♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■神の子として生きる/関根弘興

2015年10月19日 | Weblog
2015/10/19放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 今日も新約聖書の中のパウロが記したエペソ人への手紙の中のことばを紹介しながらお話をいたしましょう。

 エペソ人への手紙1章5節。
 「神は、みむねとみこころのままに、私たちをイエス・キリストによってご自分の子にしようと、愛をもってあらかじめ定めておられました。
 神様は私たちをご自分の子にしてくださるのだと約束されていることばですねえ。ま、ことばを換えるなら、イエス・キリスト信じ生きることは天の父なる神様のまるで養子になるようなものなんだと聖書は教えるんです。

 ローマ時代の家族制度について少しお話しましょう。ローマの法律ではある子どもが養子に出されると、養子とされた子どもは新しい家族内の一員として法的に認められた子どもとなります。新しい権利を持つわけですね。そして以前の家族の中にあった権利や義務は一切なくなるんです。例えば以前の古い家族内で負債や債務があっても、養子となった子は一切その責務を負わせられることはなかったという訳です。法の目から見れば養子とされた人は過去のすべてから解放され新しく生まれた人間として取り扱われるようになったんです。

 さて聖書の中にこんなことばがあります。ヨハネの福音書1章12節
 「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。
 
 私たちがイエス・キリストを信じ受け入れるとき神の子どもとされるのだ、と聖書は約束しています。つまり今まで私たちを縛っていた古い支配はあなたにもう及ばなくなるんですよということなんです。
 
 ですからパウロという人は第二コリント5章17節というところでこう語っています。
 「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。

 お互いの人生をぜひ考えてみてください。自分の心の中を探ってみてください。どうでしょうか。自分を縛っているいろいろなものがありはしませんか? しかし愛なる神様は私たちを神の子として迎えてくださるんです。そして私たちは神様の恵みの中で、様々な過去における束縛から解放されて自由に生きていくことができるんです。神様は私たちを選び、あなたが傷ついても癒し、傷のないものとしてご自分の子として扱ってくださる。あなたを不自由にしている過去の束縛から解放され、あなたは安心して神の愛の中を歩むことができるのです。

 (PBA制作「世の光」2015.10.19放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。




  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする