Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

箱館丸 8月27日 2017年

2017-11-30 | Weblog
朝散歩を終えチェックアウト後に最初に向かったのが「箱館丸」(*レプリカのようです)です。

ホテルからは500~600mほどの位置になります。

路駐しているオデ君と比較すると「箱館丸」の大きさが分かります。

背後の雲がまるでマストの帆のようには見えませんか?



箱館奉行所は箱館港に来航する船舶の管轄及び警備のために、奉行所所轄の船舶の必要性から、幕府に専用船造船を上申したそうです。

それが幕府に認められ、箱館において建造されたのが「箱館丸」です。

*展示されている「箱館丸」は1988年(昭和63年)に開催された青函トンネル開通記念博覧会において復元・展示されたものです。



今日の「函館」という名称は明治政府が開拓史出張所を設置した際に「箱館を函館と改む」いう記述が「開拓史事業報告」に記されているそうです。

*北海道マガジンの記事中に「明治2年(1969年)9月30日が函館への改称の日」とも説明されています。



その後も暫くは「函館」と「箱館」とが混用されていたようです。

結局、「箱」→「函」に改称した本当の理由は良く分かりません。



そもそも、この「箱館」という名称は、函館山の“館”が箱の形に似ていたから…という説明をよく目にします。

日本の一般家屋が“切り妻屋根”が多い中、函館港周辺の“洋館”が“寄棟屋根”で建築され「箱の館」のように見えたのか?…と勝手に想像します。

しかし…港町は函館ばかりではありませんから、その説明には少々「???」を感じてしまいます。



青函博に展示されたレプリカといえど、多分実物大で製作されたであろう「箱館丸」

なかなかの威容を誇っています。

制作費もそれなりの金額となったことでしょう。

*結局、そういうことが気になって仕方がないオジサンです。



フェンスの中ではありますが、「箱館丸」についての説明パネルが設置されています。

ネット上の資料を見ますと「日本最初の様式帆船」には反論する記述もみられます。



箱館丸復元に尽力された方の名前が記されたプレート。

続 博氏は、箱館奉行所で船大工頭取として「箱館丸」建造に携わった 続 豊治氏の6代目 という方なのでしょう。



「箱館丸」の周りにはフェンスが張り巡らされています。

蒸機を観賞するときと同じように、ぐるーっと一回りします。

朝早い時間の観賞は、太陽との位置関係で思い切り「逆光」となってしまうことがあります。



箱館丸の原型を見たことはありませんが、きっと資料に照らして忠実に再現されているのでしょうね。

みなとみらいに展示されている「日本丸」などは非常に優美な佇まいの帆船であります。



一方の「箱館丸」は日本の造船技術の黎明期に建造された船であったでしょう。

なんとなく実用一点張りというか…優美とかいう響きとは遠いような容であります。



航空写真で拡大して見ますと、甲板も張られているようで「ドンガラ」ではなさそうです。

江差の「開陽丸」のように内部を展示館のようにして開放したらどうなのでしょう?

展示館とするには船が小さすぎるのでしょうか?



写真赤矢印が「箱館丸」が展示されている場所であります。

航空写真にも「箱館丸」が小さく写っているのが確認できます。

画面下中央が「金森赤レンガ倉庫」で黄色矢印は「函館市青函連絡船記念館摩周丸」であります。

緑矢印が「JR函館駅」となります。

展示されているロケーションもあるとは思いますが、「箱館」を名乗る歴史的な展示資料の割にはちょっと寂しげな展示でありました。






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詰めが甘い! いつものことですが… やはりあったのか! 500m見通し灯 11月29日 2017年

2017-11-29 | Weblog
「500m見通し灯」の記事中で「失われてしまったのでは…」と書きました。

本当にそうなのだろうか…と記事を書きながら何かが過ぎりました。

もしかしたら「転車台」に夢中になって肝心の目標を見誤っていなかっただろうか…

もう一度、「駅員のネガポジ倉庫+α」さん掲載の写真を注視します。

「ん? JR北海道函館運輸所検修所 って…」

その場所を Google Map で再確認します。

転車台との相対的な位置と距離を考えますと…写真を撮影していた場所から200mは先になりそうです。

マップから「航空写真」のモードに切り替えて検修所付近を拡大率を上げてサーチします。

「しまった!」

なにやら「それらしき物体」を発見!

