Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

旧白滝駅 白滝シリーズ 石北本線 9月5日 2015年

2016-06-30 | Weblog
下白滝駅から国道333号線を旭川へ向かって4.5Kmほど走ると白滝シリーズ「旧白滝駅」があります。

国道沿いの駅で走りながらでも十分に目視できます。

駅名に「旧」の字を冠するのは非常に珍しい物件で、他には神戸市営地下鉄海岸線の「旧居留地・大丸前」という駅だけだそうです。

2016年3月26日以降は、「旧居留地・大丸前駅」が唯一ということになるわけです。



小さな踏切の横にホームのスロープがあります。

旭川に向かって左側にホームと待合所があります。



踏切上に立って旭川方面を見ます。

真っ直ぐに伸びるレール…右手には小さな集落が見えています。



ホームから遠軽方面を見ます。

踏切横には「雪掻車警標」が見えます。

菱形と四角の標識ですが、菱形のが「ウイング使用禁止標」 四角いのが「フランジャ使用禁止標」です。

共にラッセル車に対して踏切やホーム、トンネルなどの障害物があるので、ウイングやフランジャを格納するように警告する標識で、降雪地帯特有のものです。(当たり前ですけれど…)



ホーム上の待合所に向かいます。



待合所の中は木の香りが漂ってきそうな内装です。

かなり歴史のある待合所だと思いますがとても良い状態が保たれ大切に使われてきたのが伝わってきます。

駅ノートも備えられています。



ホーム駅名標の横のボックスは何でしょうか?



旭川方面のホーム終端部に来ました。

停止目標の先には「雪掻車警標」

こちらは菱形の「ウイング使用禁止標」だけが表示されています。

画面右側に見えるのは、国道333号線です。



旧白滝駅はTVでも取り上げられました。

レールファン注目の「秘境駅」としてではなく、利用客減少で静かに消えてゆく北海道の1駅として取り上げられていました。(*2016年の番組です)

この駅を利用している定期利用客は遠軽高校に通う生徒さん只一人です。

この生徒さんの2016年3月の卒業を待つように旧白滝駅は廃止されます。



踏切に戻ってきました。



国道からの入り口には「旧白滝14号線」という案内標識。

警報機だけの小さな踏切の名前は…なんと!「墓地」です。


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下白滝駅 白滝シリーズ 石北本線 9月5日 2015年

2016-06-29 | Weblog
石北本線駅ナンバーA47 下白滝駅にやってきました。

そもそも「白滝シリーズ」とはなんだ?

レールファンならお馴染みというかかなり有名な物件も、R107のブログのお客様はクルマファンが多いでしょうからご存じないのも無理はありません。

勿論、元クルマファン…現レールファン初心者の私も5年前までは全く知りませんでした。(全く興味なかった…ともいえます)

石北本線「下白滝駅」~「上白滝駅」間には「白滝」を名乗る駅が4駅(現在は信号場に降格された奥白滝を含めると5駅)続くことから、レールファンの間では憧憬と畏怖の念を持って「白滝シリーズ」と呼ばれているのでした。

しかもこの白滝シリーズのうちの「下白滝駅」「旧白滝駅」「上白滝駅」の3駅は2016年3月には廃止の運命。

「白滝駅」だけが存続し「白滝シリーズ」は崩壊となります。(*この原稿を書いている2016年6月29日現在、すでにその3駅は存在しません)



