Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

空の駅 風和里しばやま  7月25日 2015年

2015-07-31 | Weblog
ガレージから成田方面に用事があって、「あっ、ついでに寄って行こう!」と思い立ち、航空科学博物館の近くにある「空の駅 風和里しばやま」に立ち寄りました。

航空科学博物館にはよく立ち寄りますが、こちらには初めてです。

「空の駅ってなんだろう?」って思っていました。

地元芝山町の農家が栽培した野菜など農産物を販売しているスペースでありました。

内心…航空グッズなどでも販売していたら楽しいなぁ~などと期待をしていたのですが、ちょっと残念でした。



「空の駅」の向かい側には、黄色い列車が展示されています。

「あれ?」近付いてみますと…



以前、成田空港で使用されていた旅客輸送システム“シャトル・システム”であります。

そう言えば、「そんなの、あったなぁ~」程度で、以前2~3回乗車した記憶はあります。

が、とても印象が薄いです。

しかし、システムを見ていますとなかなか興味深いものでした。

本体に動力は持たず…ワイヤーで牽引する「水平エレベータ」なんだそうです。

製造もエレベータ・メーカーの「日本オーチス・エレベータ」製なんだそうです。

エレベータですから、動力も持たず、当然「車輪」も持ちません。

本体下部に設置されたノズルから圧縮空気を吐出して、車両を約1mm!浮上させるそうです。



“シャトル・システム”が展示されているスペースの向こうの空を成田空港を離陸した航空機が飛行してゆきます。

一応、ヒコーキを見ることは出来ますが…




「空の駅」駐車場脇には、「ビーチクラフト社」の小型機が展示されています。



296号線には「空の駅 風和里しばやま」の案内板があります。

この日も暑くて、日向にいるだけで汗が出てきました。

写真を撮影に来た訳ではありませんでしたので、画像は全て iPhone で撮影したものです。


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クマ グッズ 7月31日 2015年

2015-07-31 | Weblog

2015年の北海道旅行の出発までついに1ヶ月を切りました。

成田山での交通安全祈願も済ませ、おおよそのルートも決めました。

おっと、フェリーの乗船予約も済ませてありますよ。

今年新たに用意した北海道グッズ、2点です。

北海道を旅行していると必ず目にする「クマ出没」の看板。

いつもそれを見てビビッていましたが、今年はこれ「クマ・スプレー」を用意しました。



成分は“カプサイシン”とあります。

Youtubeなどの画像をみますとかなり強力なもののようです。

さすがに自宅で「テスト噴射」など出来そうにありません。



輸送中の誤作動を防ぐ為に“タイラップ”でトリガーがロックされています。

勿論、これは切除しておかなくてはなりません。

万が一の場面で慌てても仕方がありませんからね。

セットにはホルスターが付属されていて、送料とタックス込みで1万円で少しお釣りがくるくらいでした。



ショルダー・バッグには「くま鈴」を常備していますが、もっと大きな方が良いのでは…と、クマ鈴(大)も購入しました。

これくらいの装備で、先の「クマ・スプレー」などのお世話にならないのが、クマにとっても自身にとっても幸せでしょう。

どれだけ怖がっているのでしょうね?


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成田山 交通安全祈願 7月26日 2015年

2015-07-28 | Weblog
今年も「まだかなぁ~まだかなぁ~」などと思いながら北海道旅行を心待ちにしていました。

いよいよ出発まで約1ヶ月となりました。

旅行に出かける前には、「成田山」で交通安全祈願をするのが毎年の恒例となりました。

26日(日曜日)の朝、千葉のガレージから東京の自宅へ帰る途中に成田山に立ち寄り、交通安全祈願をしてまいりました。

勿論、運転には最善の注意を払って安全運転に勤めております。

真夏の暑さのせいもあるでしょうが、この時間帯は、大概2~3台くらいの参拝者であります。

本日もオデ君が一番乗りでありました。

今年は出発は8月29日(土曜日)の予定です。

安全第一で出掛けてきます。

はっ!…まだ2014年の北海道旅行の記事が書き終わっていませんでした。

今年も出発までには間に合いそうにもありません。

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愛国駅 広尾線 9月8日 2014年

2015-07-27 | Weblog
帯広に来ると何となく立ち寄ってしまいます。

全国的知名度を誇る「愛国駅」そして「幸福駅」ですからね。

例によって朝が早いので観光客の姿はまだありません。



交通記念館の横にはこのようなモニュメントが…

“Lover's Sanctuary ”です…

オジサン的年齢になりますとさすがにちょっと恥ずかしいです。



その隣には、愛国駅の「硬券」のモニュメントです。



97年4月1日 の日付になっていますが、これは何を意味するのでしょうか?

広尾線は1987年2月2日に廃止されています。

愛国地域活性化協議会が、このモニュメントを展示した記念日なのでしょうか?



小さなハート型の池の先には…



水路で大き目のハート型の池に繋がっています。

この駅は「ハート尽くし」です…



ここにも硬券のモニュメントが…14年6月13日ってなんだろう?





