Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

幌似鉄道記念公園 9月12日 2013年

2014-09-30 | Weblog
*2013年 北海道旅行の記事です。

六郷駅の次にやってきたのは、旧岩内線の「幌似駅跡」に開設された「幌似鉄道記念公園」です。

道路整備のために駅や鉄道遺構は本来あった位置よりも移動されているそうです。

六郷駅では透き通るような綺麗な青空も、幌似駅の空は様変わり…厚い雲に覆われています。



移転に伴ってそうとう整備されたようで、まるで新築木造建築のような綺麗さです。

濃い茶色の下見板に建具はミントグリーンのアクセントとなっています。

当時の駅舎もこんなに素敵な配色だったのでしょうか?

駅の周りには、プランターに植えられた花々が彩りを添えています。

北海道の駅に飾られている花々は赤や黄色が多く感じられますが、こちらのはピンク色が多く、駅のクールな印象に柔らかさを与えてとても素敵です。



幌似鉄道公園のモニュメントです。

「昭和63年10月開設」というプレートがあります。

1985年(昭和60年)岩内線の廃止と共に廃駅となった幌似駅はそれから3年後に鉄道記念公園として開設、公開されました。



幌似駅の変遷を書き記したプレートがモニュメントの横にあります。

国道276号線のバイパスを通す為に鉄道記念公園は本来あった位置から移転されたことになります。

歴史的な遺構をオリジナルの姿で遺すことも大切なことではありますが、地域の発展があればこその記念公園ですからこの移転も仕方がありません。



入り口の引き戸が開けられています。

「ど~ぞ…」ってことでしょうか。



駅舎内も外観と同様、とても綺麗な状態を保っております。

古い建物にありがちな埃っぽさや黴臭さなどありませんでした。

「いわない号」のヘッドマークが誇らしげに展示されているのが目立ちます。



いかがでしょう?

このクールな雰囲気…

本当に美しい状態を保って公開されているのが分かります。

スタンプが置かれています。



*2014年の北海道旅行時にはなんと!“スタンプ帳”を持って歩きましたが、2013年時点ではそのような気持ちは無く、今思うと残念なことをしたと後悔しています。

来年2015年にはまたこの「幌似駅」を訪れると思いますので、そのときにはこのスタンプを押してきます。

ミント・グリーンに塗られたベンチ、壁はアイス・ブルーとアイボリーに塗り分けられています。

原宿辺りのお洒落な“ジェラート・ショップ”と言われても納得してしまいそうなお洒落さです!(厳密にはアイスクリームとジェラートは乳脂肪率が異なるそうです)




なぜかレールの展示があります。

特に説明も無く、カーネギーとかの古レールでもなさそうで、初心者のオジサンには何のことか分かりませんでした。



駅員さんの制服や帽子、防寒服などが無造作に掛けられています。

本当に良いのでしょうか? こんなに無防備で…



鉄道グッズ・ファンには注目アイテムではないのでしょうか?

普通はショーケースに入れて施錠しませんかね?





色とりどりの花々で飾られた駅舎。

本当に愛されているのですね。

すごく綺麗です。

見ていても気持ちが良いです。



少し引いて駐車スペースから見てみます。

訪れる鉄道ファンはまだ居ませんでした。



スハフ42 507 …?

