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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■惑わされてはいけない  /  関根弘興

2016年06月06日 | Weblog
2016/6/6放送


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 新約聖書エペソ人への手紙4章14節からお読みしましょう。
 「それは、私たちがもはや、子どもではなくて、人の悪巧みや、人を欺く悪賢い策略により、教えの風に吹き回されたり、波にもてあそばれたりすることがなく、むしろ、愛をもって真理を語り、あらゆる点において成長し、かしらなるキリストに達することができるためなのです。」(エペソ人への手紙4章14節、15節)

 この手紙が書かれた当時、教会の中にはいろいろな教えの風が吹き荒れていました。人の悪巧みや人を欺く悪賢い策略があったというんですね。この「悪賢み」と訳されることばはサイコロから由来したことばで、「サイコロ遊び、いかさま、ペテン」というような意味があるそうです。

 私が小学生の時でしたけど、大きなお祭りがあってたくさんの露店が出ていました。その中にくじ引きの店があったんですねえ。一回10円だったと思うんですけれど、おじさんが持っている竹串のようなものを引いて1等が当たれば豪華賞品がもらえるんです。しかし私は何とか1等を当てるぞと夢中になったんですけど、何度引いても6等しか当たらないんですね。6等はですね、芯が殆ど折れているような寄せ集めの鉛筆でした。結局私は鉛筆の束だけを持って家に帰ったんですねえ。すると父は、「バカだなあ。あれはなあ,当たりが出ないようにちゃんと細工がしてあるんだ。」と言われたんです。純粋無垢な私は大変ショックを受け、兄からも妹からも馬鹿にされ、心が傷ついたんですねえ。

 しかしこの程度ならまだかわいいのですけれど、人生を台無しにしてしまうような悪巧みや教えの風というのもたくさんあるんです。

 パウロはその一つは、永遠の救いを得るにはあなたの行い、あなたの頑張り、あなたの努力が必要だ、という具合にいろんな条件をつけていく教え、それをパウロは「警戒しなさいね」と教えるんですね。

 私たちが罪赦され、永遠のいのちが与えられ、救いを得るためには一体何が必要なのでしょう。それはイエス・キリストが私たちの身代わりに十字架にかかって死んでくださったことによって罪の赦しが与えられ、キリストが三日目によみがえって死に打ち勝ってくださったことによって、新しい命が与えられる道が開かれていったんです。イエス・キリストが私たちの救いの道を備えてくださったんですね。ですから私たちはイエス・キリストの十字架と復活によってもたらされた救いをただ信じ受け取るだけなのです。救いはキリストの恵みによるんですね。

  (PBA制作「世の光」2016.6.6放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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