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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■神が人として

2010年12月14日 | Weblog
2010/12/14 放送

 世の光の時間です。 お元気でお過ごしでしょうか。 関根弘興です。 

 もうだいぶ前になりますけれども群馬県の水上(みなかみ)という町に行った時のことでした。 宿泊先についてですねえ外を眺めていると、バルコニーに鳩が羽を休ませていました。 しかしその動きが何だかぎこちなかったんですねえ。 良く見ると、足に釣り糸が絡まって、身体も傷だらけになっていました。 こりゃいけないと思い、その鳩を捕まえて糸を取ってやろうと思ったんですが、これがなかなか捕まらないんですねえ。 ようやく鳩を捕まえて、丁寧に足に絡み付いた糸を外してあげたんです。 羽を拡げると小さな小さな虫がたくさんわいていました。 消毒液を塗ってあげて、そっと放してあげると、元気を取り戻して空高く飛んでいってしまいました。 

 ちょっと考えてみてください。 あの鳩は私が近付くと、すぐに逃げていきました。 本当に捕まえるのが大変だったんですねえ。 決して傷つけるために捕えようとしたのではなく、助けてあげようとしたんです。 どうも鳩は私の気持ちが分ってくれなかったんですね。 でももし私が鳩と自由にコミュニケーションを持つことができる方法があるとするならば、どんな方法でしょう。 それは私が鳩になるしかありません。 

 クリスマス。 それは私たちがお祝いする最も素晴しい一時です。 なぜなら、何とこの世界を創造された神様が私たちと同じ人となって来てくださった、という出来事だからです。 

 どうでしょうねえ、私たちは自分自身を見ると、ま、いろんな束縛にがんじがらめになっているということがあります。 まるで釣り糸が絡まったような状態ですよ。 ある時は迷信に惑わされ、ある時は自分の失敗や自分の過去から逃れられずに苦しみ、また、自分の心の中の様々な汚い罪によって、ちょうどあの鳩のように自由に飛べない状態になっている。 本来の人としての歩みができていない、そんなことがあるかもしれませんねえ。 

 そんな私たち一人ひとりを御覧になって、神様は高い所から一方的に何かをするのではなく、私たちを救い助けるために人として神様が来てくださった。 それがイエス・キリストなんです。 そしてそれがクリスマスの中心なんです。 

 聖書のことばをお聞きください。 ピリピ人への手紙2章6節
 「キリストは、神の御姿であられる方なのに、神のあり方を捨てることができないとは考えないで、ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられたのです。」(新改訳 第二版)

 イエス様はあなたを理解し、助け、救うために来てくださいました。 このクリスマス、ぜひお近くの教会に行って、このイエス様を知ってください。

 (PBA制作「世の光」2010.12.14放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。



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