♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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「世の光」を文字で 

■さばきと正義を行った / 福井 誠

2019年05月01日 | Weblog
2019/3/27放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。継続は力なり。聖書を一日一日と読み進むごとに不思議にも自然と養われていくものがあるものです。では今日も聖書を開いてまいりましょう。今日はサムエル記第二 8章15節から「さばきと正義を行った」と題してメッセージをお伝えいたします。

  「ダビデは全イスラエルを治めた。ダビデはその民のすべてにさばきと正義を行った。
 ダビデの勝利が語られています。サウル王が戦死し、一度ダビデの王国が確立されるやいなやダビデは敵対勢力に対する総攻撃をかけていきます。字面を見ていくと、それは約束の地を完全に制覇していくものです。ペリシテ人は地中海沿岸の西側、モアブ人は死海の東側、アラムは北方の民族。エドム人は死海の南東に住む民族です。ダビデはイスラエルの周囲、東西南北全方向に住む強敵に対して勝利を得ていくのです。そしてただ戦火を上げるのではなく、ダマスコのアラムやエドムに守備隊を置き、イスラエルの安全保障を確立して行きます。更に、正しいさばきを行ったとあるように、国民の平和な生活の確立にも尽力しました。そして軍団長、参事、書記を任命し、いわゆる王政国家に必須とされる官僚組織と軍隊を整備しています。

 以前ヘブライ大学の発掘調査に参加した時に、ダビデ時代の税金徴収制度を教えられる機会がありました。当時は貨幣ではなく穀物を税金がわりに徴収していましたが、穀物で満たされ税金徴収のしるしをつけて封印されたたくさんの瓶が貯蔵庫で発見されたのです。

 ともあれ大切なのは、こうしたダビデの成果はすべて主によるものだとサムエル記が記録していることでしょう。ダビデは有能な王だった。有能な政治家であってこれこれのことができた、とは決して書いていない点です。しかもこうした勝利に至るまでのダビデの生涯は、何とも過酷なものでした。羊飼いから王に抜擢されたのも束の間、サウル王の敵意に翻弄される何ともやせない人生でした。王位への道を完全に断たれて死の荒野に放り出されたダビデでしたが、絶え抜いたダビデは偉いというべきでしょうか。いや、ダビデは死ぬこともできませんでした。彼は臆病者で、ただ神に賭ける以外になかったのでしょう。彼は主の憐れみに生かされたのです。

 正しいことをなさる神に望みを抱いて参りたいものですね。
  では良き一週を祈ります。
 
 (PBA制作「世の光」2019.3.20放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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