駅名標が展示されています。

パイプ・フレームは本物っぽい雰囲気です。

リビルト品かもしれませんね。



愛国駅の顔…9600形蒸機 19671号機です。

いつも綺麗にしてもらっていますね。



観光駅のステータスですからね。





せっかくホームに横付け状態ですから、キャブの中も開放したら良いのに…と、思います。



お客さんがやってきました。

ライオンズ・クラブみたいな方々でした。

日本語を話していたし服装もジャケを着用したりしてキチッとした印象でした。






駅前に放置?されている車掌車…

台車は外されて直置き状態です。

以前は幸福行きの切符様のパネルが掲げられていましたが、今はただの鉄屑状態になってしまいました。

2013年愛国駅の記事はこちらから。

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帯広のホテル 9月8日 2014年

2015-07-27 | Weblog

初めて宿泊する帯広のホテルの朝食です。

駅から距離がある為に、徒歩での旅行客にはちょっと辛いロケーションですが、20~30分歩くことには全く抵抗の無いオジサンには、この静かな環境が気に入りました。

2015年も帯広の宿泊はこのホテルにしようかな…

朝食会場はコンパクトですが、家庭的で明るく清潔感溢れる雰囲気と係りの女性の明るい接客にとても好感がもてました。

料理もとても良い味付けでしたよ。



朝食はいつもこのような構成になります。

和食を中心とし、野菜と牛乳、トマト・ジュースにヨーグルト、それから「納豆」があると最高なのですが、このホテルには納豆の用意がありませんでした。残念!



感心したのは、食器がとても綺麗に扱われていることです。

団体さんなどを扱う大規模ホテルでは、食洗器による「洗いキズ」によって、食器の表面がガビガビになってしまっていることが珍しくありません。

こちらのホテルの食器は、プレートやスプーン、グラスなど、どれもとても丁寧に扱われているのが分かります。

とても気持ちが良いです。


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帯広駅 9月7日 2014年

2015-07-24 | Weblog

ホテルにチェックインを済ませ、徒歩で帯広駅へ向かいます。

今回はこれまでで駅から一番離れたホテルに宿泊です。

駅までは徒歩約12分くらいでした。

帯広は毎年異なったホテルに宿泊しています。

それだけ「選べるホテル」が沢山あるともいえますが、「これだ!」というお気に入りのホテルが無いともいえます。

駅の北側には写真のような「手の平」をモチーフとしたオブジェが展示されています。

「穹を擴く(そらをひらく)」という題名のようです。

赤い手の根元?にその銘板があります。

「帯広商工会議所駅北広場モニュメント製作委員」として5名の方の名前が記されていました。



帯広に宿泊する第一の目的は、友人のバーで「ハートランド・ビール」をご馳走になりながら鉄道やクルマの話をすること。

第二の目的は、本日鑑賞してきた「士幌線」の痕跡を帯広駅に探すことです。

「なぁ~んだ…やっぱりビールが一番か…」と、思われましたか?

本音の優先順位ですから仕方がありませんね。

友人との宴の時間にはまだ間があります。

早速、士幌線の痕跡を探します…というか、探さなくても直ぐ目の前にレールがありますけれど?



駅北口広場に遺された線路を辿って歩きますが、本日は広場でイベントが開催されていたようで、巨大なテントが線路を遮っています。



テントを避けて歩いてゆきますと、交番の手前でフッと姿を消してしまいました。

このレールは明治38年帯広に最初に鉄道が敷設された位置に復元されたものだそうです。

どうやら「士幌線」の痕跡とは異なる記念モニュメントのようなものらしいです。



【MARS】 ( Multi Access seat Reservation System )の入場券を購入してホームへ出てみます。



大好きな「キハ40系」池田行きの列車がいました。

この北海道カラーのペイントが「キハ40系」にはとても似合って見えます。

昨日鑑賞して歩いた「ふるさと銀河線」の起点駅でもあった「池田駅」

ふるさと銀河線の列車が池田駅から帯広駅まで運転されていたこともあったそうです。



池田行きの列車を眺めていたら、またキハ40系の列車が入線してきました。

キハ40系列車の揃い踏みです。

近代的な帯広駅ホームにローカル線の雄「キハ40系」の浮遊感が不思議な感覚を醸しています。

さて…

友人のバーへビールをご馳走になりに行きましょう。


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熊野古道 関西空港 松阪牛 そして台風 7月16日~19日 2015年

2015-07-22 | Weblog
台風11号が四国に接近している7月16日、熊野古道へと出発しました。

途中、足柄辺りまではすごい雨降りでした。

伊勢湾岸道路を走っている頃は雨も上がり、「お、これはいけるかな?」などと思いました。

松阪で昼食を食べてから熊野へ向かおうと宿泊先のホテルに状況を訊ねようと電話すると…こちらは雨風が強くなってきて、遅くなると通行止めになりそうなので早めに来たほうが良い…とのことでした。

仕方なく松阪での食事は諦めて熊野へと向かいます。

確かに熊野近くになりますと雨風が強まり海岸線から見る海のうねりはなかなかの迫力で、台風が近付いているのが実感できます。

脇目もふらずに走って12時頃には熊野本宮大社近くのホテルに到着してしまいました。

チェックインの時間には大分早いのですが、事情が事情ですのでホテルの方も快く部屋に案内してくださいました。

「さて…関西一の規模の露天風呂にでも入ってビールでも飲んじゃおうかな…」とフロントへ行きますと「本日は風雨が強く屋外は危険なので露天風呂は閉鎖です。」とのことです。

確かにこの風雨では無理もありません。

仕方なく、屋内の大浴場で汗を流し部屋でビールを飲んでいますとフロントから連絡があり、本館前の駐車場に車を駐車していると道路が冠水して県道へ出られなくなるのでクルマを移動して欲しい…とのことです。