客車の世界も奥深そうですね。

まだ蒸機の世界も良く分かっていないオジサンですから、客車のことはほとんど分かりません。

六郷駅で見た客車の屋根と同じような処理が施されています。

車両の上部に屋根を設置するよりも、こちらのほうが観賞する上では視界に邪魔にならず、臨場感も増して良い展示法だと思います。



客車内もとても綺麗な状態に保たれています。

定期的に手入れをしている保存会の方々がいらっしゃるのでしょう。



洗面台や洗面器の造形など博物館にでも展示したいほどのものです。

昭和の香りも感じます。



天井に設置された扇風機。

営業運転で稼動しているこの扇風機を見た記憶があります。

ファン・ガードの中心に“JNR”のマークの入ったやつ…



客席で喫煙が出来た時代がありました。

周りの乗客が苦情をいうことも無かったのですね。

今の時代では考えられないことです。




これまで見たことのない車掌車です。

車掌室と貨物を積載しデッキも装備するという貨車なんだそうです。

このような用途の要求もあったということなのですね。

車掌車なのに貨物室の引き戸があるというのがとても変わって見えます。

貨物室の積荷とバランスを取るために、車掌室の下にはコンクリートの錘を積んだそうです。



“車止め”は「トラ模様」にペイントされた第2種車止めが設置されています。










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六郷鉄道記念公園 六郷駅跡 胆振線 9月12日 2013年

2014-09-30 | Weblog
*2013年 北海道旅行の記事です。

朝食後、朝イチでやってきたのは、胆振線六郷駅跡の「六郷鉄道記念公園」です。

小学校の横手の公園には、子供たちの元気な声が届いていました。




公園の入り口付近に設置されたパネル。

記念公園の由来が記されています。



トイレの工事が行われていて、その工事内容を記述した工事標識パネルがあります。

こちらには、「六号鉄道記念公園」と書かれています。

登記的な正式名称は「六号…」なのでしょうね。

号割の地名表示は北海道では珍しくはありません。

開駅当時、6号線にあったために六号駅と言われた駅ですが、その後「六号」ではあまりにも情緒が無いから…か、どうかは分かりませんが「六郷」とされたと、何かで読んだような気がします。



公園トイレの改修工事はこのように行われています。



園内の鉄道展示物の観賞には影響はありません。



オハフ46 501 と ヨ7913 、駅名標も展示されています。

公園ベンチも設置されています。(公園だから当たり前…?)



鉄道公園としては控えめなスペースですが、ホームに信号機、転轍機 などが設置されていて、かなり本格的な雰囲気です。



オハフ46 501 とペイントされたその上には「サボ」を表示するための金具があります。

一般住宅のような素材で覆われている屋根は、風雪から本体を守るための措置なのでしょう。

ちょっと変わった印象を受けます。



客車の中の様子は施錠されているためガラス越しで観賞します。



振り返って公園を眺めます。



蒸機の動輪も展示されていました。



説明パネルには、「胆振線で活躍した9600型蒸機機関車と同型の動輪(番号9669)である。」と書かれています。

蒸機の形式名は「9600形」と記述することが多いように思いますが、こちらのパネルでは「9600型」とされています。

なぜかは分かりませんでした。





展示されている動輪の下のレールには刻印が読み取れました。

意味は分かりませんでしたが…




ヨ6000形貨車の展示

4枚窓の車掌車がベースになっているそうですが三枚窓の車体は小型化され軸距も短縮されたことで走行性能が向上したそうです。




レールを逆U字形に曲げた“第三種車止め”があります。

六郷駅は終着駅ではありませんでしたが、“プツン”と途切れたレールの展示よりは雰囲気が出ますね。







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洞爺湖の朝 9月12日 2013年

2014-09-29 | Weblog
*2013年 北海道旅行の記事です。

洞爺湖のこちらのホテルに宿泊する大きな目的の一つがこの景色です。

本当に素晴らしい景色なんです。

この景色はどのグレードの部屋に宿泊しても、もれなく付いています。

これまでの経験では5階より上の階の方がより素晴らしい景色を堪能できそうです。

この日は、雲の配置の関係で「羊蹄山」が隠れてしまっているのが残念です。

条件が良ければ、“中島”の左端辺りに「羊蹄山」が見えるはずです。




バイキング・スタイルの朝食は普通なのですが…



テーブルからもこの景色を見ながら食事が出来るのがとても気に入っています。

少し早めに会場に行かないと、すぐにこの“窓際席”は満席となってしまいます。

人気がありますね。



朝食会場は実はこのような巨大なホールであります。

この日は、割と空いているほうでしたが、外国人観光客の方々や修学旅行生が多く賑やかなのが、オジサンにはちょっと辛いのですが素晴らしい景色と引き換えと…我慢をしています。

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石炭博物館 SL館 9月11日 2013年

2014-09-28 | Weblog
*2013年 北海道旅行の記事です。

D51 101 …? と見紛うこの写真は、石炭博物館 SL館の写真であります。

これまで毎年、北海道の静態保存SLを巡り、…ようやく辿り着いたSL館の遠景であります。

いつかは保存会の方々が行う内部の点検や“雪下ろし”などの行事に機会があれば参加したいと考えております。

*しかし、SL館のモデルになぜ“D51 101”が選ばれたのかは不明です。



“キャップ・ライト”の返却場所にいたお兄さんに教えて頂いたと言うのはこのことでした。

「遠くからでも良いから、なんとかSL館の外観だけでも見ることは出来ないでしょうか?」と訊ねたのです。

すると、「あそこからなら見えるかな…」と、この場所を教えて頂いたのでした。




この橋からなら“SL館”を遠望できるのでは…という訳です。

キャンプサイトへの案内板がありますが、クルマの侵入は出来ないようになっています。

夕張市が財政破綻後は様々な公共施設のメンテナンスが滞り、このように廃止、休止、立入禁止…等の措置が取られています。

SL館もそのような廃止物件の一つとされてしまったのでした。

しかし、いつかは北海道の鉄道、蒸機の歴史を継承する文化財として、ぜひ復活して欲しいものです。



進入禁止とされている橋の親柱には「錦橋」と読める銘板があります。



その「錦橋」を横から観察してみます。

上路プレート・ガーダーの桁橋で短めのスパンに橋脚は2つ確認できます。

結構、しっかりとした造りで“直ちに危険”という印象は受けませんでした。

勿論、自治体の立場として「見た目が良さそうだから…」とは出来ないでしょうけれど。



「錦橋」からSL館を観察します。



クローズ・アップで観察しますとさすがに所々に破損してしまった箇所が見えます。

こうした破損個所を修復する予算も無いということなのでしょう。



ボイラー部に開いた穴…積雪の重さに耐えられなかったのでしょうか…



キャブの屋根も損傷を受けて変形してしまっています。



入り口のガラス部にはべニアパネルが貼られています。

なぜか、先輪か従輪の一軸が展示か放置か…されています。



この中に、「夕張鉄道14号機」と「三菱大夕張鉄道4号機」が展示されているらしいのですが、ここからはその姿を確認することは出来ませんでした。






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石炭博物館 9月11日 2013年

2014-09-26 | Weblog
*2013年 北海道旅行の記事です。

石炭博物館にやってきました。

特に石炭を見たい訳ではなく、本当は…



多分、この先にあるSL館に行きたいのであります。

しかし…かなり荒れた状態みたいですし休館中ですから館内に保管されているSLを鑑賞することは出来ません。

何か方法は無いかな…とは思っていますけれど。



仕方なく、取り敢えず石炭博物館に入館します。

入館料が1000円を超えているのにはビックリ!

