を登ると朱鞠内湖展望スペースに至ります。



このスペースはJR北海道バスの転回場として利用されているようです。

これまでバスを見かけたことはありません。



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朱鞠内駅跡 深名線 9月1日 2016年

2017-04-10 | Weblog
朱鞠内駅跡には路盤と駅名標が展示された小さなモニュメントがあります。

DVDやYou Tube 等でみるかつての朱鞠内駅は列車交換設備を有する規模の大きな駅でした。

朱鞠内湖の建設資材の搬送や豊富な森林資源の搬出のために建設された深名線。

名羽線開通の暁にはターミナル駅として産業や商業に携わる多くの人々の生活の中心となる筈だった朱鞠内駅。

しかし、トラック輸送にその地位を奪われ鉄道事業の衰退による人口減、少子化など様々な負の要因により、かつての駅の面影は小さなモニュメント一つとなってしまいました。

2016年朱鞠内駅跡の記事はこちらから。



美しく広がるグリーンはかつてのストックヤード跡あたりだと思います。

ここは「パークゴルフ場」として市域の方々の憩いの場所となっています。

本日はプレーを楽しむ方の姿は見えませんでした。



一際目を引くこの建物はコミュニティー広場の中心となり、JR北海道バスの待合所、パークゴルフの休憩所、集会所などの機能があります。



幌加内駅跡と共通するデザインのモニュメント。

昨年、一昨年は鮮やかな花が花壇を飾っていましたが、本年はそれはありません。

代わりに?宅配便のトラックが駅名標の向こうに駐車しています。



少し位置を変えて見てみます。

駐車スペースにオデ君が見えています。


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共栄駅跡 深名線 9月1日 2016年

2017-04-07 | Weblog
共栄駅跡は「何も無いジャンル」の初心者泣かせの遺構であります。

昨年訪れた時には「何も無い」からとJR北海道バス停留所を確認しただけでスルーという「横着ぶり」のレポートでした。

2015年共栄駅の記事はこちらから。

横着といえば、今回は「大曲仮降車場」をすっ飛ばしてきてしまいました。

2015年大曲仮降車場の記事はこちらから。




バス停の前から深川方面を見ます。



こちらが名寄方面となります。

左の側道の先には集落が見えます。

ここのバス停利用者の方々の住居となるのでしょうか。



国道を隔てた向こう側には駅の導入路となる林道入り口があります。

トラクターのタイヤマークらしきものが確認できます。

クルマでも入っていけそうな雰囲気です。

しかし…こうした(助けを呼べないような)場所でのスタックを極度に恐れるオジサンは徒歩で様子を見ることにします。



とぼとぼと心細い気持ちを抑えて歩きます。

綺麗な空気の透き通るような青空に勇気付けられます。(ホントにビビリーなんですね)

左に緩くカーブしている先、次のカーブの手前が路盤のあった地点の筈です。



直線部のその先に右カーブが見える筈です。



今、立っている辺りに路盤があったのではないでしょうか?

しかし…本当に痕跡も何も発見できません。

「何も無い」ことが確認できました。



「やっぱりなぁ~」とバス停方向に引き返します。

オデ君とバス停が見えてきて、ちょっとホッとしています。


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スプレーハンドルを購入してみました 4月7日 2017年

2017-04-07 | Weblog
そば屋の店舗シャッターが不調で、ロックしてしまい閉めることが出来なくなり、シャッターメンテナンス会社に依頼して修理してもらいました。

取り敢えず危機は脱したのですが、予防措置としてメンテナンスを実施します。

まず、溜まりに溜まったゴミや埃を水洗し水分をブロワーで吹き飛ばします。

そして定番の「CRC 5-56」をスプレーします。

シャッターの可動部は“ストラット”と呼ばれる桟(棧)のようなパーツを接合して一枚の扉のようになっています。

そのストラットとストラットの接合部に「CRC 5-56」をスプレーしていきます。

店舗のシャッターは3枚あるのでその全てにスプレーするのに「CRC 5-56」2缶使用しました。

材料も使いましたが、スプレー2缶をず~っと人差し指一本で押し続けるのは結構大変でしたよ。

力技は必要ないのですが、普段使わない筋肉を使うようで変な疲れ方をしました。

そこで思いついたのが(作業が終わってからですが…)もっと簡単で楽にスプレーノズルを押すことが出来ないか?