しかし、すっかりビールを飲んでしまっていて運転が出来ないのでホテルの方にクルマの移動をお願いします。

夕方から夜半に掛けては山の木々の揺れる音や雨音で嵐を実感します。

「はぁ~熊野古道は完全に無理だな~」と諦めテレビの台風情報を見ながら明日の行動予定を考えます。

5~6本の缶ビールと食事の時の生ビール2杯のお陰で結構早めに眠りにつけました。

*かなり宿泊にキャンセルが出た模様で、食事時レストランには私たちのほか4~5組くらいの宿泊客だけでした。普通、台風の進路を見ればキャンセルするでしょうね。

冒頭の写真ですが…好き好んで川の様子を見に来ている訳ではありません。

前日に高台に避難したオデ君のところへホテルの従業員さんの誘導で向かっているところです。

昨日のうちにクルマを高台に移動していなかったら、本日は出発が出来なかったかも知れません。



この川はニュース「熊野川氾濫」で報道された熊野川支流みたいで、ホテルの観光写真で見ますと広々とした川原が広がる穏やかな流れの川なのですが、今は川幅一杯に流れが広がり飛沫が霧のように白く見えています。
ちょっと怖かったですよ。

さて…オデ君に荷物を積み込み、本日宿泊予定の関西空港へ向けて出発です。(*途中和歌山城に立ち寄る予定ですが…)

ニュースの台風情報を見ますと、なんと!「阪和自動車道」が一部通行止めとあります。

熊野から阪和道の田辺インターまでの国道311号線は通行可能なのでとにかく「田辺インター」を目指して走り始めます。

雨の中、ぐいぐい走り続け「阪和道」に乗ります。

しばらくは順調に流れますが「印南」で通行止めとなり国道42号線に迂回します。

しかし、その国道も「冠水箇所」があり片側通行などがありやがて「通行止め!」となり名前も分からない市道に迂回させられます。

「こんな海岸沿いの道で大丈夫なのかなぁ~」などと思いながらも前走車に続いて小一時間ほど走り続け、有田インターから再び阪和道に乗ります。

和歌山までは20~30Km足らずです。

和歌山では「和歌山城」を鑑賞します。

レインコートにレインパンツ、レインブーツの完全装備ですが、あまり集中して鑑賞することは出来ません。



和歌山からまた阪和道にのり、本日宿泊予定の「関西国際空港」へ向かいます。

あまり風雨が強いと空港へのアクセス道が通行止めになると脅かされましたが、もうその心配も無さそうです。

ホテルの駐車場にオデ君を預けてチェックイン、酔っ払う前に関空を鑑賞に出掛けます。

ホテルからは連絡通路を通りアクセス出来るので雨降りでも楽チンです。



窓からは滑走路が見えるロケーションの部屋をリクエストしてくれてありました。

まだ新しい滑走路は整備途中のようでいたるところに建設資材や建機が置かれています。

「ピーチ」のターミナルがあるので着陸機はピーチ機が多かったです。



翌日は台風の影響もほとんど収まり、陽射しの中を名張市「赤目四十八滝」へと向かいます。

まだ朝が早かったせいで観光客の姿はありませんが、滝川を流れる清流は透明度も高く澄んでいます。

最初は「おぉ~すごいネ!」と感動して見ていた滝も10滝、20滝と続くとだんだん飽きてくる…というのが正直な感想であります。

赤目四十八滝では湿度もまだ高くあまりカメラを出す気にもならず、滝の写真は1枚も撮影しませんでした。

滝鑑賞の次は「松阪城」を鑑賞します。

すっかり夏の天気の中を汗を拭きながら歩きます。



野面積みのワイルドな印象の石垣が続きます。

石垣のタイプでは、この「野面乱積」が一番好きです。

兵器としての石垣の原点みたいな印象です。

「切込布積」ともなると、美しさと権威の象徴という面が強調されもはや「闘う石垣」としての迫力が失われてしまうような気がします。



今回の旅行で初めてカメラを取り出して石垣を撮影しました。
*これまでの写真は“iPhone”で撮影したものです。あれだけの風雨の中でしたからカメラを出す気にもなれませんでした。

オデ君の中に除草作業の時に着用する「麦藁帽子」が積んであり「これは良い!」と、着用します。

強い日差しに「日焼け」も気になりますし…



夏祭りの一行が石垣の周りを御輿を担いで通過します。

台風が行き過ぎ、夏祭りの季節がやってきました。



ホテルにチェックインする前に、津市の老舗松阪肉(松阪牛)専門店、朝日屋さんに立ち寄り食材を仕入れます。
*食材は発泡材に保冷材を入れて約12時間ほどの間、適温を保てますので、本日はホテルの冷蔵庫で預かってもらい、翌日オデ君に積んで東京に持ち帰る作戦です。

途切れることなく次々とお客さんが店舗を訪れ、先を争うように食材を購入してゆきます。

すごい“Buying Power”であります。



ホテルにチェックイン後、フロントから「松阪牛ホルモン専門店」を紹介していただき予約をした「まつや」さんに食事に出掛けます。

土地柄、駅周辺には松阪牛の肉店は多いですが、「松阪牛ホルモン専門店」はこちらのお店だけのようです。

本日は18:00開店…ということでした。

1番乗りです。



店長さん一押しの「松阪牛ホルモン」です。

ホルモンという食材は初めてです!

