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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■いたんだ葦を折ることもなく/福井 誠

2015年10月15日 | Weblog
2015/10/15放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「いたんだ葦を折ることもなく」です。それではイザヤ書42章3節をお読みしましょう。
 「彼はいたんだ葦を折ることもなく、くすぶる燈心を消すこともなく、

 この章の前半1節から9節は一般に「しもべの歌」と呼ばれているものです。神が選んだしもべの働きが語られていますね。 「 彼はいたんだ葦を折ることもなく、くすぶる燈心を消すこともなく、・・・地に公義を打ち立てる。 」と言います。つまり目立ちませんが配慮のある忍耐深い働きによって全公義を打ち立て、全地の人々がその教えを待ち望むような働きをするのです。

 これは一体誰のことを言っているのでしょうか。先週お話したクロス王のことではないようです。そこでしもべの特徴をよく読んでみると、そのしもべは神によって見守られ、国々の光とされる方です。また全く人間がまだ経験もせず予測もしないわざをする方、神の栄光を現わす働きをする方です。それは一体誰だろうかと考えさせられますね。いろいろと当時の歴史上の人物を思い浮かべてもなかなか当てはまる人は居ないようです。

 後にイエスの弟子マタイは、この箇所を自分の福音書の中に引用してそれがイエス・キリストであることを示しました。実はそこに正解があるのでしょう。神が選んだしもべはまさにイエスのことで、イエスは神によって力を与えられその十字架の使命を果たしました。それは全く人間がまだ経験もせず予測もしない出来事でした。イエスの十字架は人類の罪の赦しを宣言し、神の怒りから私たちを救い出し、更に神の祝福を私たちに向けさせるものでした。

 ですからイザヤ書はどうやら当時の人々に語りかけているようでありながら、未来の私たちも含めて神のことばを語っているようですねえ。

 いたんだ葦のような思いになっている人がいないでしょうか。神はそういう人々の心をくじけさせることもなく、むしろ新しい力を与え、新しい人生へと導かれることを約束しています。私たちに仕え、私たちを立たせ助けるしもべイエス様は既にこの世に来ておられます。そのイエス様の導きによって神の祝福に与る人生へと歩ませていただきたいものですね。

(PBA制作「世の光」2015.10.15放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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