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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■確かな選び/関根弘興

2015年10月05日 | Weblog
2015/10/5放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 今日も新約聖書の中のパウロが記したエペソ人への手紙の中にあることばを紹介しながらお話いたしましょう。

 エペソ人への手紙1章4節。
 「神は私たちを世界の基の置かれる前から彼にあって選び、御前で聖く、傷のない者にしようとされました。

 いやあ、パウロという人はすごいことを書いていますよね。神様はイエス・キリストを信じ生きる一人ひとりに対して、世界の基の置かれる前からつまり生まれるはるか以前から私たちがこの地上に存在する前から選んでくださっているんだ、と記したんです。想像がつきませんねえ。そしてこの「世界の基の置かれる前から」という表現には「時間という枠を越えている」という意味があります。つまり永遠という意味ですね。神様の選びというのは永遠の選びである、何があっても揺り動かされることのない選びなんだ、という訳です。

 そうですねえ、こうしてラジオを聞いているあなたが聖書のことばを聞き、それを受け入れ、イエス・キリストを信じた時、神様の側では「わたしは世界の基の置かれる前からあなたを選んでいたのだ。わたしの選びは何があっても揺り動かされることのない確かな選びなのだ。」と約束してくださっているということなんです。

 でも神様が選んでくださるなんて聞くと、運命論とか宿命論のように考えてしまうことがありますよねえ。「えーっ? 神様が選んだ人が既に決まっているなら、私たちが何をしても無駄だ。」とか、「どうせ私は神様に選ばれていないに違いない。」というふうに考えてしまうこともあるでしょう。

 でも聖書には、第一テモテ2章4節には「神は、すべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでおられます。」と書かれています。またローマ人への手紙の2章11節には、「神にはえこひいきなどはない」と書かれているんですねえ。イエス・キリストは、すべての人の罪を背負って十字架についてくださいました。そして三日目に復活されたことにより肉体のいのちを超えた永遠のいのちをすべての人に約束しておられるのです。その約束を「感謝します」と受け取るか受け取らないかは人間の側の問題なんですねえ。神様はすべての人を招いておられますが、その招きに応えて生きていくかどうかは、一人ひとりが決めていくことです。パウロは、「神様の祝福の約束はすべての人に差し出されているんですよ。そしてその約束をあなたが受け取るとき、それは神様が永遠の保証をもってあなたを選んでくださった確かなことでもあるんですよ。」と語っているのです。

 (PBA制作「世の光」2015.10.5放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。



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