ちょっと気が進みませんでしたが…松阪牛のホルモンということでチャレンジしてみます。



値段表のボードに書かれた「ホルモン」の価格→¥390 です。

安いですね、下ごしらえなど大変だと思います。



ホルモンを食するのは初めてと店長さんに話すと「焼き方」から「食べ方」まで懇切丁寧に教えてくださいました。

初めての「ホルモン」…実に濃厚でミルキーな味わいで、もう一皿追加してしまうほどでした。

東京蒲田に東京店がオープンしたと店長さんが教えてくださいました。

店長さんが仕込みをして東京に送っているとも話していました。

タベログで見てみますと、東京店の「ホルモン」は¥590でありました。

東京と言う立地と三重県からの配送ということを考慮したら当然の価格であります。

蒲田でもこの「ホルモン」を食べられるのなら実に安価な設定だと思います。




ホルモンも大満足でしたが、やはり松阪牛といえば「特上ロース」を食べないといけません!

店長さんの説明では、松阪牛にも種類があるようで、三重県産松阪牛と松阪産松阪牛 があるらしいです。

取り敢えず最高ランクのものをお願いしました。

「美味しい!」としか言いようの無い美味しさで大満足でした。

二人で食べてビールをガブガブ飲んでも、壱万円で少しお釣りがありましたよ。

津駅から5分ほど歩いた立地ですがぜひ立ち寄るべきお店でした。

お薦めです。

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国道駅 鶴見線 7月12日 2015年

2015-07-14 | Weblog
鶴見線鶴見駅の一つ手前「国道駅」に下車します。

先ほどの「海芝浦駅」を鑑賞したお客さんの中から2~3組がここ「国道駅」で下車しました。
ホームや駅名標などを鑑賞したり写真撮影をしたりと、明らかにこの駅の利用客ではなく、同じ鉄道関連ファンのようです。



ホームに掲げられている時刻表。

土日曜日、祭日のダイヤもなかなか充実していて不便はなさそうです。

鶴見線の“本線”ですからね。



ホームから海芝浦駅方面です。

レールは大きくカーブしています。



同じ場所から今度は鶴見駅方面を見ます。

線路は鶴見方面にも大きくカーブをしていきます。

国道駅は大きなカーブの頂点に接している駅ということになります。



ホームから薄暗い階段をおりて行きます。



すると中二階の位置に向こう側のホームから下りてきた通路への連絡通路が“跨道橋”のように架けられています。



その“跨道橋”の上から国道駅の通路…かつては「エキ下商店街」を俯瞰します。

かつては商店で賑わった通路も、シャッター街のように店舗の入り口は「コンパネ」で閉ざされています。





焼き鳥屋「国道下」という店舗は看板の状態から現在も営業を続けているようです。

分かりやすいストレートな店名です。

ただし本日、日曜日は休業のようでした。*もしかしたら夕方から営業するのかも知れませんが…



海芝浦駅と同じSuica の改札機が設置されています。

カードを器機にかざして出場します。



かつては「飲み屋」さんが営業していたと思しき店舗跡の壁には清酒銘が記された店舗の看板がそのまま残されています。



こちらは不動産屋の店舗跡でしょうか…まるで映画のセットと見紛うような昭和の雰囲気をたっぷりと残しています。

その前に置かれた色鮮やかな自販機とが時代の落差を表しているようです。

…しかし店舗内には蛍光灯の明かりが見えます。

不動産の営業をされているのでしょうか…



国道駅の名前の由来である「第一京浜国道」

しかし、この道「第一京浜国道」は「国道15号線」で、なぜか「国道1号線」は現在「第2京浜国道」となっています。

なんだか訳の分からない話になってきたなぁ~などと思い「国道15号線」に付いて上辺をサラッと見てみました。

国道15号線付いては後述します。

この先が鶴見駅です。



第一京浜国道に面した壁面にはJR東日本「国道駅」の駅名標が掲げられています。



国道駅下にある焼き鳥屋さん「国道下」に戻ってきました。

営業準備中なのでしょうか…店中に明かりが見えます。



今度は、国道駅高架下?の通路を浅野駅・海芝浦駅方面へと歩きます。

カーブの接線にある国道駅の高架下通路もそのカーブに合わせて緩くカーブしているのが分かります。



緩いカーブを歩いてゆくと高架下が道路で一旦区切られています。

道路の向こう側は同じデザインの橋脚が続いていますが、その下には高架下の通路のようなものは設けられて無く突き当たりとなっています。



道路を横断して、今来た国道駅高架下の様子を見ます。

橋脚から大きく張り出した路盤を左右から支える特徴的な支柱が見えます。

これ見覚えがあります!

この道路…もしかしてここが第一京浜国道の前身「明治1號國道」だったのでしょうか?

明治1號國道はそののち整備・改築を繰り返すも交通量の増加に対応出来ず、そのバイパス道路として「新京濱國道」を建設したとあります。

先の「第一京浜国道(「新京濱國道」)」は「明治1號國道(「旧京濱國道」)」のバイパス道路だったわけです。

「第一京浜国道」がバイパス道路ということは、そのオリジナル「明治1號國道」は別のルートに残っていると言うことですね。

いまこの目の前を走る道路…なんとこの道が「明治1號國道」→「旧京濱國道」であるようです。

Wikiに掲載されているこの写真を見てください。

いかがでしょうか?

国道駅に下車してこんな良い物件を鑑賞できるとは思っていませんでした。

駅が「旧京濱國道」と「新京濱國道」をホームで繋いでいたとは…

駅名「国道駅」の面目躍如といったところです。

すごいぞ「国道駅」、大満足です!