*上写真赤矢印です。



マップから「ストリート・ビュー」に切り替えたのが上の写真です。

思い切り写っているではありませんか!

何と!「500m見通し灯」はそこに存在していたのです。*少なくともストリート・ビュー撮影時にはそこにあったということです。

しかし…便利な世の中ではあります。

東京にいながらPCのモニターでここまでリサーチできるなんて…

「だったら出かける前に調査していけば良いのに…」というお声が聞こえてきそうです。

確かにその通りです。



航空写真のモードに戻り、転車台と500m見通し灯 との位置関係を確認します。

「そうだったのかぁ!」

詰めの甘さとリサーチのいい加減さで残念な初回観賞でありました。

「詰めの甘さといい加減」は私の一つの「芸風」でもあります。

しかし…考えようでは、確かにそれが存在すること、そして来年北海道旅行の楽しみが増えたこと。

廃線遺構巡りってホント楽しいです。

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函館 朝散歩 良い物件を発見! 8月27日 2017年

2017-11-28 | Weblog
函館早朝散歩の続きであります。

まだ観光客の姿の無い静かな埠頭を歩きます。



この階段を上ったところに飲み屋?いやレストランがあって、北海道上陸初日などに喉を潤しに来たものです。

このようにロープで立ち入りが規制されているところを見ますと、老朽化とかで閉店になったのでしょうか…

寂しいですね。



昼間の喧騒が嘘のような静かな空気が流れています。



赤レンガ倉庫の壁に朝日が当たりレンガが赤く輝いて見えます。



この写真、煉瓦に興味の無い方には(殆どの人が興味ないと思いますが…)実に不思議な積み方なのです。

上部は「イギリス積み」(色が濃く見える部分)

下部はなんと「フランス積み」となっています。

こんなミックスな積み方って珍しいですね。

何か事情があって、積み直したのでしょうか…

鉄道構造物には「イギリス積み」が多く使われているように感じます。

赤レンガ倉庫群は「レンガ積み」を観賞、勉強するのには最高のエリアだと思います。

*レンガ積みの種類はネットにも解説されています。



レンガ観賞も楽しいですが今回の朝散歩は、函館駅付近にあるかも?の鉄道遺構を訪ねるのが目的であります。

この先に見える「高架道路」へ向かいます。

高架道路でありますが歩道も敷設されているので安心して歩行することが出来ます。

この道路を歩くのは高い目線から遺構を探索するという目的の為です。



だいぶ高い位置まで歩いてきました。

画面中央には宿泊したホテルが見えます。

反対側車線には歩道との間にガードレールが敷設されていますが、こちら側車線には車道と歩道を区別する白線だけなので、クルマの走行に注意しながら歩きます。



青函連絡船「摩周丸」の辺りまで歩いてきました。

そろそろお目当ての物件の近くのはずです。

その物件とは、連絡船が桟橋に着岸する際に船との距離を確認する為の「500m見通し灯」という信号灯です。

はたして今もそれが残されているのでしょうか…それを確かめにきました。

注目のその記事はこちらから。

記事中の写真に赤丸で示されているそれが「500m見通し灯」であります。

これを自身の目で確認してみたかったのです。

昭和40年の函館港、青函連絡船の姿などとても興味深い写真が掲載されています。



函館駅とその構内

やはりこのあたりは先の2005年当時とは様変わりしているように見えます。



函館駅構内を眺めていると…赤矢印で示す部分。

「あれ? もしかして転車台じゃないのかな?」



早速、近付いてみます。

確かに「転車台」です!

