♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■貧しさから真の豊かさに ~日本で最初のクリスマス / 岩井基雄

2017年12月25日 | Weblog
2017/12/25放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。

クリスマス、おめでとうございます。世界で祝われるクリスマスですが、日本ではいつ最初に祝われたのでしょうか。

 1549年にスペインから宣教師として来日したフランシスコ・ザビエルは1550年に周防の国、今の山口の31代頭首大内義隆に謁見します。しかし汚れた旅服のままで面会に臨み、十分な進物も持たず義隆の生活を非難もしたため、最初は追い返されます。しかし2年後に再度、義隆に謁見を許されたザビエルたちは、今度は美しい服装で珍しい献上品を持参したものですから、ついには大内義隆の許しを得て働きの拠点も与えられ、山口でキリスト教の宣教を始めることができたのです。

 ザビエルの帰国後、来日した宣教師コスメ・デ・トーレスらが1552年12月、貧しい司祭館でクリスマスを祝ったのが日本で初めて行われたクリスマスだったそうです。そして救い主誕生の喜びは全国へと広がっていきました。聖書に「人はうわべを見るが、主は心を見る。」(サムエル記第一 16章7節)とありますが、外側がどんなに貧しく見えてもその内側にある輝きや喜びを知ることは重要ですね。

 世界で最初のクリスマスは更に貧しいものでした。神の御子キリストは神のあり方を捨てて人として貧しい赤子としてこの地上に来られました。それは人の心のすべての貧しさを引き受け、人の罪の赦しのために身代わりに罪のさばきを引き受けるためでした。御子キリストの貧しさや苦しみの中にこそ神の愛といのちが現わされたのです。

 聖書にはこう記されています。
 「主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられました。それは、あなたがたが、キリストの貧しさによって富む者となるためです。」 新約聖書 コリント第二の手紙8章9節

 あなたも自分の心の貧しさを認め、その罪の赦しのために来られた神の御子キリストを心から受け入れませんか? その時あなたは本当の愛と喜び、そして罪の赦しといのちをご自分のものとすることができ、「神の国は、あなたがたのただ中にある」(ルカ 17章21 節)とのキリストのことばがあなたの内に成就するです。このクリスマス、あなたの心に本当の愛といのちを受け取ってください。

 PBA制作「世の光」2017.12.25放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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