さて…今来た道(通路)を引き返します。



頭上を未確認飛行物体が掠めていったと思い上を見上げると「ツバメ」がケーブルに留まっていました。

別に「巣作り」をするでもなく、ぽやぁ~んと留まっています。

ま、こんな「ツバメ」もいるのでしょうね。

離れて留まっていますから「カップル」ではないのでしょうか…

「巣作り」に必死に励む鳥…というのは人間側の一方的なイメージでしかない訳です。



通路の途中に外に出られるような「通用口」がありました。

外はこのような状態でした。



鶴見駅へ徒歩で向かうために、再び第一京浜国道に戻り、道路を横断して「国道駅」を見ます。



戦時中、機銃掃射を受けた痕跡が残っているという場所を探しました。

ネットでガードされている壁面に、幾つかの弾痕らしきものを見ることができました。(ホントにこれがそうかなぁ? やけに“浅い”気がします)

しかし…「旧京濱國道」と「新京濱國道」が国道駅のホームで繋がれていた!という事実を知ると、壁面の弾痕は国道の歴史のほんの一面に過ぎないと思いました。

実に有意義な鶴見線鑑賞の一日でした。

さて…鶴見駅へ行って「ビール」飲まなくちゃ!

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海芝浦駅 鶴見線 7月12日 2015年

2015-07-13 | Weblog
7月12日の日曜日…快晴の真夏日に鶴見線の「海芝浦駅」に行ってきました。

鉄道ファンの方々だけではなくテレビなどのメディアにも取り上げられ、ファミリー層にも注目されている「ちょこっと行ってこられる」首都圏近郊の“秘境駅”がこの「海芝浦駅」です。