強気の設定です。



しかし…実際の展示を拝見して入館料金は納得しました。

かなり気合の入った展示で満足しました。



パッと見は「交換機か?」と思いましたが、よく見ると“キャップ・ランプ(ヘッド・ライトみたいな照明装置)”の充電装置でした。



ここで、後方に見えるラックにある“キャップ・ランプ”を装着して真っ暗な(それほど真っ暗ではありませんでしたが…)坑道の体験ゾーンへと入って行きます。



館内の展示を観賞している時間は約40分程でしたが、なかなか見ごたえのある展示でありました。

入り口は冒頭写真の立派な建物のエントランスなのですが、出口はなんだか“モロ坑道出口”みたいなのにビックリです。

しかも、出口で係りの方に“キャップ・ランプ”を返却するのですが、そこのお兄さんに良いことを教えてもらっちゃいました。

それだけでも入館料金の元は十分に回収できたと、大満足です。

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シューパロ湖 9月11日 *2013年

2014-09-25 | Weblog
*2013年 北海道旅行の記事です。

三菱石炭鉱業大夕張鉄道 車両保存地の敷地のすぐ隣には、シューパロダムのインフォメーション・センターがあります。

こちらにお邪魔していろいろな情報を提供していただきました。

シューパロ湖の三弦トラス橋(正式名称を第一号橋梁というそうです)を見たかったので、そのビューポイントを教えていただきました。

国道沿いのその駐車スペースから肉眼で見ると写真中、赤矢印のところが「三弦トラス橋」です。

さすがに距離がありすぎて何のことやら分かりません。

ここも訪れるのが“遅すぎた”オジサンでした。

眼下では、ダムが完成後には水没してしまう道路で、作業員の方々が重機で作業を行っています。




少し長目のレンズで、三弦トラス橋を遠望します。

ようやく“橋らしきもの”が確認できますが、手持ちのレンズではこれが精一杯です。

出来れば「三弦トラス橋」のもっとも特徴的な三角形の開口部が分かる写真がとりたかったのですが、「今頃来て何を言っているのやら…」な状態です。

書籍やネットに掲載された先達や職業写真家の方々が撮影したベストショットを拝見して我慢するしかありません。

*三才ブックス発行の「廃線跡の記録2」には扉写真を含めて、今では不可能なアングルから撮影の写真が多数掲載されています。

凄い迫力でお薦めです。(特に扉写真が最高です!)



インフォメーション・センターでいただいた「見学記念」の石炭を三弦橋をバックに撮影します。

意味は無いですけれど…



三弦トラス橋とは反対の方角を見ますと…「あれ?なにやら気になる物体が…」

「よし!三弦トラス橋が無理ならこの橋を見てこよう!」と接近を試みました。

この時は橋の名前は分かりませんでした(親柱の銘版が取り外されていたため)が、後日ネットで見てみますと「白銀橋」という名称なのが分かりました。

なんと素敵な名前でしょう!



国道から見下ろすとこのような雰囲気です。

アーチ部がやけに細くて繊細な感じのする橋です。




ここはまだ工事エリアの外側になるらしく、「立ち入り禁止」にもなっていません。

路面はそれなりに荒れてはいましたが近づくことは出来ました。

この時は、一般車両も工事車両もほとんど通行のない閑散とした雰囲気でした。





親柱やガードレールは工事車両にそうとう苛められたようでボコボコです。

銘版も外されています。



見上げると、細めの構造材が頼りなげに見えます。

通過車両の重量制限が14.0tとなっていましたものね。



かなり高い位置にある国道を見てみます。

ダムが完成するとこの「白銀橋」も完全に水没してしまいます。




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三菱石炭鉱業大夕張鉄道 車両保存地 9月11日 *2013年

2014-09-24 | Weblog
*2013年 北海道旅行の記事です。

清水沢駅から次に訪れたのは1999年に発足した三菱大夕張鉄道保存会が保存・管理する「三菱大夕張鉄道 車両保存地 旧南大夕張駅跡」であります。

この施設は、2001年には北海道遺産、2007年には近代化産業遺産として認定されました。



ホームには駅名標が展示されています。

見るからに達筆でありますがレプリカっぽいプレート部、フレームはなんとなくオリジナルであるような風格が感じられます。



ホームには雪掻き車が展示されています。



北海道の鉄道記念公園ではお目に掛かる機会の多い雪掻き車キ100を大夕張鉄道向けに製造されたのがこの「キ100形式キ1」なのだそうです。

190両以上も製造された国鉄キ100以外では、美唄鉄道向けに製造された「キ101」と、この大夕張鉄道の「キ1」のたった2両しか存在しなかった稀少雪掻き車です。




雪掻き車の後には客車が連結されています。

保存会の方々の手により復元された貴重な展示物です。



窓ガラスも入れられ大変良好な状態になっていて、内部の見学も出来るようになっています。



このようなプレートもありました。

ここまで美しく修復した保存会の方々の切実な気持ちの表れでもあります。

こうして見せていただけることに感謝しながら鑑賞させていただきました。



特に解説はありませんでしたが、ここに「ストーブ」が設置されていたのだと思います。



綺麗なカーブを見せる“シーリング・ライト(なんて呼んでよいのでしょうか?)”