遠軽駅から国道333号線を旭川方面へと約30Kmほど走ると下白滝駅です。

国道から駅への入り口には「下白滝駅前線」という案内標識があります。



国道入り口から下白滝駅舎を見ます。

突き当たりに見える緑色の屋根が下白滝駅舎です。



廃止の運命が決まった下白滝駅。

アクリル板?で作られた、わりと事務的な風情の駅名標が取り外されるのも間もなくです。



駅舎前から国道方面を見ます。

左手には放置され朽ちかけた建物が残されています。



駅舎の中に入ってみます。



綺麗に整備された待合所です。

駅ノートらしきものも置かれています。

レールファン歴の浅いオジサンは、この手のものは苦手で読んだことも書いたこともありません。

あまりにクールに片付けられていて、人の気配まで消されているように感じました。



ホームに出てみます。

遠軽駅ではかなり激しい降り方の雨も上がり、青空と陽射しが見えてきました。





待合所からホームへの出口には、パイプで組まれた「改札ラッチ」があります。

営業駅ですから現役で使われているのでしょう。



ホームから駅構内を展望します。

相対式ホームではありますが、かなり露骨な千鳥状の配置になっているのが分かります。

この設備は廃止後「信号場」として列車交換設備として機能するのだと思います。



こちらが「旭川方面」となります。



ホーム上には駅名標。

ホーロー製の駅名標も電柱に取り付けられています。

「すみ丸ゴシック」と北海道代表「サッポロ・ビール」のコラボ企画駅名標です。



こちらには駅職員用の出入り口でしょうか、アルミサッシの引き戸があります。

ガラス越しに中の備品が透けて見えています。



駅舎を一回りして正面入り口に戻ってきました。



この駅名標が掲げられているのは2016年3月26日まで。

以後は「下白滝信号場」に降格され、一般旅客扱いは廃止されます。



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遠軽駅 石北線 9月5日 2015年

2016-06-28 | Weblog
廃線巡りの旅でありますが、現役駅の「遠軽駅」にやってきました。

駅の近くを国道242号線が走っています。

北海道の静態保存蒸機を夢中で追いかけていた時、またその以前はただの観光客としてこの国道は何度となく走っていました。

しかしレールファンでもない頃には立ち寄るのに何の必然性もない遠軽駅は横目で見ながら通過するだけでありました。

今回は遠軽駅にレールファンとして訪れます。

面白いものを見付けてしまったからなのですがそれは後程。

写真で何度も見ている遠軽駅です。

高い位置に建てられた特徴的な遠軽駅、初めて訪れるような気がしません。

駅前の駐車スペースはすでに満車状態。

たまたま1台出庫する車があってオデ君を停めることが出来ました。



「JR遠軽駅」と駅名標が掲げられた大屋根のその下の庇に木製の駅名標。

もしかしたら国鉄時代からの駅名標かもしれません。



駅舎入り口より国道方面を見ます。

こんなに高い位置に駅舎はあります。

正面に見える青看の先が国道242号線です。



駅窓口でMARS入場券を購入しホームへと出てみます。

遠軽駅は北海道でも珍しい「折り返し駅」です。

石北本線駅ナンバーA50の遠軽駅は始発駅でも終着駅でもありません。

駅に入線してきた列車は“スイッチバック”で隣駅へと向かいます。

言葉では表現が難しいので地図を見てください。



駅を底辺としたY字形の「配線」となっています。

図で見れば一目瞭然ですね。

このように特徴的な遠軽駅であります。

赤矢印は町のシンボル「瞰望岩」であります。

2011年に蒸機「D51 859 号機」を鑑賞に訪れた記事はこちらから。



1番線ホームの先を見ると跨線橋が見えます。



早速近付きます。



近代的に見える外観に比べて内部はクラッシックな雰囲気です。

階段は板とモルタルのハイブリッド?みたいです。



連絡通路の床材は、ワォ!思い切り板材です!

これは珍しいです。

大切に使ってきたのでしょうね。

とても良い雰囲気です。



跨線橋の上から周囲を俯瞰します。

こちらは、スイッチバックの引き揚げ線ですがやけに長くて車止めなどは見えません。

カーブしてずっと続いているように見えます。



こちらは旭川、網走方面です。

ずっと先に見える踏切の手前で分岐し右手方向が旭川、左手方向が網走方向となります。



赤矢印が遠軽町のシンボル、「瞰望岩」であります。

よく見るとなにやら「パラソル」みたいなものが見えます。

ここでお茶でも飲めるのでしょうか?