ローカル線等を紹介した書籍にも登場して「ほぅ~行ってみたいね…」と思っていました。

梅雨空が続いた7月…6日間で日照時間がたった“12分間”とか天気予報のコーナーで紹介されていましたが、週末土日は綺麗な晴天となりました。

「よし!」と思い立ち鶴見へと出掛けてきました。

「よし! 行こう」と思って直ぐに行かれるところが、こうした都市近郊のスポットですね。



東京駅から「京浜東北線」に乗り「鶴見駅」に到着です。

跨線橋の突き当りに「鶴見線」の乗り換え口があります。

改札を通る前に「NewDays(コンビニ)」で、飲み物とサンドイッチなどを購入します。

「海芝浦駅」には、自販機はあるみたいですが…

後で気がつきましたが、「ビールを買ってくれば良かった…」です。



鶴見線鶴見駅から「海芝浦駅」へ行くには、「浜川崎行き」「扇町行き」「海芝浦行き」そして「大川行き」という4つの中から「海芝浦行き」に乗らないとなりません。

時刻表を良く確認する必要があります。

「海芝浦行き」は日曜・祝日は2時間に1本という時間帯もあります。

第4種車止めが設置された鶴見線のホーム。

通常はこの「3番線」が使われるようですが、ラッシュ時などは「4番線ホーム」も使用されるみたいです。



改札付近には、このような表示が…

「海芝浦駅」は東芝京浜事業所の敷地内にあり、一般客は駅構内から外部に出ることは出来ません。

かなり特殊な駅であることが分かります。

東芝社員専用駅といっても良いのではないでしょうか。



鶴見駅ホームに11:30発「海芝浦駅」行きの列車が入線してきました。

すでに多くの乗客がホームで列車を待っています。

運動部らしき(何の競技か分かりませんが…)女子学生の一団が整列して列車を待っています。

顧問の先生らしき人の姿もあります。

近くに学校があるのでしょうか。

行き先表示器はすでに「海芝浦」と表示されます。

以前は「行先表示幕」という名称だったようですが、いまはLEDで表示しますから「幕」というのは死語になってしまいましたね。



発車まで20分ほどあります。

まだ運転士さんの姿はありません。



鶴見線の路盤は、京浜東北線や東海道線よりも一段高いところを走っています。





浅野駅から右に大きくカーブして「新芝浦駅」そして「海芝浦駅」に到着です。

「新芝浦駅」も東芝京浜事業所の敷地にあり、東芝の「正門」に当る駅のようです。

つまり、こちらの「海芝浦駅」は“社員通用口”といえる駅ですね。



第4種車止めが設置された「海芝浦駅」

日曜日のお昼の時間帯というのにかなりの乗客を乗せて到着しました。

どう見ても「東芝の社員さん」には見えない、ファミリーやカップル、そして明らかな鉄道ファンなどの乗客です。




この建物が東芝京浜事業所へのゲートが設置された施設で、ガードマンさんが立っています。

奥に見える「自動改札機」のような機器に“社員証”をかざして入場するみたいです。



Suicaにタッチして「出場」します。

その先には、東芝京浜事業所が管理・運営する「海芝公園」があります。

観光で海芝浦駅を訪れる方に憩いの場を提供するという目的で設置されたそうです。

京浜運河の向こうには、横浜ベイブリッジ、そして「JFEスチール㈱」の赤白チェックの“ガスホルダー”が見えています。

湾岸線を走っていて必ず目にするランドマークです。

このガスタンクみたいな物体は「ガスホルダー」という名称で、スチールの製造過程で発生する副生ガスを一時貯蔵し回生エネルギーとして利用するための施設の一部です。



こちらが、一般は立ち入ることの出来ない東芝京浜事業所です。



これが「海芝公園」の全景?になります。

かなり狭小な公園で“通路”みたいでありますが、東芝京浜事業所のご好意によって開放・運営されているスペースです。

ベンチでは、お弁当を食べている方の姿もあります。

この時、「ビールを買ってくれば良かった!」と、後悔しました。

海風に吹かれながらのビールは美味しかったでしょうね~



「海芝公園」の利用案内には「東芝京浜事業所 総務部」の名称が記されています。

閉園後最終電車が出てしまうと、帰る術がなくなってしまうので注意を促しています。



公園を一回りして、Suicaにタッチして入場します。

こういう「自動改札機」は、始めてみました。





思い思いに海芝浦駅を楽しんでいたお客さんも、外の暑さを避けるように冷房の効いた車内に戻ってくつろいでいる方もいます。

電車は、約20分間停車していて折り返し鶴見駅へと引き返します。

鶴見駅から乗車してここ海芝浦駅に来た乗客はほぼ100%、この電車で引き返します。



発車時刻が近付き運転士さんもスタンバイしています。



冷房の効いた車内に戻り京浜運河を見ながら…仕方なくミネラル・ウォータを飲みます。

残念、読みが浅かった!

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帯広 六花亭 西三条店 9月7日 2014年

2015-07-11 | Weblog
士幌線の鑑賞もそこそこに本日宿泊地「帯広」に到着です。

ホテルのチェックインにはまだ早いので、帯広と言えば「六花亭本店!」へとお土産の購入に出掛けます。

しかし、事前に連絡したところ「本店駐車場」は現在満車!とのことで仕方なく「西三条店」へと向かいました。

帯広本店は商店街の中ほどにあり駐車場もあまり広くないので、買い物をするのに若干苦労します。

六花亭帯広本店の記事はこちらから。


入り口前に展示されているブロンズ像のワン君は「お出迎え犬・チン太くん」というそうです。

坂東 優さんという方の作品だそうで、帯広本店の他にここ「西三条店」、札幌は「百合が原店」「真駒内店」「新川店」「森林公園店」に展示されているそうです。



「西三条店」は、駐車スペースもたっぷりあり楽々駐車することが出来ます。



家族や友人にオミヤを購入します。

「マルセイバターサンド」などはどなたに差し上げても喜ばれるのでオミヤの定番ですが、日持ちが短いので一足先にここから東京へ発送してもらいます。(*東京に帰るのはあと10日ほど先になりますので…)



昨年、帯広本店で商品を購入した際に、商品に添付して頂いた「タグ」です。

六花亭の商品は、東京を始め各都市の百貨店などで催事を開催していて購入することが出来ます。

せっかく帯広本店で購入した「証」が欲しいと言いましたら、このような「本店タグ」を用意してくださいました。

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音更駅 士幌線 9月7日 2014年

2015-07-08 | Weblog
音更駅跡 交通公園です。

こちらも2013年に立ち寄ったことのある公園です。

2013年の記事はこちらから。

公園内には、“C11 176号機”の 「第二動輪」と先輪か従輪 が写真のように“モニュメント風”に展示されています。

先の「糠平駅跡 上士幌町鉄道記念館」には、その「第一動輪」が展示されていました。



ここが公園の入り口なのかはよく判りません。

公園利用のマナーが書かれたプレートが立てられています。



公園前の道路です。

向こうに見える大きな建物は…「JAおとふけ」かな?

2013年に訪れたときには、もっと人の気配がした気がしましたが、本日は日曜日なので静かに感じるのかも知れません。



日曜日の公園のわりには、遊んでいる子供達の姿が見えないなぁ~なんて思いましたが…



公園には「雪掻き車 キ704 」 「48624号機 」 「車掌車 ヨ4730 」が 展示されています。



展示されている「キ704」は旋回窓の一方が破損しまるで「隻眼」のような顔つきです。

これまで見てきた鉄道保存施設に展示されている車両の中では、あまり良くない状態です。

特に北海道の展示車両はとても大切に保存されている固体が多いため、「キ704」はトホホな状態と言えます。

しかし、北海道と言えども多少なりに地域差など環境の違いは当然あるでしょう。

「キ704」の置かれている立場とは、まさにこのような環境ということだと思います。



前照灯のレンズは割られたままの状態です。

レンズが欠損している固体はさほど珍しくはありませんが、割られたままの破片がそのままという状態は珍しいと思います。

小樽総合博物館や三笠鉄道記念館、北見相生駅跡などに展示されているキ700形雪掻き車はどれも大切に保管され、大変状態の良いものでした。

それに比べると、この「キ704」の姿はあまりに“哀れ”ともいえますが…



しかし…他の雪掻き車にはない美点が「キ704」にはありました!

