2015/10/27放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。聖書にはイエス・キリストが私たちに教えてくださった主の祈りという祈りがあります。主の祈りには、「我らに罪を犯す者を我らが赦すごとく我らの罪をも赦したまえ」という祈りのことばがあります。
ここで祈りが突然、人間関係に入ってきます。ある人は、「ここに入って急に生々しく祈りが変わる」、と表現した人がいます。私たちは一日を終えて夜祈ろうとすると、その日の一日のことが思い出されてきます。それは確かに自分以外の誰かと過ごした時間、職場の誰か、家族の誰か、あるいはバイト先の店長との関係が頭に思い浮かんできます。誰かと一緒に生きると言うことはもちろん喜びにもなりますが、悲しみにもなるのが私たちの現実です。多くの人と生きていればいるほど自分が傷つき、あるいは誰かを傷付けることとなります。そして一日を終えるとき、私たちは赦すことのできない苦々しい感情を引きずったままの人間関係が頭の中を巡り続けるということが起こります。誰かのことを許すことのできない人間関係は私たちの生活を実際的に苦しいものとします。幼い頃から親に傷つけられて親のことがずっと赦せない人がいます。そしてその赦せない思いが親にされたと同じように自分の子どもにしてしまうということも起こり得る訳です。赦すことのできない罪の連鎖が生まれ、その罪の鎖を自分の周りの関係にも広げていてしまうことになります。
しかしこの主の祈りは語ります。「私たちも私たちに罪を犯してきた人を赦しますから私たちの罪をお許しください。」 これはどういう意味でしょうか。
何かの取引のように見えますが、そうではありません。私たちが主の祈りをもって誰かを赦そうとしたとき、私たちは必ずそう簡単に赦せない自分に出会います。そのとき、私たちは本当の赦しが神様からの赦し以外ないことを知るのです。主の祈りを教えてくださったイエス様は、私たちは許せない人間関係に苦しむことが無いように、赦せない自分の罪に苦しむことが無いように、十字架にかかり私たちの罪をまず赦してくださったのです。
ここで私たちは、まず赦せない自分の罪から赦されるて生きることができるようにと変えられていくのです。そして神様から、赦された所から再び、赦せない誰かを見つめる眼差しをいただいていくこととなるのです。
( PBA制作「世の光」2015.10.27放送でのお話しより )
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。聖書にはイエス・キリストが私たちに教えてくださった主の祈りという祈りがあります。主の祈りには、「我らに罪を犯す者を我らが赦すごとく我らの罪をも赦したまえ」という祈りのことばがあります。
ここで祈りが突然、人間関係に入ってきます。ある人は、「ここに入って急に生々しく祈りが変わる」、と表現した人がいます。私たちは一日を終えて夜祈ろうとすると、その日の一日のことが思い出されてきます。それは確かに自分以外の誰かと過ごした時間、職場の誰か、家族の誰か、あるいはバイト先の店長との関係が頭に思い浮かんできます。誰かと一緒に生きると言うことはもちろん喜びにもなりますが、悲しみにもなるのが私たちの現実です。多くの人と生きていればいるほど自分が傷つき、あるいは誰かを傷付けることとなります。そして一日を終えるとき、私たちは赦すことのできない苦々しい感情を引きずったままの人間関係が頭の中を巡り続けるということが起こります。誰かのことを許すことのできない人間関係は私たちの生活を実際的に苦しいものとします。幼い頃から親に傷つけられて親のことがずっと赦せない人がいます。そしてその赦せない思いが親にされたと同じように自分の子どもにしてしまうということも起こり得る訳です。赦すことのできない罪の連鎖が生まれ、その罪の鎖を自分の周りの関係にも広げていてしまうことになります。
しかしこの主の祈りは語ります。「私たちも私たちに罪を犯してきた人を赦しますから私たちの罪をお許しください。」 これはどういう意味でしょうか。
何かの取引のように見えますが、そうではありません。私たちが主の祈りをもって誰かを赦そうとしたとき、私たちは必ずそう簡単に赦せない自分に出会います。そのとき、私たちは本当の赦しが神様からの赦し以外ないことを知るのです。主の祈りを教えてくださったイエス様は、私たちは許せない人間関係に苦しむことが無いように、赦せない自分の罪に苦しむことが無いように、十字架にかかり私たちの罪をまず赦してくださったのです。
ここで私たちは、まず赦せない自分の罪から赦されるて生きることができるようにと変えられていくのです。そして神様から、赦された所から再び、赦せない誰かを見つめる眼差しをいただいていくこととなるのです。
( PBA制作「世の光」2015.10.27放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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