まさか、現在の函館駅構内に「転車台」が残されていたとは…

「500m見通し灯」は失われてしまったようですが、思わぬ見付け物です。



かつては、幾多のレールがこの転車台に接続され蒸機を方向転換させていたのでしょう。

しかし…いま転車台に繋がるのは一条のレールのみです。

転車台としての機能は殆ど失われている状態です。

*180度転回は出来るかも知れませんが…



ちょっと興奮しながら立ち位置を変え撮影します。

このあたりは防護壁といいますかフェンスが高く、カメラを高く掲げ、モニターを下方向にチルトしての撮影です。

結構無理な姿勢を強いられ、画面の水平を維持するのが大変で腹筋がプルプルしてしまいました。



写真に見える7番 8番線ホームは何度も歩いたことがありましたが、まさかその先に転車台があるなんて思いもしませんでした。

やはり高い位置の「高架道路」にやってきた甲斐があったというものです。

転車台運転室も現役のような状態です。

プレートガーダー側面には「HAKODATE」の文字が確認できます。



さらに転車台観賞を続けます。

かなり状態は良好なようです。

早起き(いつもと同じですが…)して歩いてきた甲斐がありました。

「やったぁ!」です。

北海道の頭端式ホームを代表する函館駅でありますが、注意深く観察すると良いものをたくさん持っていますね。



さて…

充分に満足しホテルへと引き返します。



また、金森美術館バカラコレクション前を歩きます。

先程は朝日がプレートに反射して上手く撮影できなかったステンレスのプレートですが、今は木陰に陽射しが遮られています。

何とか文字が読み取れます。



もう一方の壁に取り付けられているプレート。

「景観形成指定建築物等之證」と読めます。

プレートはかなり残念な状態です。

壁の補修時にペンキでも塗られてしまったのでしょうか?



ちなみに、バカラコレクションとして営業していた当時の写真(赤矢印部)を見ますと…このプレートも綺麗な状態で保持されています。



ホテル入り口のモニュメント

じっくり眺めたことはありませんでしたが、楽譜上の音符がデザインされています。

「Winning Hall」はビルの名称で、1階~3階が「北島三郎記念館」となっています。



ホテル入り口横には「北島三郎」さんのパネルが展示されています。

ご存じないホテル宿泊客は「???」って思うでしょうね。

存在感はさすがです。


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北海道上陸 旅行スタート 8月27日 2017年

2017-11-22 | Weblog
北海道上陸初日の朝です。

ホテルの部屋から函館湾 東浜桟橋を見ます。

画面左下が「東浜桟橋」です。

また、窓下の建物は旧「金森美術館」 です。

バカラコレクションを展示していました。



2005年当時の 「金森美術館 バカラコレクション」です。



毎年、コレクションを観賞するのが楽しみでしたが現在は閉館中です。

入り口のデザインは華やかでワクワクします。

*初めてだとちょっとハードルが高かったかもです。

残念です。



現在の建物の表情

かつての華やかな雰囲気は一変し地味な外観となっています。

今はこのような姿となっています。



こちらが函館湾を俯瞰できる見晴らしのホテルです。

金森赤レンガ倉庫街の直ぐ近くで、北海道土産などの買出しにとても便利です。

オデ君をホテル前の駐車場に「平置き駐車」出来るのも魅力です。

函館山ロープウェー乗り場にも徒歩で行くことが出来ます。

1階~3階は「北島三郎記念館」となっています。

私は一度も訪ねたことはありませんけれど…



東浜桟橋横には「函館市道路元標」が残されています。*「展示」という表現とは少々違うかも です。

観光客もこの存在に殆ど気が付かないと思います。



裏面はお約束の「北海道廳」

道路元標を訪ね歩き、「庁」の旧字→「廳」を初めて知りました。

以前、タモリさんの番組でこの桟橋を紹介していました。

番組中で、タモリさんがこの「道路元標」のすぐ脇に立ちながら、それを全く紹介されなかったのが残念でした。



東浜桟橋です。

思いのほか、こじんまりとした桟橋です。



当時は沖合いに船を停泊させ「艀(はしけ)」でこの桟橋から上陸したそうです。

函館駅裏の旧青函連絡船桟橋や今日のフェリー桟橋とは全く規模が比較にならないほど小さいです。



昨年は無かったと思いますが、立ち入りを規制するフェンスが設置されています。

桟橋はフェンスで囲われ、今は立ち入ることが出来ません。



さらに、桟橋横には「北海道第一歩の地」を記したモニュメントがあります。



こちらは…「熊」に「錨」を配したというモニュメントです。



初めて見たときには、「何だろう? 動物かな?」とは思いましたが、まさか「熊」とは想像できませんでした。



「熊」のモニュメント基部にはこのようなプレートが埋め込まれています。



こちらは「同志社創立者 新島 襄」のブロンズ像です。



あまり観光客には人気は無さそうで、立ち止まって見入る人は少ないです。



振り返ると函館山山頂駅が見えます。


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くまモンの手帳 熊本県民手帳 2018年版 到着 2017年 11月21日