遠軽駅に立ち寄ったのは、この「転車台」を見たかったからなのです。

これまで遠軽駅構内に転車台が残されているなんて全く知りませんでした。



転車台本体はこのような環境でもかなり良い状態を保っているように見えます。

周囲のレールは撤去されていますが、わずかな長さのレールが1対残されているようにも見えます。



第二種車止めと転車台のわずかな間にレールが残されているように見えます。

草に埋もれていてここからでははっきりと確認することは出来ません。

転車台操作室?も意外と良い状態で、定期的にメンテナンスを受けているように見えます。



お目当ての転車台を跨線橋の上から堪能し、2番、3番線ホームへ降りてきました。

跨線橋の階段脇には「遠軽⇔白滝」のサボが置いてあります。

側線でウォームアップ中のキハ40系に取り付けるのでしょうか?





エンジンに火が入れられ出発準備中のキハ40系

ドアーの開閉やら運転手さんがカッパを羽織って下回りの点検などを行っています。

また勢い良く降り始めた雨の中、大変な作業だなぁ~と眺めておりました。



1番線ホームに戻り、転車台とキハ40系を眺めます。

もうキハのドアー閉じられていて、いよいよ出発でしょうか…











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道の駅 オホーツク紋別 の近くの蟹の爪 9月5日 2015年

2016-06-27 | Weblog
紋別町道路元標を鑑賞に紋別港にやってきたので、折角なので道の駅に立ち寄りました。

「道の駅 オホーツク紋別」から2~300mほどのところに「蟹爪」のオブジェが展示されています。

ここにも何度か訪れたことがありますが、レールファンになってからは初めてです。

昭和58年(1983年)紋別のイベント「流氷アートフェスティバル」の作品として製作されたそうです。

造形作家 長崎歳氏と紋別商工会議所の桑原久雄氏、紋別市民との共同制作だそうです。

フェスティバル当初は蟹の爪の他に「ピラミッド」や「帆立貝」などの作品も展示されていたそうですが(流氷の時期になると海に浮かべていたそうです)劣化が激しく撤去されたそうです。

この蟹爪だけが紋別を象徴するオブジェとして保存されることになり、毎年メンテナンスを行っているようです。

現在ではこの場所から移動はしないようですが…蟹爪のステージ?の構造がフロートみたいで四隅にフックを引っ掛ける“ハンガー”みたいなものが溶接されているのを不思議に思っていました。

海に浮かべる時にここにクレーンのフックを引っ掛けて移動したのでしょうね。

記念写真の撮影名所ですので紋別に立ち寄ったらご覧になってください。

夜は見たことがありませんが「ライトアップ」されているそうです。

きっと不思議な光景だと思いますよ。



海に見えるのは、「氷海展望塔」という海中水族館です。

タワーは海中展望塔となっていて海中の生物を観察することが出来ます。

今回はタワーには行きませんでした。

数年前に訪れたことがあります。

餌の入ったバッグに群がる魚群を見ていると…「海中生物ってこんなにいるんだ…」とビックリ。

むしろ釣りで釣れないのが不思議なくらいです。

この「氷海展望塔 オホーツクタワー」は駐車場が設備されていますが、そこからかなりの距離を歩かなければなりません。

電気バスのシャトル便が運行されていますが、せっかちなオジサンは待ちきれなくて往復歩きました。


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紋別町道路元標 9月5日 2015年

2016-06-24 | Weblog
紋別市本町二丁目に設置されていた「紋別町道路元標」を鑑賞に訪れました。

雄武町の道の駅とサロマ湖との中間地点辺りで紋別港の近くです。



交差点名は「本町1丁目」です。

この先が「紋別港」です。

交差点右手赤矢印に「紋別町道路元標」があります。



先程から降っていた雨で路面は濡れています。

道路元標の上には建物の屋根が張り出していて雨を凌いでいます。



道路元標裏面には「昭和四年建設 北海道廳」と彫られています。

「廳」は「庁」の旧字です。

道路元標に興味を持つようになって初めて知りました。



横面には何も彫られていはいません。



もう一方の面も同様に何も彫られてはいません。

信号向側のブロックが一丁目でこちらのブロックが二丁目となります。



少し引いて道路元標正面をもう一度見ます。

名寄の道路元標に比べたら恵まれた処に設置されているように思います。



紋別町道路元標の位置は赤矢印の地点です。


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興浜南線 雄武駅(おむえき)跡 道の駅 おうむ 9月5日 2015年

