2021/7/31放送
世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。今年2021年はPBA太平洋放送協会の創立70周年です。新幹線よりも早くから聖書のメッセージを電波に乗せて届け続けてきました。電波は見えません。つかむこともできません。しかし電波は私たちの生活する空間を伝わっています。それを受け取りさえすれば、私たちは番組や情報を聴いたり見たりすることができるわけです。
聖書にご自身を示してくださった神も目には見えません。でもこの世界と私たちを造り治めておられる神は、今日今この時もあなたに語りかけておられます。様々な方法を、何より聖書のことばを通して神はご自身を示し、メッセージを届ておられるのです。
今日は私の祖父の話をしたいと思います。祖父は少年時代に両親を失い、戦争や辛い経験を乗り越えて懸命に生きてきました。結婚した祖母が教会に通うようになり、家族は全員クリスチャンになりました。でも祖父だけはかたくなに信仰を拒み続けたのです。人一倍努力して生きてきただけに、神を信じることは甘えであり、弱い人間の手段だと考えていたようです。
けれども、ある時初めて大病を患いました。病室へ見舞いに行った私に祖父が初めてこう言ったのです。「わしは今まで一所懸命に生きてきた。でも本当は生きてきたんじゃなくて生かされてきたんだなあ。これ読んだよ。」 そう語った祖父の枕元には聖書が置いてありました。神のことばに祖父がチャンネルを合わせたとき、心に神の愛と希望が流れ込んできたのです。辛い闘病中でしたが祖父の声と表情は大変穏やかでした。それから祖父はイエス・キリストを自分の救い主として信じ、その後、天に召されました。
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」
ヨハネの福音書3章16節
時代も人も思想も変わります。しかし神のみことばは変わりません。あなたを生かすいのちの福音は今日も届けられています。あなたも心のチャンネルを合わせてみませんか?
( PBA制作「世の光」2021.7.31放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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