碁石のような形状のガラス部と冠を思わせるよなデザインのベース部。

これも「再生するのは無理だろうなぁ~」と思わせる大変貴重なものだと思います。

旧南大夕張駅は敷設された当初は「二股駅」と呼ばれ、いくつもの森林鉄道が接続し石炭や森林資源運搬の拠点となった駅だそうです。

いまこうして展示されているホームや上屋、レールや枕木などはその当時のものだそうです。

しかし、その展示物からは往時の繁栄を感じさせるものはありません。




駐車スペースの外れには「三菱(鉱)バス保存会」と表示されたバスがポツンと置かれていました。

鉄道を愛する人が居るように「バス」を愛する方々もいらっしゃるのでしょうね。






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北海道旅行を終えて…9月23日 2014年

2014-09-23 | Weblog
8月30日から9月9日まで北海道…そして10日からは東北、北陸を巡り14日に一旦帰宅。

17日から「碓氷峠鉄道文化むら」や「アプトの道」などを観賞してきました。

その後は千葉のガレージでオデ君を洗車し旅の汚れを落としてあげたり、SL君、カレラ君、ロードス君達を少しずつ動かしてあげたりしました。

旅行中、撮影した写真ファイルのスライドショーを見ながら旅の余韻に浸ったり、北海道地図にプロットした廃線ルートを見ながら来年の夏休み!へ想いを馳せていました。

楽しいことが満載の夏休みも、ついに本日が最終日です。

20万キロ超えのオデ君は今年も頑張ってくれました。

本当に頼りになる「旅の相棒」です。



出発時に202174Kmだったオドメーターの数字は209001Kmを示しています。

6827Kmほど走行したことになります。

計算するのはちょっと恐ろしかったのですが消費した燃料は632.95リットル。

金額にすると、これまでの北海道旅行最高の?の10万円超えです。

平均燃費は10.78Km/ℓ 例年の11Km/ℓ超えにはなりませんでした。

北陸や碓氷峠方面の走行が影響しているのだと思います。(かなり踏んでいましたから…)