2016-06-24 | Weblog
道の駅おうむ にやってきました。

これまでほぼ毎年欠かさず訪れている道の駅です。

去年も立ち寄っています。

2014年道の駅おうむの記事はこちらから。

遠くからでもはっきりと確認できるランドマーク(だからランドマークともいえますが…)

特徴的なデザインのタワーが道の駅おうむ です。

帆立貝に貝柱が載ったようなデザインの展望台。

昨年の公約?通り今年は鑑賞してきましたよ。



道の駅エントランスには、宗谷バスとその奥のは北紋バス雄武線のバス停標柱のようです。



「バス専用駐車場」と書かれたオレンジ色のプレートの横には興浜南線 雄武駅の記念碑があります。

とても目立たない場所にあるので観光客にはまず注目されることはないでしょう。



「歴闘50年」そして「1985.7.14 休轢」という記述。

「歴闘 休轢」…この碑で初めて知った表現です。

こんな単語あるんだ…って。(*実際辞書には掲載されていない“造語”みたいな気がします)

昨年の記事でも書きましたが、よほど無念だったその気持ちが溢れている表現です。



記念碑裏側から道の駅おうむ方向を見ます。

この記念碑はこの光景をずっと見続けてきたのでしょう。

まさに「歴闘」ですね。



それではお約束通り、タワーに昇ってみます。

窓ガラスの向こうにはオホーツク海が広がっています。

なかなか雄大な眺めです。

展望ホール自体は実にあっさりとした雰囲気です。

何の飾り気もありません。

天井に防犯カメラが一台あるくらいです。



窓に近付きます。

お天気がよければ、雄武町の街並みとその先に広がるオホーツク海の眺望を楽しめるのですが…先程まで降っていた雨でガラスには無数の水滴が付着しています。

ちょっと邪魔臭いかな…



1階のエレベーターホールには、展望ホール利用者の記帳を促す張り紙とノートがあります。

もちろん、記帳してきましたよ。


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宗谷岬 9月5日 2015年

2016-06-23 | Weblog
まだ観光客のまばらな時間帯ですが「宗谷岬」にやってきました。

…というか、早朝この時間でも観光客がいるということがすごいです。

最北の地「宗谷岬」の人気の高さが窺われます。

毎年、オデ君を降りて最初にすることは…この土産店の写真を撮ることです。

壁面の時計とその時の気象状況を記録しておきたい…という理由です。

時間は8時10分頃を指しています。

昨日まで降った雨が上がり路面が乾き始めています。

厚く垂れ込む雲の隙間から青空が覗き始めています。

今日はお天気に恵まれそうな予感です。



最北端の地の碑の辺りにも観光客がちらほら…

このモニュメントは観光客にとって圧倒的な存在感を放っています。

その昔は、必死で写真を撮っていたことも懐かしい思い出です。

今は遠くから…この距離で眺めるだけです。



毎年、稚内を訪れる最大の目的は…



こちらの最北端給油所「安田石油店」で給油し、最北端給油証明書と手作り感満点の“チャーム”を頂くことです。

もうずいぶん集まりましたよ。

ここのGSで給油するために、「北海道旅行 前日満タンルール」を稚内でだけは破ります。



さて…2015年9月5日の行程→サロマ湖目指して出発です!



