2024/1/1放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。
今日は2024年初めの放送です。聴いてくださってありがとうございます。カレンダーにも、仕事にも、すべてのことには「はじめ」というものがあります。聖書は「はじめに神が天と地を創造された」ということばで始まります。
16世紀の宗教改革者カルヴァンは、人間にはどうしても知らなければならない二つの認識がある、と述べました。
一つは、創造者なる神を知る。
そしてもう一つは、神に造られた私たち人間すなわち自分自身を知る。
この世界を造られたお方を知ることが自分の価値・存在の意味を知ることにつながるのだ、と述べたわけです。
10代の頃、私は近くの美容師のお兄さんに憧れていました。ハーレー・ダビッドソンのバイクに乗り、楽しそうに生きているように見えたのです。あるとき私は、「お兄さん、生きる目的って何ですかねぇ?」と訊いてみました。
ところが返ってきたのは、「生きる目的? そんなの考えちゃダメだって。人生無意味なんだから」という答えでした。
そういう考え方もあるよなあとは思いましたが、私はそれからずっとモヤモヤして過ごしました。
人間とは意味も目的もないまま本当の意味で生きられる存在だろうか? 今ここに生きている私という存在に価値はあるのだろうか?
その答えをくれたのは世界のベストセラー、聖書でした。そこには、私たちを支える本質的な意味を与えてくれるメッセージが詰まっていたのです。
創世記1章31節
「神はご自分が造ったすべてのものを見られた。見よ、それは非常に良かった」
ここに神様の思いが込められています。ひとことで言えば、愛を込めてこの世界と私という存在を造ってくださった、というのです。
あなたには価値がある。あなたは愛されている存在なんだ、と。
充実した人生を送っているあなたにも、疲れや悩みの中にある方にも、また小さな子どもたちにも、そして長い人生を歩んできた方々にも、どうしても知っていただきたい大切な「はじめ」の話がここにあります。あなたが何ができるできないによらず、あなたという存在を喜んでいてくださるお方がおられる、ということを。
( PBA制作「世の光」 2024.1.1でのお話しより )
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