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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■どん底からの救い

2010年12月21日 | Weblog
2010/12/21放送   お話 関根弘興

世の光の時間です。
クリスマスの週を迎えています。 クリスマス、それは今から約二千年前にイエス・キリストがお生まれになったことを記念するひとときです。

 イエス・キリストの誕生が記されているのは、新約聖書の中にある福音書と言われる書物です。 その福音書、マタイの福音書の1章を読むと、イエス・キリストの系図が記されています。 系図ですからたくさん名前が出てくるんですね。 誰は誰の子で誰を生んで、という記事が出てきます。

 イエス・キリストがお生まれになることを知らせるのにそんな長い系図をずらずらと書かなくても良さそうなものなのに、と思われるかもしれません。 でも敢えて系図が書かれているのは意味があるんですねえ。 

 例えば日本のおとぎ話では、「昔むかし、ある所に、お爺さんとお婆さんがいました。」で始まりますね。 それで十分な訳です。 なぜならおとぎ話だからです。

 でもイエス様の誕生は歴史の事実として記されています。 だからどこの国のどの町のどういう家系を通して生まれたのかをきちんと記しているんです。

 そしてマタイの福音書の系図をずうっと読んでいきますと、イエス・キリストの系図をわざわざ14代づつに分けて紹介しているんです。

 最初の14代というのは華やかな歴史です。 アブラハムという人からダビデという人の時代。 イスラエルの歴史の中で最も右肩上がりの歴史なんですね。

 そして次の14代は、ダビデ(王)からバビロン移住までが紹介されているんです。 ダビデ、ソロモンというですね王様が国の繁栄をもたらしました。 しかし繁栄から一転、下降線をたどっていくような歴史、そして最後には国が滅ぼされてしまうという、どん底の歴史がこの14代なんです。

 そして次の14代はバビロン移住からキリスト誕生までが記されています。 もうこれはどん底もどん底、それこそ他国に侵略され、王様の家系であっても特別扱いされない、もう埋もれてしまっているかのような時代です。 

 そんな最も暗い時代に、ダビデの家系からイエス様はお生まれになりました。 みんなが自信を失くし、昔の栄華は誇ることができても今は生きる力が湧いてこない時代にイエス・キリストはお生まれになったんです。 まるで光が消えてしまったかのような一人ひとりに対して、まことの光を照らすお方としてイエス様は来てくださいました。 

 さて今日あなたはどうでしょう。 イエス様が来てくださったのは、どん底にある一人ひとりに希望の光を、生きる力を、罪赦された人生を、失われることのない命を与えてくださるためにイエス・キリストは来てくださいました。

 そしてクリスマスは毎年お祝いされています。 なぜでしょう。 それはこのイエス様が今も生きていて、あなたを救うことができる方だからです。

 (PBA制作「世の光」2010.12.21放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

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