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稚内 港のゆ 9月4日 2015年

2016-06-22 | Weblog
「あれ?」と思われたお客様も多いのではないでしょうか…

天北線「恵北駅跡」の次記事が「港のゆ」とは…

稚内を目指して進む天北線の終着駅は「南稚内駅」

そこで宗谷本線に合流して「稚内駅」に向かいます。

「恵北駅」から「南稚内駅」までには「声問駅」「宇遠内駅」と二つの駅が存在しました。

廃線巡りのテキスト、北海道新聞社刊「北海道の鉄道廃線跡」には、「ここ(樺岡駅)から先は終点の南稚内駅まで築堤程度で、鉄道関連の遺構を探すことは出来なかった」と記されていました。

「なぁ~んだ…これまでか…」と自身で探索する努力をすることもなく、もう頭の中は「温泉→ホテルチェックイン→ビール」という行程がグルグルしています。

昨年(2014年)同様、副港市場の「港のゆ」に直行です。

出来ればホテルにチェックイン後に訪れることが出来れば申し分ないのですが、温泉とホテルとは距離的にちょっと離れていて(*オデ君で3分前後の距離ですが…)徒歩ではちょっと遠すぎる、タクで行くくらいならその分飲んでしまいたい…という実に「小さな」了見であります。




稚内の温泉には、他に「稚内温泉童夢」や「ドーミーイン稚内」がありますが、最近はこちらの「港のゆ」がお気に入りですね。

海の眺めが特別良いという訳ではないのですが、港を航行する船の汽笛やカモメの鳴き声など…一日人の気配のない荒野を独り寂しく走ってきた身には、何だかとっても沁みるのです。

「あぁ…今日も無事だったなぁ~」なんてね。



「港のゆ」で心も身体もすっかり解れて(時間は30分位です、長湯は好まないものですから…)こちらも最近お気に入りの「ホテル美雪」さんにチェックインです。

本日の走行距離は215Kmでした。

ロビーで買ってきた缶ビールで自分に乾杯。

昔はホテル近辺の飲み屋さんに出掛けたものですが、最近は歳のせいもあるでしょうが、取材のデータを整理したら即ベッドへ向かいます。

明日も朝が早いですから…「お疲れ様でした!」


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恵北駅跡 天北線 9月4日 2015年

2016-06-22 | Weblog
道道121号線沿線に宗谷バス曲渕線恵北停留所があります。

停留所待合所前にも歩道にもプランターに植えられた色鮮やかな花が置かれています。

北海道の駅を訪ねて歩いているといつも目にする光景です。

この花々が一年草なのか、どのような手入れをするのか全く知りませんが、何処の地域でも近隣の方々が世話をしているのだと思います。

気持ちの和む素敵な配慮だと思います。



こちらの歩道にもプランターが一直線に並べられています。

バス停付近には飲食店や住居などがありこれまでの廃線駅の雰囲気とは少し異なります。

稚内が近くなってきたからでしょうか…



バス停から少し離れた場所に広いスペースが残されています。

この辺りが恵北駅構内跡のような気がします。



「恵北開基 百年記念碑」があります。



記念碑のその横には歴史のありそうな大樹があります。

恵北駅現役時駅前にあった楡の木のようです。

ここが駅舎跡なのでしょうか、そしてその背後が路盤跡なのかもしれません。

稚内まではもうわずかです。

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樺岡駅跡 天北線 9月4日 2015年

2016-06-21 | Weblog
道道121号線沿いに宗谷バス「樺岡」停留所があります。

天北線樺岡駅跡はこの辺りのはずです。



オデ君をバス停のエリアに駐車して辺りを観察します。

確か沿道に駅名標が展示されているはずなのですが、それらしきものは見当たりません。



向側にも「樺岡」のバス停があります。

背後はかなり背の高い夏草に覆われています。

ん…

見えましたか?



近寄ってみます。

駅名標の白いフレームが夏草の背後から頭を覗かせています。



ちょっと嫌だったのですが…草を掻き分けて駅名標に近付きます。

…これくらいが限度ですけれど。

「やったぁ!」

見つけましたね!