「キ704」はキャブ(雪掻き車も蒸機のようにキャブと呼んで良いのか分かりませんが…)完全オープンとしていまして、自由に内部を鑑賞することが出来ます。

これは他で展示されている雪掻き車には無い美点であると思います。

板張りの内装の様子と圧力計の配管など、実にリアリティー溢れる様子が見て取れます。

左の窓上に配置されたスイッチは…カバー付ナイフスイッチ CKS (Covered Knife Switch)などは通常、屋内の配電盤などに昔よく見かけたものですが、雪掻き車の車内に使われていたとは…



バスドラムみたいな円柱の物体は、前部のスノープラウ…というか雪掻きの鋤を駆動するシリンダーみたいです。

ここには、車両自体の運転装置は無く、雪掻きの鋤やウイングを操作する装置で構成されているようです。



振り返ってキャブ後部を見てみます。

ストーブ列車みたいに“ダルマ・ストーブ”が装備されています。

さらにその後方には複雑な配管が見えます。

両側の壁面に見える物々しい装置は、両側のウイングを開閉するための装置のようです。



こちらも、複雑な配管が残されています。

どのような作用をするものなのか…想像もつきません。

ただ…「すげぇ~」と思うだけです。



複雑な配管群をすり抜けて、前方の運転装置部を見てみます。

何人くらいの作業員で運転していたのでしょうか…



さらに後部へと行きますと、そこには…このような装置が設置されています。

多分発電装置ではないかと想像しました。

左のパネルは配電盤ではないでしょうか?

「キ704」をジャングルジムみたいにして遊ぶ子供達…しかも女の子ばかりでした。

元気な子供達です。



さらにキャブの外に出ますとそこには、先のバスドラムみたいなシリンダー装置が二つ設置されています。

やはり両サイドのウイングを駆動するための装置のようです。



上部にも3本の配管がキャブに繋がっています。

最後部に積んだエアータンクからの配管のようです。

あのバスドラムみたいなシリンダーのピストンを駆動するのはこのエアーが動力源のようです。

ん?…すると先ほどの発電機のように見えた機器は、コンプレッサーなのでしょうか?

あの巨大なエアー・タンクに空気を充填するのにはやけに小ぶりな気がします。

本当のところはど~なっているのでしょうか?

想像も楽しいですが、本職の方の話を聞いてみたいです。



一旦、外に出てもう一度、外観を鑑賞してみます。

内部の装置を見てから車両の外観を眺めると、好奇心の塊に見えてきました。



外観の荒れ具合にはそぐわず、形式名等のペイントは実に綺麗に表示されています。

「出窓」のような形状の窓も実に珍しいものです。

ウイングの散開状態を確認するためのものでしょうか…



エアー・タンクの上には先の女の子たちがよじ登って遊んでいます。



煙室扉が開かれ、内部構造が分かるように「カットモデル」に改造された「8620形」48624号機

教育のため「カットモデル」として姿を変えた蒸機でありますが…個人的感想は、こういうのはあまり好きではありません。



8620形のスペックを書き記したプレートは手書きのようです。

スペックに「価格」まで記載されているのは珍しいと思います。



車掌車の内部も自由に鑑賞できます。



展示車両の前には、このような立派な石碑が建立されています。



士幌線の歴史と記念公園の設立の想いが記されています。

子供達の「遊具」として親しまれている車両もそれなりの意義はあると思います。

ただ、“Broken Windows Theory:割れ窓理論”というのがあるように、「ヨ704」の旋回窓やヘッドライトの割れをそのまま放置すると、せっかくの貴重な車両にさらに被害が広がるような気がします。




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中士幌駅 士幌線 9月7日 2014年

2015-07-07 | Weblog
若干手間取りましたが「中士幌駅跡」にやってきました。

住宅地の中ほどにある広い空き地には、小さなプレートがポツンと立っています。

このプレートには「士幌町史跡(23)平成元年度指定」のタイトルと中士幌駅の歴史が記述されています。

一日の最高当乗客数309人を昭和40年に記録したとあります。

先の士幌町駅跡にあったプレートは「士幌町史跡(22)平成元年度指定」となっていました。



プレートの立てられている立ち位置はこのような状態です。

「住宅地の中ほど」と表現しましたが…「住宅地の外れ…」と表現したほうが正しかったかも知れません。





まだこの頃は、地形図を見たり古写真を見たりして駅舎のあった位置や路盤の場所を推定するような技量がありませんでしたから、ただ「何も無い原っぱ…」としか感想できませんでした。



起点の帯広駅には僅か22Km程の距離ですが…この寂しさであります。

この先が帯広方面となります。

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鉄道遺構 再発見 ローカル線の旅 など 

2015-07-07 | Weblog
「7月6日、ドイツで開かれたユネスコの世界遺産委員会は、福岡県の八幡製鐵所や長崎県の三菱長崎造船所など、8つの県の23の資産で構成する《明治日本の産業革命遺産》を世界遺産に登録することを決めました。」というニュースがありました。

隣国との意見の調整に難航した末の世界遺産登録でありましたが、まずは良い結果が得られて何よりです。

日本もかつて右肩上がりの経済成長真っ只中の時期には「消費こそ美徳」という風潮がありました。
近年は世界遺産ブームもあって、「モノを大切にする」という気風が尊ばれるようになったのは文化を尊ぶ心にも繋がり結構なことだと思います。

こうしたウェーブのせいなのかは分かりませんが、Amazon から「あなたにお薦めの商品」というお知らせの中に「鉄道遺構 再発見」という書籍を発見!しました。

共著者の中に「小野田 滋」先生の名前があったのも背中を押す大きな要因でありました。

¥1800 という価格は最近の書籍の中にあっては普通の価格帯といえるものではありますが、内容はそれを上回る充実したものでありました。



装丁はかなり凝ったデザインで、表紙の写真のモノクロ部は新聞などの写真のようにドットで印刷されています。

また、表紙の一部が切り抜かれていて、最初は「何の意味があるのだろうか?」と不思議に思いました。

私だけの錯覚なのかも分かりませんが、この表紙を斜め上方から俯瞰しますとまるで“3D”のような立体的な画像に見えました。

紹介されている鉄道遺構は、お馴染みのものもあれば、「こんなところがあるんだぁ~」と感心し、「ぜひ見に行ってみたい」と思わせる遺構もあります。

先の「世界遺産」に登録される産業遺産もその纏った歴史を含めて残していくべき遺産ではあると思いますが、まだまだ一般には知られていない遺構が数多く遺されているのだなぁ~と感動しました。