北海道旅行だけならきっと12Km/ℓは超えたのでは…と思います。


書き残してしまった「2013年度北海道旅行」の記事を書き上げてから「2014年度北海道旅行」の記事を書かせていただこうと思っています。

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北海道旅行 胆振線 9月9日 2014年

2014-09-10 | Weblog
洞爺湖の朝です。

こちらのホテルからは写真のような洞爺湖の絶景を客室から堪能することが出来ます。

洞爺湖のこのホテルに宿泊する最大の理由がこの景色です。

修学旅行生や外国人観光客が多くて賑やかなのは、この景色の美点に比べると些細なことでしかありません。

朝焼けの洞爺湖の景色をたっぷりと堪能して、出発します。



洞爺湖の近く…蟠渓駅跡にやってきました。

急に降り始めた雨の中、雑草が繁茂する路盤を歩きます。




この駅跡の近くに温泉旅館「湯人家(ゆのとや)」で、庭から見えるプレート・ガーダー橋を見せていただきました。

出来れば「立ち寄り湯」の営業時間11時~ にお邪魔してお風呂から見て見たかったのですが、理由をお話しすると快く庭を案内していただきました。



胆振線の散策は相当端折ってしまいました。

函館の赤レンガ倉庫街で北海道のオミヤを購入するために少し早めに廃線跡観賞を切り上げます。

取り敢えず起点駅の「伊達紋別駅」を観賞して、本日の宿泊地 函館へと向かいます。


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北海道旅行 広尾線 9月8日 2014年

2014-09-09 | Weblog
昨日の“飲み”でやはりいつもの時間には目が覚めず、ちょっと遅めの出発です。

別に誰と約束している訳ではないので気楽なものですが…

朝イチでやってきたのは「愛国駅」です。

いくらゆっくり出発といっても、さすがに平日の朝です。

訪れる人は誰もいなくて、ゆっくりと観賞することが出来ました。



19671号機も相変わらず「愛国駅の顔」として綺麗に保存されています。

芝生も綺麗に刈り込まれてとても美しい公園となっています。



途中、いくつかの寄り道をして、訪れたのは「幸福駅」です。

交通公園の駐車場には多くの観光客のバスやクルマが駐車していて、全国区の人気の高さが偲ばれます。

リニューアルされた駅待合室は、昔のそれを忠実に再現してあります。

すでに多くの「御札?」が所狭しと張り込まれています。



広尾線中の遺構で、オジサンにとって最も難易度が高かったのは「新生駅」でした。

座標的にはこの辺なのですが、道路より一段低い位置のそれは、なかなか発見することができませんでした。

行ったり来たりしているうちに、ついに発見したときには「あった!あった!あった!あった!」と、一人で連呼してしまいました。

半ば諦めかけていたので、嬉しかったです。



終着駅「広尾駅」は以前と変わらない姿でそこにありました。



駅舎内の展示スペースに広尾線各駅の写真が展示されていました。

広尾駅の写真を見て…「あれ?鐘塔がない!」と、気がつきました。

オリジナルの姿には、鐘塔はなかったのですね。

初めて気がついた発見でありました。

当初のオリジナルな姿と現在のそれとは、だいぶイメージが異なります。


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北海道旅行 士幌線 9月7日 2014年

2014-09-08 | Weblog
昨日の夕方に訪れた北見駅を早朝に再び取材です。

JR北見駅を撮影したのですが、「ふるさと銀河線」の北見駅を撮影していませんでした。

「なぁ~んだ…こっちだったのか」なんてね。

右側の薄いピンク色の建物が「ふるさと銀河線」の北見駅舎であり本社社屋でもあったようです。

今は交番と観光案内所が入居していました。

一度でスマートに済まないところはオジサンらしいです。



こちらは北見駅から少し離れたところにある謎の廃車置き場。

なぜどうしてこのようなところに廃車を置いてあるのか…



本日の本題。

士幌線の廃線跡を辿ります。

終着駅の「十勝三股駅跡」から観賞を始めます。




駅跡はこのログハウス風喫茶店辺りだったようです。

それを偲ぶものは、駅名標とログハウスの前には“78”と数字が書かれた距離標が見えます。(士幌線十勝三股までの営業キロ数は78.3㎞でした)

駅名標はこのように展示されています。

国道を走るクルマの流れはかなり速いので、事前にGPSに座標を打ち込んでおかないと、気をつけて見ていても確認するのは難しそうです。

当時十勝三股駅のホームの駅名標を写真で見ると、微妙に異なる部分がありまして、こちらはどうやら“レプリカ”のようであります。



幌加駅跡です。





ホームやレールが残されていて、そのホームには駅名標も展示されています。

とても興味深い展示なのですが、「ヒグマ出没中!」の立て看板に気の弱いオジサンはビビリまくって、ちょっとした物音にも怯えきっていました。

“クマスプレー”やっぱ買ってくれば良かった…って後悔しています。





帯広のホテルにチェックイン後に徒歩で駅までやってきました。(駅までは12~13分掛かりました)

駅前に展示されているレールや入場券を購入してホームを観賞してきました。

本日は帯広の友人のお店で“ハートランドビール”をご馳走になる予定です。

帯広駅を観賞しながら、気持ちはもう“ハートランド”に飛んでいってしまっています。

7時に集合、友人のお店で11時頃まで、最高に美味しい“ハートランドビール”を飲みながら(確か5~6杯だったような…)オジサン二人で、鉄道やらクルマネタの話題で楽しい時間をすごしました。

やはり飲み過ぎてしまって、ブログのアップは朝には出来ませんでした。

楽しかったからOKですね。

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北海道旅行 ふるさと銀河線 9月6日 2014年

2014-09-07 | Weblog
ホテルの窓から外を見ると“真っ白”です!

