♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■すべての権威の主

2007年04月12日 | Weblog


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日も皆さんと御一緒に聖書を開いてまいりましょう。マタイの福音書28章18節、19節から。
イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。」

 キリスト教は、イスラエルにあるエルサレムという町から始まりました。そしてイエスの弟子たちの活躍によって当時のローマ帝国の全体に、つまり地中海を中心とするギリシャ・ローマ・スペイン・北アフリカの世界へと広がっていきました。キリスト教の歴史を調べてみると、既にこの時代、世界各地に離散したユダヤ人のコミュニティーを通して、はるかインドまでキリスト教が伝えられていたことが分ります。口コミの勢いというのは大変なものだったのですねえ。ともあれ、その後の中世の時代にはキリスト教は「地中海の宗教」から「森の宗教」と呼ばれるようになりました。つまりヨーロッパ全体に広がったのです。そして宗教改革を経た16世紀以降、大航海時代と植民地時代において、キリスト教は新大陸へと進出し、現代においては南方シフトが起こった、つまりアジアを中心にキリスト教が栄えるようになったと言われています。

 どうしてキリスト教はこれほど世界中に広まったのでしょうか。それは、イエス・キリストを信じる者たちがキリストの権威を認め、福音宣教の命令に忠実に従ったためだとも言えそうですが、そればかりではないはずです。イエスは言われました。「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。」イエスは、目に見えない天上の支配者であるばかりではなく、実際に目に見えるこの世界の支配者でもあります。やはりイエスの支配が真実であるからこそ彼らの働きも祝福され、今の私たちがイエスの愛の知らせを聞くことができるのです。あなたにもぜひ教会へ行って主イエスの愛の教えに触れていただきたいと思います。

 (PBA制作「世の光」2007.04.12放送でのお話しより)

******

さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
***

このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblical.jp 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする