♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■主の祈り -54 アーメン / 大嶋重徳

2016年06月21日 | Weblog
2016/6/21放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。
聖書にはイエス・キリストが私たちに教えてくださった「主の祈り」という祈りがあります。主の祈りは、「アーメン」ということばで祈ります。

 祈りにはいろんなスタイルがあります。大きな声で祈る人がいたり、膝をたたきながら、(あるいは)手を天にあげながら祈る人もいます。聖書の中にも胸を打ちながら祈る姿や衣を引き裂きながら祈るなど様々な祈りの姿が描かれています。

 私は祈りの途中に何度も「アーメン!」と言う人に出会ってびっくりした事があります。私の育った教会の背景にそのような祈りはなかったからです。しかしその時、驚きながらもとても心が暖かくなったことを思い出します。アーメンとは「確かにその通りです」という意味です。その方は私が為す祈りに、「確かにそうです。本当にそうです。」と深く同意しながら一緒に祈ってくださったことに心強さを覚えたのです。

 私たちは自分の祈りに自信をなくすことがあります。祈りのことばがうまく出ずに祈りながら落ち込むことがあります。また祈りながらも神様からの孤独を感じることもあるでしょう。しかしアーメンということばは一緒に祈る人を孤独にしません。「アーメン」と誰かが祈ってくれるそのことばによって、私たちは神様の前で一人ではないことを知らされるのです。あなたが祈っとその祈りを、私も心からその通りだと祈っているよ。・・・そう私たちは感じることができます。また、たとえ私が祈れない時であっても、聖霊なる神が深いうめきをもって執り成してくださると聖書は約束します。その時、アーメンということばだけ小さく言うだけで、聖霊なる神の執り成しの祈りに、アーメンと言うことができたのです。つまりアーメンとは究極に、祈りのことばなのです。そのような心強さがこのアーメンにはいつもあります。

 だからこそ私たちも誰かの祈りの傍(そば)でアーメンを言う者でありたいと思います。誰かを赦せなくて苦しんでいる人に、あの人を赦したいのです、アーメン。この世界にある悪から救い出してください、アーメン。様様、日ごとの糧を与えてくださいますように、アーメン。その時、私たちのアーメンは一緒に祈る人にとってイエス様が言ってくださっているアーメンのような響きをもって励ましと勇気を与えます。あなたはあなたのアーメンをもって執り成しの奉仕ができるのです。

  ( PBA制作「世の光」2016.6.21放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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