雨は降っていないようですが霧がすごいです。

支度を整えて出発します。

まず最初に「釧路製鉄所」に立ち寄り、保存・展示されている8722号機を観賞します。

キツネの像などともに展示されている蒸機はとても良好な状態を保っています。




次の寄り道は根室本線の「白糠駅」です。

昨年、上茶路駅跡を観賞しましたが、その白糠線の起点になります。

いずれゆっくりと白糠線も観賞して歩きたいものです。



本日の目的線、ふるさと銀河線の終着駅「池田駅」にようやく到着です。



ワインの町池田町らしい巨大なワイン・オープナーのオブジェが展示されています。

ワインの樽と比較すると、その大きさは半端ではありません。



ふるさと銀河線は廃止されてからまだ日が浅く、多くの駅舎や遺構が残されています。

私のように廃線に興味をもつ初心者にもハードルが低く見所も満載でとても楽しめます。

そのような廃線・駅舎の中でもとりわけ気に入ったのが、小利別駅舎です。




国道からは直接見えなく、目的のある人以外は訪れることのない奥まったロケーションも良いのだと思います。

地域の方々に手厚く守られ愛されている駅。

この駅のデザイン、佇まいの格好良さは日本の鉄道駅とは思えません。



夕方5時頃にふるさと銀河線起点駅があった北見に到着です。

雲の切れ間からJR北見駅舎に夕日がスポットライトのように当たっていました。






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北海道旅行 標津線 9月5日 2014年

2014-09-06 | Weblog
サロマ湖の朝は昨日の雨がすっかり上がり、遠くの空には青空も見えています。

本日は根室標津町から標茶町を結んだ標津線を観賞します。

標津町へと向かう途中、知床半島に“練乳”みたいな濃い雨雲が見えます。

雨の中の観賞を覚悟します。

根室標津駅跡に到着です。

バスターミナルになっていて、その横は広いスペースとなっています。

いかにも“駅跡”な雰囲気です。

近くのGSで給油がてらに駅跡のことを訪ねました。

年配のスタッフさんは昔の駅のことを良く覚えているようでした。

バスターミナルの位置とは若干異なるような話をされました。

また、転車台も残っていてその場所も教えていただきました。



入り口にはなにも案内板などは無く、気を付けて見ていないと通り過ぎてしまいます。



転車台の横にはこのような案内板が設置されていて、駅との位置関係が良く分かります。




中標津駅跡、交通センターにやってきました。

当時の駅を想わせるのはこのポールだけのようでした。





大きな駅だったようで、交通センターの周りは広大な土地が広がっています。



本日の“お目当て”の奥行臼駅にやってきましたが、その手前に奥行臼駅逓所がありました。




思わぬ見つけものをしてしまい、満足です。




奥行臼駅はこれまで見てきた北海道デザインの駅でした。




雨の中、訪れる人もなくひっそりと佇んでいました。



根室本線厚床駅に来ました。

こちらは現役無人駅ですが、駅前にはクルマが一台駐車しているだけで、人影は見えません。



ホームには「旧標津線分岐厚床駅」と書かれた木版が展示されていました。



今来た道を中標津まで引き返し、今度は標茶駅へと向かいます。

雨風が酷く途中の遺構を見ようという気持ちは失せてひたすら標茶へと走ります。



ホームには「標津線起点」と記された木柱がありました。



標茶駅からは一目散に釧路へ向かいます。

居酒屋さんで“秋刀魚の刺身”を造っていただきビールを飲みながら食します。

釧路ではこれがお約束です。


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北海道旅行 諸骨線 9月4日 2014年

2014-09-05 | Weblog
ホテル美雪さんで朝食を済ませて、早速出発です。

今年は、ホテル美雪さんの「専用駐車場」がオープンしました。

これまで離れた公共駐車場を利用していましたが、とても便利になりました。

