2024/1/3放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。
私たちは毎日たくさんのことばに囲まれています。家庭や職場、学校、友だちとの関係、様々なメディア、SNSでのやりとり。現代は情報過剰社会とも言われるように、ことばの数自体は多い訳ですが、無責任で荒れたことば、キリもなく流されるばかりの情報などが幅を効かせていて、本当は大切な人を生かすことば、良いことば、心を伸びやかにすることばが埋もれてしまいがちです。
しかし言い換えれば、それだけ現代の人々は良いことばへの飢え渇きがあるということではないでしょうか。私たちには魂を生かすことばが必要なのです。
新約聖書にはイエス・キリストがガリラヤ地方のあちこちの会堂でみことばを語られたことが記されています。
「イエスは彼らの会堂で教え、すべての人に称賛された」
ルカの福音書4章15節
「称賛された」というのは、「あがめた」という意味のことばです。イエス様の教えを聴くと、人々の中に神をあがめる思いが自然と生まれたというのです。「そうだよ、こういうことばを聞きたかったんだよ」「心が生き返る思いがするねえ」「神様は何て素晴らしい方だろう」と。
日米で大活躍した野球選手のイチローさんは、現役を引退後、各地の高校を回って野球の素晴らしさを伝えています。野球部員の高校生たちが目を輝かせながら、イチローさんの語ることばに聞き入っている。監督までもがそのことばに惚れ込んでいる、そんな様子がニュースで報じられます。
それを見ながら私は、2000年前、そこにおられるイエス様のことばを生で聞いた人たちの様子を思い浮かべます。ことばの力、生きる力に溢れた夢のような時間だったことでしょう。いいなぁ、イエス様の声、聞いてみたかったなぁ。話している姿を見てみたかったなぁ、と。
でも、イエス様は今日も語ってくださいます。聖書のことばを通して、今を生きる私たちに語ってくださいます。あなたを自由にすることば、あなたを生かすことばは、今日もここに響いているのです。
( PBA制作「世の光」 2024.1.3でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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