事前に例の「北海道の鉄道廃線跡」を見ていなければあっさり通り過ぎていたところです。

初心者にはホントに頼りになる書籍です。



この駅名標はレプリカではなく「本物」です。

ただし、本来の駅跡は道路を隔てた向こう側のようです。

「鬼志別バスターミナル天北線資料展示室」のように鉄道資料としてそれを一箇所に展示保存するのも一つの理想的な保存法だと思います。

また樺岡駅跡のように、貴重な駅名標をありのままの姿でその場所に展示するのも一つの方法なのかな…とも思います。

もちろん、資料館などの施設で展示・保存されればより永年資料を遺すことが出来るでしょう。

こちらの展示法では自然へと還る時もそう遠くないと思います。

でも…それが天北線樺岡駅の歴史の立ち位置なのかも知れません。

いやぁ~良いものを見せてもらいました。

満足です。


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沼川駅跡 天北線 9月4日 2015年

2016-06-21 | Weblog
沼川駅跡には写真のようなモニュメントが設置されています。



ちょっと小ぶりな駅名標のレプリカ。

背後にある樹木はもしかして…櫟(イチイ)でしょうか。

北海道の駅にはよく植樹されたようです。

廃線巡りで駅跡を探索す一つの手掛かりと言えそうです。



旧JR天北線沼川駅舎 と題された写真パネルが掲げられています。

これは良いアイディアですね。

かつての鉄道駅舎を偲ぶのには大変有効だと思います。

どこの駅跡でも記念資料館などを開館できるわけではありません。

そのような余裕のない自治体でも、屋外にこうしてメモリアル・パネルを設置してあれば、訪れた人はその駅舎の姿を偲ぶことが出来ます。

ただ残念なのは、その加工が屋外展示にはあまり対応していないようで、表面のビニールコートが剥離してしまっている点です。



国土交通省カラー空中写真を見ますと…駅舎のあった場所は多分この辺りだと思います。

路盤は背後に見える草薮の辺りではないでしょうか。

ブッシュに立ち入るのを極度に嫌がる廃線巡りファン…これ以上深入りする気にはなれませんでした。

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曲渕駅跡 天北線 9月4日 2015年

2016-06-20 | Weblog
曲渕駅跡には往時を偲ばせるアイテムが幾つかあります。

駅名標をデザインモチーフとした公園のプレートが設置されています。

公園名は「曲渕ふれあい公園」という名称です。

燐駅の表示には…稚内市街までの距離と浜鬼志別港までの距離が示されています。

稚内までの距離は分かりますが、「浜鬼志別港」とはなぜでしょうか?

木材の積み出しとかに利用した港なのでしょうか?

