世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日は聖書の中のローマ人への手紙から読んでみましょう。
「こういうわけで、今は、キリスト・イエスにある者が罪に定められることは決してありません。なぜなら、キリスト・イエスにある、いのちの御霊の原理が、罪と死の原理から、あなたを解放したからです。」 ローマ人への手紙 8章1節、2節
この世の中に、どんな過ちも犯さない、どんな失敗もしないなどという人はいません。たとえイエス様を信じてクリスチャンになっても失敗はするし、過ちを犯し、罪を犯すということがあるでしょう。
たとえば旧約聖書に出てくるアブラハムという人物は自分の妻のことで偽る過ちを犯しましたし、ダビデという王様は姦淫の罪を犯しました。またイエスの弟子であるペテロも剣で人を殺そうとしました。
そのように神を信じる人たちの人間的な過ちや失敗を数えあげればきりがありません。
しかし聖書を読んで驚かされるのは、神様がそのような人々を赦されて、「もはや罪に定めることがない」と宣言されていることです。パウロは言いました。「こういうわけで、今は、キリスト・イエスにある者が罪に定められることは決してありません。」
キリスト・イエスを信じる者は、もはや神に、罪・過ちを責められることはありません。人間は過去をほじくり返し、罪・過ちをいつまでも責めたてるかもしれません。自分で自分をいつまでも赦せないということもあるでしょう。しかし、神はあなたの過ちを「もはや責めない」と言います。神の前に私たちの過去の一切が記録されているとしても、神はそれをすべて真っさらにしてくださるのです。何を恐れる必要がありましょうか。神に赦されている。新しくされている。この希望の中に新しい人生を踏み出してみませんか?
ぜひキリスト教会に行って、聖書から新しい人生を見い出していただきたいと思います。
(PBA制作「世の光」2007.04.26放送でのお話しより)
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