Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

十勝鉄道4号蒸気機関車 帯広市トテッポ公園通り 9月9日 2013年

2014-08-24 | Weblog
帯広の“トテッポ通り”という遊歩道に保存されている、「十勝鉄道4号蒸気機関車」を訪ねてきました。

この“トテッポ通り”は十勝鉄道の廃線跡の一部を遊歩道としたものだそうです。



十勝鉄道の沿革が記されたステンレスの説明版が保存蒸機のそばに掲げられています。

十勝鉄道という名称から、国有鉄道の一路線かと思っていましたが、説明にあるように、砂糖の原材料となる“甜菜”を運搬する為の専用線であったのですね。

ちなみのその本体の「日本甜菜製糖株式会社」は現在も営業を続ける現役の会社で、旧帯広製糖所の跡地の一角に「ビート資料館」という展示施設で甜菜に関する技術史や創業当時の製糖所の模型、当時の農機具などを展示・一般公開しているそうです。



遊歩道の横には「思い出の小径」と書かれたイラスト・ボードが立てられています。



フェンスで囲われた4号蒸気機関車、狭くてちょっと撮影し辛いですが、いつものように“公式側”から一回り鑑賞してみます。



ボイラーを支える罐胴受側板のプレートには大きな円形のメダリオンのようなものが添付されています。

“NIPPON SHARIO KAISHA LTD.” “NO.11 1920” “NAGOYA JAPAN”と読み取れます。

製造会社と製造年が刻印されているのですね。

真鍮部は綺麗に磨き上げられて輝いているようにも見えますが、実はゴールド色のペイントで仕上げられているみたいです。



タンクの横には、十勝鉄道の社章?と、大きな「NO.4」のプレートが取り付けられています。

キャブの窓はふさがれていて内部を見ることは出来ません。

ドアーは施錠されています。

動輪は3軸で先の「雨宮21号機」と同じような軽便鉄道規格(610㎜かどうかは分かりませんが…)の可愛らしいものです。



「コハ23」という客車も展示されています。

甜菜を運搬する列車に客扱いの客車も連結して運用していたときの車両なのでは?などと想像しました。





非公式側も公式側と全く同じようなイメージです。







連結器は、やはり先の雨宮21号機とそっくりです。



士幌駅跡から帯広へと向かう途中、温泉に入ったりもしてきました。

実は…一所懸命、取材をしていると思いきや、結構プラプラ楽しんでおります。



帯広に到着しても、ホテルにチェックインする前に「六花亭」の帯広本店に立ち寄り、オミヤを購入したりしています。



夜は帯広の友人のバーで最高に美味しい「ハートランド」をご馳走になりました。

こうして9月9日も無事に終了です。










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