ちょっと意味が分かりませんでした。



道道をはさんで向こう側には宗谷バス曲渕線「曲渕」停留所があります。

停留所の待合所はログハウス風の立派な建物です。

風雨と排気ガスで黒ずんでしまっているのが少し残念です。

その背景には製材所の製材が積み置かれています。



廃線巡りレールファンなら思わずニヤリとしてしまいそうな、駅舎をモデファイしたような可愛らしい東屋。

入り口妻面には誇らしげな「曲渕」の駅名標が掲げられています。



腰板風の壁があるので厳密には“東屋”とは言わないのかも知れません。



庭園などの休憩所という定義には当てはまるような気はします。



道道の青看には稚内まで35Kmと表示されています。


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小石駅跡 天北線 9月4日 2015年

2016-06-20 | Weblog
道道138号線から約50mほど入ったところ、小石駅跡には「小石交流センター」が建てられています。

赤レンガ仕様のそのデザインは、先に見てきた「芦野集会所」と似ているような気がします。

そう言えば…「勇足駅」「本別駅」「仙美里駅」など一連のふるさと銀河線の駅にも似ているようです。

駐車スペースにオデ君のほかクルマなはく人の気配もありません。



駐車スペースの先には「望郷」と彫られた石板が見えます。



「望郷」の隣には「望郷之碑建立協力者名簿」という石板があります。

特に鉄道に関係する碑ではなさそうです。



交流センターには消防団のガレージのようなものが併設されています。

その先にも駐車スペースがあります。



駐車スペースを歩いて建物の裏側に来てみました。

路盤はこの立ち木の辺りのような気がします。



同じ場所から鬼志別駅方面を見ます。

カマボコ状のこんもりとした雑草が続く先には林を切り通したような痕跡が見えます。

多分、これが路盤跡なのではないでしょうか。



小石交流センター前から道道方向を見ます。

一時停止標識のところが道道138号線です。

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鬼志別駅跡 天北線 9月4日 2015年

2016-06-17 | Weblog
お洒落なデザインのこの建物は「鬼志別バスターミナル」です。



バスターミナル1階には天北線資料展示室が設置されています。

猿払村内に存在した天北線各駅の駅名標をはじめ駅備品等鉄道関連資料を保存・展示してあります。

左の階段を上がった2階フロアーはカフェになっているようです。

正面窓下には植木まで展示してあります。

柔らかな光がフロアーに注いでいます。

雨はいつの間にかすっかり上がったようです。



「飛行場前停畄場(ていりゅうじょう)」の駅名標。

ホームから少し離れた場所に赤い屋根の待合所が設置されていました。

その妻面いっぱいに掲げられていた駅名標です。

駅の規模の割にはかなり立派な駅名標です。

このように手厚く保存されているのを見て嬉しくなります。



芦野駅の駅名標はオホーツクの風雪で消えてしまいそうです。



小石駅駅名標は近代的な標記…すみ丸ゴシック風フォントで書かれています。



フロアーには各駅の駅名標がさりげなく展示されています。

こういうナチュラルな展示って好感が持てます。

特に補修がされる訳でもなくその駅に展示されていたままの状態で展示されているのが凄く良いです。

それでは、鑑賞ください。















難読駅名の宝庫、北海道ですから何があっても驚きません。

それにしても…「鬼志別」というのはなぁ~

よく命名したものだと思います。



鬼志別駅駅舎入り口には木製の駅名標が見えます。

資料館入り口に下げられている木製の駅名標が写真のそれと同じものだと思います。



鬼志別駅前ロータリーから撮影したショットですね。

駅舎に向かって右側から左へと影が落ちています。

太陽が西に傾いている時刻なのだろうと想像します。

秋の陽射しかな?



展示されている何枚かの写真の中に「飛行場前停畄場」の写真がありました。

このカットはネットなどではまだ見たことがないショットだったので「やった!」と嬉しかったです。

遠くの山並にはまだ白い冠雪が見えます。

駅待合室周りの草が黄葉しているように見えます。

秋深い季節なのでしょうか?

その割には太陽が高いような気もします。

この一枚の写真で妄想がすごく膨らんで楽しいです。

「鬼志別バスターミナル」天北線資料展示室、見応えあります。

お薦めです。


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芦野駅跡 天北線 9月4日 2015年

2016-06-16 | Weblog
芦野駅構内跡は「芦野交通公園」として整備されています。

しかし…交通公園とは言っても、“交通”らしき展示はなく初心者にはただの公園にしか見えませんでした。



左右方向に誘導標識が設置されています。

この突き当たりの道路が天北線路盤跡を道路に転用した「道道1089号猿払鬼志別線」です。

猿払駅までの天北線路盤跡は「北オホーツクサイクリング・ロード」に転用されていました。

そして、猿払駅跡からは、道道1089号猿払鬼志別線として起点を猿払駅、終点を鬼志別駅とした総延長9.7Kmの道道となります。

2008年の開通だそうです。



交通公園の隣には「芦野集会所」があります。

先の浅茅野駅跡、お洒落感満点の「浅茅野交流センター」に比べるとなんだか地味な印象を受けてしまいます。

また雨が降ってきました。





交通公園として整備された駅跡。

往時を偲ばせるのは、広い公園敷地の他になにも残っていません。

雨の中で想像するだけです。


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