宗谷岬のいつものお店の時計は“8時20分”頃を示しています。

国道の交通量は少ないのですが、なぜか宗谷岬はいつも観光客で賑わっています。



毎年のお約束…安田石油さんで給油して、「最北端給油証明書」と「チャーム」をいただきます。

お天気はイマイチですがまだ雨は降っていません。

サロマ湖まで直で行きますと、1時前には到着してしまいます。

それではいくらなんでも早すぎますので、紋別の諸滑町に立ち寄ります。



昨年もこちらには立ち寄りました。

つい最近、ブログの記事を書いたばかりでもあります。

「諸滑駅前」という信号名がまだあります。




今回は、蒸機の観賞ではなく渚滑駅跡に残されている「機関庫」を観賞します。

昨年はすぐそばまで来ていたのですが、全く気がつきませんでした。




パークゴルフをプレーしていたご夫妻が私に気付かれて「中も見られますよ」と声をかけてくれました。

入り口ドアーを開けていただき、内部を観賞します。

なんと、内部は冬季のパークゴルフ練習コースとなっていました。



いくつかの遺構を観賞しながら「北見滝ノ上駅」にやってきました。

すっかり本降りの雨になってきて、気持ちも下降気味です。




駅舎裏にはレールが残され、駅名標などが展示されていました。



計呂地駅跡の交通公園に立ち寄りました。

鉄道資料展示室はやはり施錠されていて内部を見ることは出来ませんでした。

サロマ湖のホテルに到着。

露天風呂に入り、まだ明るいうちからビールを飲んでくつろぎます。

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北海道旅行 深名線 9月3日 2014年

2014-09-04 | Weblog
深名線の起点、深川駅にやってきました。

本格的な?廃線巡りはこれが初めてです。

上手く廃線を巡ることが出来るか…ドキドキですが楽しみでもあります。

深名線という路線は、古くは軽便鉄道として発足し、延伸を繰り返すごとに路線名が変わってきました。

最初は雨竜第一ダム建設と森林資源の運搬とを目的とし開通したそうです。

なるほど…険しい森林へと分け入っているわけです。



いくつかの遺構らしきもの?を見ながら、本格的な遺構…鷹泊駅跡に到着です。

駅入り口の道路には、道道693号「鷹泊鷹泊停車場線」という標識がありました。

この標識があると初心者は本当に勇気付けられます。



鷹泊駅舎は写真で見たとおりの姿でそこにありました。

まるで初めての対面ではないようです。

この駅舎は国鉄のこの時代の共通設計…スタンダードだったのでしょうね。




沼牛駅舎は綺麗に整備された駅前広場とともにありました。

なるほど、やっぱり先ほどの鷹泊駅舎と同じデザインです。

綺麗な青空を背景にひっそりと佇んでおりました。



深名線遺構中、最大のものがこの「第三雨竜川橋梁」です。

国道から路盤跡までクルマで進入でき、ベンチなどもあり休憩が出来るように整備されています。



深名線は朱鞠内湖の畔を走り名寄へと向かいます。

朱鞠内湖展望台に立ち寄りました。

漣一つ無い鏡のような湖面には青空と雲とが映されています。

いま目の前の平和そのもの美しい風景も、ダム開発と厳冬期の厳しい気象条件で多くの人命が失われたそうです。



「北国博物館」で、キマロキ編成に再会し深名線終着駅の名寄に到着です。

深名線、なかなか見ごたえのある路線でした。

まだ初心者のオジサンですからほんの上辺を見たに過ぎないですが、スキルレベルを上げてまた巡ってみたい路線です。




名寄からは一目散に稚内に来まして…「港の湯」でほっと一息です。

露天風呂では、港の鳥の鳴き声、船舶のエンジン音、頬をなでる風…(ちょっと油くさいですがそれも臨場感を盛り上げます)が気持ち良く、今日一日の廃線巡りを想います。

ここの温泉は、ホテルから離れているので徒歩ではちょっと大変です。

つまり、入浴後にビールが飲めないのが残念な点です。


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