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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■ラケルの焦りと競争の始まり/岩井基雄

2015年10月09日 | Weblog
2015/10/9放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。

 月の第2週の金曜日は旧約聖書に登場するヤコブの人生について学んでいます。彼は神様によって内側から変えられた人でした。私たちは様々な人間関係で悩みますね。人と自分を比べて劣等感や優越感に悩まされることも少なくありません。その背景には、人に比較されて育った心の傷や痛みまた高慢が隠れていることがあります。あなたはいかがでしょうか。

 同じ夫を持つ二人姉妹の妹ラケルは、既に4人の息子が与えられていた姉のレアに嫉妬します。自分には一人も子どもが与えられていなかったからです。不妊の悲しみを味わうラケルは「子どもを与えられなければ死ぬ!」と、その怒りを夫ヤコブに向けてしまいます。しかしそれは同時に、いのちをつかさどる神様ご自身への怒りでもあったのです。本当は神様の主権の前に彼女はへりくだる必要があったのです。しかし彼女は、自分の知恵によってその不妊の問題を解決しようとし、自分の女奴隷ビルハを夫ヤコブに与えて子を得ようとしました。

 聖書はこう記しています。
 「 ラケルは女奴隷ビルハを彼に妻として与えたので、ヤコブは彼女のところにはいった。ビルハはみごもり、ヤコブに男の子を産んだ。 」 旧約聖書 創世記30章4節、5節 
 女奴隷によって子を得るという方法は当時よく行なれていた方法ですが、本質的な解決にはなりません。自分の知恵で問題を解決しようとするとき、また別の問題がそこから生まれるということが少なくありませんね。ラケルは自分の問題を神様に委ね神様のご計画と神様の時を待つ必要があったのです。聖書は私たちに問題や困難の中でこそ神ご自身を待ち望むようにと招いてくださっているです。そして神様の愛によって導かれる時にこそ問題の根本にある寂しさも心の傷も劣等感も癒され、解決していくのです。
 
 聖書のことば
 「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」 新約聖書 ペテロ第一の手紙 5章7節

 恵みと憐れみを注がれる神様の愛に生かされ、神様を待ち望み、神様と共に歩む人生をあなたも始めてみませんか?

 (PBA制作「世の光」2015.10.9放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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