2017-11-21 | Weblog
くまモンの手帳、熊本県民手帳が本年も到着しました。

表紙カバーの色は薄いラベンダー色でしょうか…

価格は450円とワンコインでお釣りがきます。

書店などで販売されている手帳は1000円を超える商品も珍しくない昨今、とてもありがたい価格設定であります。

2017年版からは「家庭でできる防災対策」「防災の知識」が編纂されています。

熊本地震など大きな災害に見舞われた自治体ならではの編集情報が有益です。

2017年度版 熊本県民手帳の記事はこちらから。



くまモンのパラパラ漫画も健在ですよ。

2014年度版からパラパラ企画がスタートしましたが、一部ページで頬の赤色が抜け落ちていて手作業で“朱”を注していた微笑ましいバージョンが懐かしいです。

作業された方は大変だったでしょうね。



裏表紙のデザインです。

本年は割と控えめなデザインです。

2017年版の震災などに負けない“がんばるけん! くまもとけん!”のようなイケイケなキャッチではなく、落ち着いたマッタリした雰囲気を感じます。

くまモンの県民手帳は熊本県統計協会から発送して頂いておりますが、「銀座熊本館」東京都中央区銀座5-3-16 でも販売しているそうです。

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11月16日 ボジョレ・ヌーボー 解禁日 2017年

2017-11-17 | Weblog
またこの日がやってきました。

11月第3木曜日…ボジョレ・ヌーボー解禁日です。

私にとってはボジョレ・ヌーボー解禁日=酔っ払って大怪我 という忘れられない日でもあります。

酔っ払って椅子から落ちて右肩の靱帯完全断裂という大怪我をしてしまい、テニスプレーを断念することとなった大事件でした。

自身の不注意が原因ですから反省しかありません。

お酒は楽しく飲んでこそ。

怪我をしたり喧嘩をして人を傷つけたり、迷惑な飲み方はするべきではありませんね。

クロワッサンやフランス・パンにホワイト・チョコレートはフレッシュ・ワインのボジョレ・ヌーボーにたまらなく合います。

以前ならこのまま一気にボトルを飲み切ったものですが、大人になりましたね~

グラス2杯くらいで満足しました。

バブルの頃はカウント・ダウンなどして解禁日を祝っていましたが、あれは一体なんだったのでしょう?

ショップのワインコーナーに占めるボジョレ・ヌーボーのスペース…今はほんの一角ですね。

ワイド・ショーなどでもほとんど取り上げません。

これが本来の姿かな…

美味しかったです。

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八甲田丸 観賞 8月26日 2017年 -02

2017-11-14 | Weblog
八甲田丸観賞のハイライトは船倉内に展示された車両と列車を積み込む際に開放される水密扉、桟橋と結合されるレールです。

レールファンとなってから毎年訪れています。

2013年に訪れた際の記事を見ると、そうとう感動しまくっていたことが偲ばれます。

2013年八甲田丸の記事はこちらから。



郵便車の展示と説明です。



鉄道郵便とか鉄道荷物など今では通用しない言葉となってしまいました。

もうじき年賀状の準備をする季節ですが、多くの人がスマートフォンなどのツールで新年の挨拶をする時代です。

メール→郵便手紙…とはならないようですね。



正面に見える銀色の扉。

青函連絡船の証ともいえる水密扉です。*パンフレットでは「船尾扉」と説明されています。

初期の青函連絡船ではこの水密扉は装備されていなかったそうです。

しかし洞爺丸沈没の海難事故から幾つかの問題点が露呈し、その一つに開口部から海水が浸水したため船のバランスが失われ横転、沈没したとの調査結果を踏まえ、青函連絡船全船にこの水密扉が装備されたそうです。



