2021/7/27放送
世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。
教会に初めて行った方にとって、一体これは何だろうと思うものの一つは祈りかもしれませんね。「いつ、『アーメン』と言えばいいのかな?」とか、またクリスチャンの皆さんの中にも自分の祈りに自信がないという方や、りっぱなお祈りをしなくちゃと緊張してしまう方、いらっしゃるのではないかと思います。私自身がそうでした。でも祈りについて知っていくと、「よし!もっと祈ろう!」と思えるようになるんですね。ということで、今日から「祈り」について皆さんにお話ししていきます。
聖書の中に記されている祈りの殆どは父なる神に向けて捧げられています。三位一体ということばを聞いたことがあるでしょうか。もともとキリスト教用語なんですが、少し前に三位一体の改革というふうに政治の世界でも使われました。意味は三つで一体ということです。父・子・聖霊の三つでただお一人の神であるということなんですね。その父なる神が基本的には私たちの祈りの対象となります。実際、イエス・キリストも福音書の中で何度も、「父よ」と祈っています。大事なのは、私たちが祈る対象は「父」という人格的な神だということです。
新約聖書 ローマ人への手紙8章15節
「この御霊によって、私たちは『アバ、父』と叫びます。」
「アバ」とは、アラム語で「パパ」「お父ちゃん」と言うような幼児のことばです。「パパ! 今日、お友だちと遊んだよ。」「父ちゃーん! 痛いよー、転んで擦りむいちゃったよー。」 嬉しい時、悲しい時、幼い子どもがお父さんに話しかけるように、私たちも父なる神様を呼ぶことができる。祈りはまさに親子の会話なんですね。
イエス・キリストも「アバ、父よ」と祈られました。それも十字架にかかる直前にです。私たちにとっても、苦しい時、大変な中にある時こそ、まず祈ることが大切ではないでしょうか。上手い下手は重要ではありません。いつでも、どこでも、どんなことでも、神に話しかけてみましょう。なぜなら、神はいつもあなたと一緒におられるからです。天のお父さんの神様はあなたが祈るのを心から待っていてくださいます。
( PBA制作「世の光」2021.7.27放送でのお話しより )
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