世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日は聖書の中のローマ人への手紙から読んでみましょう。
「私は、私のうち、すなわち、私の肉のうちに善が住んでいないのを知っています。私には善をしたいという願いがいつもあるのに、それを実行することがないからです。私は、自分でしたいと思う善を行なわないで、かえって、したくない悪を行なっています。」ローマ人への手紙 7章18節
ある公園に新しく塗りたてのベンチがありました。ベンチには「ペンキ塗りたて、さわるな」の表示があります。見ると、たくさんの人が故意にさわった痕があります。なぜでしょうか。「さわるな」の表示があったからではないでしょうか。人間には、してはいけないと禁止すると、ますますその事をしてしまうあまのじゃくな思いがあるものですねえ。
パウロはそんな人間の現実を自分の心の中にも見いだして、こう言いました。「私には、自分のしていることがわかりません。私は自分がしたいと思うことをしているのではなく、自分が憎むことを行なっているからです。」(ローマ人への手紙 7章15節)
問題は、してはいけないという戒めがあることではありません。してはいけないという戒めに刺激されて反応してしまう人間の罪深い心があるということです。
パウロは、「私は、私のうち、すなわち、私の肉のうちに善が住んでいないのを知っています。私には善をしたいという願いがいつもあるのに、それを実行することがないからです。私は、自分でしたいと思う善を行なわないで、かえって、したくない悪を行なっています。」(ローマ人への手紙 7章18節)と言いましたが、そういう心のからくりを理解しない限り、私たちは自分を変えるための神の力を求める気持ちにはならないことでしょう。また、一生懸命、正しい人間として生きようとしながらそうなりきれない、体裁だけの偽善に満ちた自分に思い悩むようになるのではないでしょうか。
私たちの心の問題が解決されるためには、神の力が必要なのです。あなたも教会に通って、神の力を求めて歩んでみませんか?
(PBA制作「世の光」2007.04.19放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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