水密扉へと続くレール。

レールの先端には「H型」とも「Y型」とも表現困難な不思議な形の物体。



これは船内と桟橋のレールを接続する際のジョイント?です。

青函連絡船のDVDをご覧になると「ジョイント君」の働きが良く分かります。



水密扉を操作するスイッチ類。

多分あの赤いスイッチで扉を開閉するのだと想像します。

ボードには積み込む車両の総数が記されています。*生々しいですね。

「自動車15台」 という記述も見られます。

列車を積み込む際には、船のバランスを考え片方に過重が偏らないように積載していくそうです。

確か…水タンクの水を注水、排水しながらバランスを取るらしいです。

青函連絡船DVDで、船内ツアーの模様が収録されていました。

乗船客を船倉に案内し、何と!この水密扉を開いています。

もちろん航走中です!

今の時代なら考えられないシーンですが、これもサービスの一環だったのでしょうね。

ビックリしました。



保存展示されている「DD16 31号機」

以前はライトが一方外されていましたが、今は両目とも復活しています。



「DD16 31号機」と連結されているのが「控車」の“ヒ834”です。

屋内展示ですから状態は大変良好のようです。



屋外展示されていた控車と同じ役割の車両です。



こちらも控車“ヒ835”です。

車両デッキには控車が4両展示されています。

先の「DD16 31号機」に1両単独で連結されていた“ヒ835”ですが、車両の積み込みなどでは2~3両連結して運用していたようです。

*青函連絡船DVDで観ました。



階段通路からもう一度“ヒ835”を観賞します。

荷物を固定したりする装置は一切見当たらず真っ平らの床、まさに“棒”のような運用の為だけに存在する車両なのが分かります。



控車の説明プレートです。

鉄道に興味の無い若い世代の方には言葉だけでは理解し難いでしょう。

控車の活躍する様を動画で展示すれば良く分かるでしょうね。



八甲田丸の展示をゆっくりと観賞し津軽海峡フェリーターミナルにやってきました。

「スマート・チェックイン」でゲートの読み取り機にQRコードを読ませるだけで乗船手続きが終了し、オデ君を乗船待ちのスペースに駐車します。

それでもまだ12時半頃です。

真夏の快晴ですが、フェリー桟橋はいつも風が強く吹いています。

ターミナルの旅客待合スペースのソファーで涼みます。



窓からは本日乗船の「ブルーマーメイド」と青森港が広がります。

間もなく北海道上陸、そして旅行スタートです!



フェリーに乗船する際のボーディング・ゲート。

この先のボーディング・ブリッジを渡ってフェリーに乗船します。

クルマ利用の乗船客はクルマと共に車両甲板に乗船しますので、私は利用したことはありません。



函館港には18時頃着岸。

8月の18時はまだ明るさが残ります。

オデ君もヘッドライトを点灯しなくても走行OKです。

函館駅を通り過ぎ観光客の姿も見えなくなった275号線を走ります。

*函館山ロープウェーで夜景を見る観光客はこれから大勢訪れるでしょうけれど…

本日の宿泊は旧桟橋(東浜桟橋)の見えるホテルです。

途中、買い物やオデ君の給油などを済ませて、ホテルに到着したのは18時半頃になりました。

さて…シャワーして赤レンガ倉庫の灯りなど見ながらビールタイムです。

本日のオデ君の走行は744Kmでありました。

オデ君もお疲れ様!