しかし…ネットにすがるとほとんどの要求は叶えられるのですね。

ありましたよ!

「スプレーハンドル」という商品名です。

100均にでもありそうですが、一応Amazonさんで購入しました。

確か…500円少々だったと思います。

それだけでしたらわざわざブログでご紹介するほどのこともないのですが…




なんと!

今時珍しい「Made in USA 」なのにビックリです。

古着ファンの私は、そういうショップを見て歩くことも楽しみであります。

しかし…近年とてもショックなのが古着までもが「Made in C 」に席捲されている現状です。

求めているのは「Made in USA 」なのですがほとんど見つけることが出来ません。

そんな時偶然購入したスプレーハンドルが「Made in USA 」だったので、嬉しかったです。



早速、スプレー缶にセットしてみます。

これがなかなか手こずりました。

製品の精度が今の基準からするとイマイチです。



良くも悪くも「さすが、Made in USA!」ってことですね。

けっこうガタつきがあるんです。



一度スプレー缶にセットしてしまうと、今度は外すのに一苦労です。

ようやく缶から外して接合部を見たらこんな惨状になっていました。



なかなかのアイディア商品で、デザインも質感の素敵なのに“惜しい!”です。


「Made in USA」変わってないなぁ~と嬉しく思いました。

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添牛内駅 深名線 9月1日 2016年

2017-04-06 | Weblog
添牛内駅…北海道駅らしい音の駅名です。

北海道新聞社刊「北海道 地名 分類 字典」によりますと…

空知・幌加内町の字、川名

①ソso・ウシus・ナイnai=滝・多い・川

②ソーso・ウンun・ナイnai=滝・ある・川

雨竜川上流域と日本海を結ぶ霧立峠へ上る滝が早雲内の滝

と説明されています。

添牛内駅舎は大きな変化はないままの姿でそこにあります。

2015年添牛内駅の記事はこちらから。



正面から駅舎を見ます。

良い状態を保っているように見えます。

しかし…切妻屋根の棟はウェーブしています。

入り口の庇も傾いてしまっています。

冬の積雪による過重が負担となっているのでしょう。



近付いてみると屋根の損傷具合が良く分かります。

入り口庇の傾きが痛々しいです。



駅舎横を通ってホーム側に出てみます。



ホーム側は除草作業は行われていないようで、路盤跡を観察することは出来ません。

出来ない…というのは私の許容レベルの話であって(藪嫌い)勇気のある廃線・廃駅マニアの方ならグイグイ入っていくかも知れません。



おそらくこの辺りが路盤だったのかと思います。

しかし、深い夏草に覆われていてホームとの段差など確認できません。



左手は居住スペースとして改築されたのかアルミサッシが入っています。

少し先にはトラ・ペイントの構造物が見えます。

おそらくレバー・フレームを設置するための基礎ではないでしょうか。

添牛内駅はかつては列車交換可能駅であったので交換設備の遺構が残されていても不思議ではありません。

この辺りが限界です…前進を諦めて引き返します。



駅前から国道を見ます。



国道脇に立ち右手を見ます。

こちらが深川方面となります。



そしてこちらが名寄方面です。



国道入り口から添牛内駅舎を見ます。

この佇まい…お気付きだと思いますが、これまで観賞してきた「鷹泊駅舎」「沼牛駅舎」「添牛内駅舎」は同じ図面をもとに建築されているそうです。

また、深名線駅舎に限らず、北海道内で老朽化によりやむなく解体された駅舎建築材を他の保存駅舎に利用する運動があるそうです。

ふるさと銀河線「大誉地駅舎」や「上利別駅舎」解体による建築構造材などは他の駅舎補修に利用されるようです。



駅舎手前の家屋。

初めて添牛内駅に立ち寄ったときには、まだ人の気配がありました。

しかし今では入り口や窓にパネルが打ち付けられ、廃屋のようになっています。

レールファンとして北海道廃線跡を訪ね歩いて5年ですが、年を追うごとに過疎化が加速しているような気がします。


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