なぜか釧路の蒸機鑑賞は効率が悪いんです。
単にリサーチが下手…ということですけれど…
本日最初の目的地、釧路駅近くの「幸町公園」に展示されている C58 106号機を鑑賞にやってきました。
昨年はすぐ近くまで来たのですが、雨降りで断念してしまいました。
幸町公園はこのような雰囲気の静かな公園です。
整然と区画整理をされたとても分かりやすい場所ではあるのですが、近くにコインパークなどは見当たらず、路駐は憚られる場所でもあります。
ゆっくりと鑑賞するのなら、駅の駐車場にクルマを預けてからにしたほうが良いと思います。
さて…いつものように“公式側”から鑑賞を始めます。
蒸機はとても良い状態に保たれています。
ペイントもテカテカの厚塗りではなくマットな雰囲気で、力強さや塊り感が感じられ、とても好感が持てます。
前照灯のレンズもとても綺麗です。
若干、ひび割れが発生しているようにも見えますが…
C57 の1750mm径の巨大な動輪と比べると大分コンパクトな1520mm径の動輪。
1C1の軸配置は、地方線での旅客、貨物の運用に万能の性能を期待した結果のようです。
特徴的な蒸気ドームはC57のそれと良く似ています。
キャブは寒冷地の運用のために密閉式が採用されています。
これはテンダー蒸機ではC58が初めての採用だそうです。
ナンバープレートや札差、タブレット・キャッチャーなど装備の一揃いが完備しているように見えます。
キャブ下の配管などもとても緻密に保存されています。
テンダー部のナンバープレートやライトも実に綺麗に保存されていて見ていて気持ちが良いです。
“非公式側”は、屋根の支柱と立ち木とで、ちょっと鑑賞し辛い環境です。
…と、いうか写真を撮影し辛い…ということですね。
なかなか凛々しい顔つきです。
1軸の前輪と動輪との“隙間”がやや広めのような気もします。
C58 106号機の経歴が記された説明パネル。
ほお~「お召し列車」の牽引をした栄誉ある蒸機なんですね。