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八甲田丸 観賞 8月26日 2017年

2017-11-13 | Weblog
毎度お馴染みとなりましたが「八甲田丸」船内観賞です。



駐車場から階段を上って乗船口に向かいます。



入り口正面には「リンゴ娘」がお出迎えです。

この展示は私が初めて八甲田丸を訪問したときから変わっていません。



デッキの操船パネルには多くのお客さんが見学中でありました。



現役時ままに展示されている操船機器。

一切の注意書きなど無く、「触り放題」で子供達が遠慮なくイジリ倒していました。



タモリさんの番組でも紹介されていました「無線室」です。*放送されたのは函館の青函連絡船「摩周丸」です。

この無線室は「立ち入り禁止」であります。

正面に見える時計の赤いゾーン。

これは「サイレント・ゾーン」といい救難信号などを受信する為に、この時間帯に無線信号を発信することを休止するものです。



カンカン照りのデッキに出ます。

遮蔽物の無いデッキに真夏の陽射しが遠慮なく降り注ぎます。

影を見ると分かるように、太陽はほぼ真上です。

ただ歩いているだけなのに汗が吹き出てきます。

さすがに炎天下のデッキには人影は見えません。



目的は「煙突展望台」に上ることです。

○○と煙は…などと比喩されますが、炎天下の煙突展望台に上るオジサンはそのものかも知れませんね。



煙突内部はこのようになっています。

ディーゼル・エンジンの排気はそれぞれ個別にここまで導かれ排気されるようです。

赤いドラム缶のように見えるのは排気中の炭化物を集塵するフィルターなのでしょうか。



煙突展望台からの眺めです。

「青森ベイブリッジ」「青森駅構内」などが俯瞰できます。

*本年は「青森ベイブリッジ」に上り観賞するのは遠慮しました。

暑くてやってられない…って言うのが本音です。



船首方向、津軽海峡を望みます。

これから乗船する「ブルーマーメイド君」で海峡を渡り函館を目指します。



八甲田丸乗船券

青函連絡船って何だったのか…今日のフェリーとは根本的に異なる部分。

船倉に展示された車両がそれを物語ります。

鉄道、船舶に興味のある方なら、とても興味深い価値ある展示だと思います。



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2017年北海道旅行 スタート 8月26日 2017年

2017-11-09 | Weblog
夏休み後半の記事などを書いていて北海道旅行記事のスタートが遅れました。

気が付けば本日は11月9日。

もう旅行後2ヶ月も経過してしまいました。

8月26日早朝、函館を目指して自宅を出発します。

早朝といっても3時半頃です。

楽しみな北海道旅行、この時間に起床出発でも何の苦もありません。



東京から函館までのGPSログです。

青森インターまでは淡々と走るのみです。

オデ君のトリップメータとは別にフェリー乗船中の距離も含めるとGPSログでの函館までの走行距離は「843Km」となっていました。

東北道青森までの記事はこちらから。



予定通り青森に到着。

今年も青森港の「八甲田丸」に立ち寄ります。

八甲田丸が係留されているその前には、石川さゆりさんの全国的名曲「津軽海峡冬景色」の歌謡碑が展示されています。

この前に立つと、人感センサーが「来客」を感知し曲が流れます。

歌謡曲とか演歌とかちょっと苦手でありましたが、やはり歳をとると日本人的DNAが顕在してくるのでしょうか…

やけに心の琴線に響くことがあります。

上野発の夜行列車に乗るわけでもなし、真夏の気候の良いとき限定でオデ君と高速道路をチャラチャラ走っての気ままな旅行ではありますが…



*石川さゆりさんの歌謡碑は「竜飛崎」にも展示されています。

こちらもその前に立つと曲が流れます。



歌謡碑の隣には「波と飛沫」を現した時計台があります。

時計は「10時40分」あたりを指していますが、写真データの時刻は11時10分と記録されていました。

とても分かりやすい作品であります。



芸術作品に対して何の知識も感性も無いオジサンですが、この説明を読むまでも無く「波と飛沫」を感じましたから…



波と飛沫の時計塔から少し離れたところに「控車」と「緩急車4493」 が展示されています。

控車は“ヒ759” 緩急車は“ヨ14493” が本来の車籍らしいです。

いずれもペイント作業中に何かの手違いがあってこのような表示になってしまったのでしょうか。

熱心な鉄道貨車ファンの方々が手を尽くして調べたようです。



港近くの屋外展示です。

かなり過酷な環境です。

ペイントはボロボロ状態です。



鉄道のこと殆ど知らない頃はこの「控車」を見ても「???」な状態でした。

「何の意味があるのだろう?」って思っていました。



しかし…青函連絡船のDVDを観て初めてこの「控車」の任務を知りました。

桟橋から貨車を連絡船に積み込む際に、重量のある気動車が桟橋に負荷を掛けないように貨車と気動車の間に連結されるのが「控車」であります。

貨車を連絡船に積み込む又は降ろすその時だけのための車両が「控車」です。

彼のこの任務を知ってからは大ファンとなりました。



控車デッキの向こうには、本日乗船する津軽海峡フェリーの「ブルーマーメイド君」が着岸しているのが見えます。



フェリーの出航は2時20分。

出航までまだ3時間ほど時間があります。

乗船手続きを出航1時間前までに済ませるとして、2時間ほど「八甲田丸」の観賞に使えます。

それでは「八甲田丸」の観賞を始めましょう。





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rido mini Planner 2018 Ver 今年はゆっくり 11月7日 2017年

