Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

D51 311 留辺蘂町民会館 9月8日 2013年

2014-08-10 | Weblog
D51 311号機につきましては、以前にも記事を書かせていただきました。

屋外展示でかなり荒れた状態でしたが、なぜか「オーラ」を感じさせる蒸機で、また観賞に訪れたいと思わせました。

この度は、丸瀬布の「雨宮21号」がお目当てでしたが、ここまで来て D51 311号機を素通りする理由は見当たりません。

留辺蘂町民会館駐車場の脇の草地に D51 311号機は以前と変わらなず佇んでいました。

この蒸気が展示されている場所は…「留辺蘂」ルru・ペシpes・ぺpe=道が・下る・もの 山越え道のある沢、峠道沢、峠道のこと。…と例の本では説明されています。

ちなみに“るべしべ”と読む地名は、他に「留辺志部 上川・上川町の川、地名」、「瑠辺蘂(瑠の字が留辺蘂の留とは異なります) 美瑛町の地名」 や 「累標 胆振・穂別町の旧大字村名」、 「碧蘂(るべしべ) 日高・静内町の旧大字村名」などがあります。


上記の情報は、北海道新聞社の「北海道 地名 分類 字典」に記述されていて、北海道好きには大変に役立ちまた勉強にもなる書籍でお薦めです。



こちらが「町民会館」の駐車場です。

駐車車両は数台見られますが、人影はありません。

北海道の静態保存機を訊ね歩いていて、このような雰囲気がとても好きです。



日本中の静態保存機を訊ね歩いて、さまざまな保存状態の蒸機を見てきました。

大雑把に分類すると、D51 311号機は「放置されている蒸機」に近いかも知れません。(*決して放置されているとは思えませんが…)

しかし…確かに荒れている状態には違いないのですが、何とも言えないオーラというか“凄味”を感じさせる蒸機でもあります。



スノー・プラウには溶接の盛文字でD51311 と書かれていますが、その続きに8に×をされた部分を見ることが出来ます。

3の文字がやけに不自然であったり、1の文字の下にも0を消し込んだ跡が見られます。

他の蒸機の文字を消したパーツの使いまわしだったのかも知れませんね。



どうでしょうか…この雰囲気。

威圧感というか凄味というか…只者ではない電波が出ているような気がしてなりません。



大切にされてはいるけれど、“過保護”や“厚塗り”はされていない…そんな雰囲気でしょうか。



屋根無し屋外展示の蒸機を観察していて、その状態を推定するのにこの部分を観察します。

“シリンダー・カバー”はその位置と構造から水捌けが悪く錆害を受けやすい部分です。

R107のSL君で言えば、リアバンパー下周り…とでも言えそうです。(最近クルマネタが極度に少ないので、無理やり振っている感は否めませんが…)









蒸機の状態に比べて、この説明パネルの綺麗さはアンバランスでありますが、先程感想を述べたように、ただ放置されている訳ではなく「大切にされているのだろうな…」と感じさせる部分あります。




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