本文中では「佐渡金銀鉱山トロッコレール」という遺構に相当背中を押されましたよ。




もう一つは、いつもの本屋さんでたまたま見掛けて購入しました書籍です。

北海道と九州には強い興味がありますが、これまで本州のローカル線にはあまり縁がありませんでした。

こうして見ていますと、鉄道廃線・廃駅鑑賞に限らず、ローカル線の観賞でもいくらでもその対象があるものですね。

夏休みが楽しみです。

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士幌駅 士幌線 9月7日 2014年

2015-07-03 | Weblog
士幌線士幌駅跡は「士幌交通公園」として整備されています。

こちらも2013年に訪れています。

2013年 士幌駅跡の記事はこちら。



士幌駅駅舎は昨年と同じように、綺麗に整備されてそこにありました。

芝生の刈り込みを見ても手入れが行き届いている様が感じられます。
千葉のガレージの芝生など、2~3週間放置していると、雑草が顔を出し「ぼうぼう状態」になってしまいます。
これだけの状態を保つのは大変な作業だと思います。

昨年訪れたばかりですから「暫く振り!」という感じではありませんが…

たまには駅舎内の備品などの展示も見てみたいものです。

次回は時間を調整して駅舎内の展示も鑑賞してみたいものです。



駅舎を迂回してホーム側に出てきました。

こちらもゴミ一つ無く綺麗に清掃されています。



士幌駅「建物財産標」 が分かりやすい所に掲げられています。

特徴的な筆跡の表示です。

駅舎を鑑賞していてこの「建物財産標 」を発見すると「お宝Get! やったぁ!」って気持ちになります。



駅舎前には腕木信号機のレバーフレームが残されています。

廃駅にこのレバーフレームが残されている例は少ないように感じます。



ホームから路盤に下りてみます。

路盤にも殆ど雑草などはなく、営業時とほとんど変わらない美しい景観を保っています。



この線路の先が士幌線の起点、帯広です。



木製の電柱には「帯広行き」のプレートがそのまま残されています。



昨年と大きく変化したのが、展示施設のペンキです。

ホームから路盤に架かる“上屋”と展示されている車両が綺麗にリペイントされています。

古レールの製造年は「1935」と読み取れ、79年前のレールと分かります。

中央のマークは「丸Sマーク」と呼ばれるもので「S」の中央に「丸点」が入っているのが特徴です。

官営八幡製鉄所~日本製鉄所製のレールを示すマークだそうです。

「ツルツル」ですね。



車掌車のボデーも綺麗に塗りなおされています。

2013年の記事を見ていただくとその変貌ぶりにビックリされると思います。

台車はそのまま…みたいです。



連結器やホースも綺麗に塗られています。



車掌車のランプです。

電球のブラケットは残っていますが…



士幌線の沿革が記されたプレートです。



士幌駅の駅名標とその隣には…



隣駅だった「中士幌駅」の駅名標も展示されています。

実際には、「士幌駅」と「中士幌駅」の間に「新士幌仮乗降場」という仮降車場があったそうです。


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糠平駅 士幌線 9月7日 2014年

2015-07-02 | Weblog
上士幌町鉄道記念館にやってきました。

かつてここは士幌線糠平駅でありました。

駅敷地跡には、この鉄道記念館と車掌車などが展示され、NPO法人「ひがし大雪高原鉄道」のトロッコ列車の乗降場もあります。

鉄道記念館は「真壁(ハーフティンバー)」の落ち着いた色調の建物で住宅展示場にでもありそうな素敵な建物です。



鉄道記念館の入館料金は有料なのですが、なんと!¥100 です。

結構見応えのある展示で、ほんとうにこのような料金で良いのかと思ってしまいます。



記念館の横手には蒸機の動輪が展示されています。



このスポーク動輪は…大正から昭和初期の蒸機のものでしょうね。



刻印が残っています。

“ L1 C11 176 ”としっかりと読めます。

C11形蒸機 176 号機の左第一動輪ということですね。

ちなみにC11形は…軸配置が“1C2 ”で、動輪は3セットあるわけです。

動輪径は1520mm、先輪 1 従輪 2 の配置で400両程が生産されたタンク機です。

C11 176号機は解体後、第二動輪は、広尾線広尾駅跡の広尾線鉄道記念公園に、また第三動輪は士幌線音更駅跡大通交通公園に展示・保存されています。

C11 176号機のその第一動輪が目の前にあります。



敷地内には、NPO法人「ひがし大雪高原鉄道」がトロッコ列車を運営しています。

大人¥800 小中学生¥400 でした。

トロッコ漕ぎは係員の方が行うようですが、希望があれば客が漕いでも良いようです。



乗降場には、トロッコ列車の駅名標が展示されています。



その近くにはヨ4843 車掌車と台車が展示されています。



トロッコ列車が戻ってきました。

真ん中の方がお客さんで前後が係員兼モーターさん(漕ぎ手?)です。





上士幌町鉄道記念館内展示の一部です。

士幌線各駅駅舎の写真や駅備品など多くの備品等が展示されなかなかの見応えがあります。

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