2017-11-07 | Weblog
昨年は9月早々に入手していた Rido Mini Planner 。

本年は余裕で10月末に銀座伊東屋さんで購入いたしました。

価格は昨年と変わらず¥300 であります。*リフィルでの購入で本体のダイアリーに差し込んで使っています。

ビジネスマンのほとんどがスマート・フォンでのスケジュール管理が当たり前となり、紙の「手帳」はますます需要が減っているように思われます。

紙の手帳は実用性というより趣味性が高くお洒落の領域へと昇華していくように見受けられます。

2017年 Rido Mini Planner の記事はこちらから。

9月の旅行が終わり Mini Planner を購入すると気の早いオジサンは「あぁ…これで今年も終わったなぁ」などと思ってしまいます。

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Ginza 6 空が近くて気持ち良い 11月5日 2017年

2017-11-06 | Weblog
トランプ大統領が訪日中だというのに、銀座に出掛けてきました。

銀座通りは買い物客や観光客で通勤時間帯の新宿駅のような喧騒でありました。

以前から一度立ち寄ってみたいと思っていた「Ginza 6」を覗いてみます。

1階から6階まではブティックが入居しています。

生憎、ファッション等にはほとんど興味はありませんが、どのようなショップにどのような人々が訪れているのか、その人間模様に興味があります。

エスカレータで各階の雰囲気を確かめながら6階まで観賞します。

6階からはエレベータで13階、そして階段で屋上階へ上ります。

屋上階は水と緑が配置された光と空気の綺麗なスペースでした。

ショッピングや食事のお客さんもここまで階を登ってくる人の数は少なめでとてもリラックスできるスペースでした。

写真ではプールのように見える水辺ですが、水深は5mmくらいではないでしょうか。

これだけの範囲の水の流れを鏡のように均等にコントロールするのにはそれなりのテクノロジーが採用されているのだと思います。



冬の陽射しは短くて、長い影を作っています。

ここから逆光線越しに見るそれは、プールにしか見えない水辺であります。



名前は全く知りませんが、多くの緑が植樹されています。

造園のプロフェッショナルが植樹しているのでしょうから、その配置も実に自然で「屋上」というシチュエーションを忘れてしまうほどでありました。



暖かな色の陽射しがベンチの木目やタイルに微妙な角度の影を作っています。



銀座通りを挟んで向こう側、ひと際目立つファッション・ビル。*誰でも知っているお店です。

ビル全体がショーウィンドーになっているのが良く分かります。

こちらの「Ginza 6」ビルが工事中の頃、あの窓際から工事の様子を眺めた記憶があります。

「Ginza 6」は向側のファッション・ビルより1階分ほど高さがあるのでしょうか…



屋上はビル塔屋?を囲むように一回りできるように散策路が設けられて快適な座り心地のベンチが何箇所も設けられています。

そこには「松坂屋 銀座店跡」のパネルが展示されています。

私たちには、この地に百貨店があったことは記憶に新しいことであります。

しかし…20年、30年後の人々の記憶からはその事実は薄れていくことでしょう。

そのときこのパネルをみた“のちの世代”の人はパネルの百貨店が「神社」のように見えるでしょうね!



屋上北東の方角には「靍護稲荷大明神」が奉られています。

ビルの屋上に祠を祀る「屋敷神」は敷地の北東隅に祀るという倣いがあるそうで、セオリー通りに祀られています。



その「靍護稲荷大明神」の由来が記されたパネル。

難しい漢字ですが「かくごいなりだいみょうじん」と読みます。*パネルには振り仮名があります。



東京タワーが見えます。

スカイツリー、東京タワー、新宿などの超高層ビルから見る東京の景色とは異なり、比較的日常の風景に近い目線で見るそれは親近感の持てるものでした。


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