goo blog サービス終了のお知らせ 

 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■ 叫んでみよう

2010年12月07日 | Weblog
2010/12/7 放送

 世の光の時間です。 お元気でお過ごしでしょうか。 関根弘興です。 

 聖書からこのように話をさせていただくと時々こんなふうに誤解される方がいるんですね。 それは、神様を信じたら問題がすべてなくなる、とこう考えてしまう人がいるんですね。

 残念ながら私たちは神様を信じていようがいまいが、ま、人間である限り様々な痛みや苦しみ、悲しみ、問題を持つことは避けられません。

 しかし、そういう事柄に対してどう取組んでいくかは神様を信頼する人生とそうでない人生とでは全く違ってきます。 

 例えば、誰にでも襲ってくる死という問題に対してどうでしょう。 永遠の天の御国を確信している人とそうでない人では、その姿は異なってきますよね。

 私たちが様々な試練や問題に対して聖書の約束のことばを握っているかそうでないかでは人生はだいぶ変わってくるんです。

 またもう一つの誤解は、それは立派な信仰を持っている人は問題が襲っても悩まず落ち込まないという、このような誤解です。 問題があって、悩み落ちこんでしまうのは不信仰の現れだと考えてしまうことがあるんですね。

 時々私も言われるんですよ。 「関根先生はいいですねえ。 先生の顔を見ていると全然悩みがないみたいで。」とおっしゃる方がいるんですねえ。 ま、その人は全然私のことを分っていないですよね。 「ええっ? それじゃあ牧師も悩むんですかあ?」 いやあ、そりゃあ悩みますよう。

 誰だって困難に直面すれば悩み、落ち込み、戸惑い、涙を流します。 私たちはそんな中で神様の前に素直になることが必要なんですねえ。 神様は私たちの素直な祈りを、私たちの悩みの中での真実な叫びを聞こうとされているんです。 

 聖書の詩篇の中には、大変な苦悩の中で書かれたものがたくさんあります。 そしてこう叫びます。 
 「私のたましいは、神を、生ける神を求めて渇いています。」と。 これは詩篇の42篇の2節のことばなんです。 

 この作者は、生ける神様を求めています、と叫んでいますね。 考えてみてください。 生ける神様、生きている神様がいなければ人生は空しいものです。 なぜなら木片同然の命のないものに叫んでもそれは空しいですよね。  いのちのない神々にいくら一生懸命求めても決して命は得られません。

 しかし聖書は、あなたを愛し支え生ける神様がいてくださることを教えているんです。 この方は天と地をお造りになり、今も治めていらっしゃる生ける神様なんですね。

 そしてこの神様が私たちと同じ人となって来てくださった出来事がクリスマスなんです。 目に見えない神様を私たちはこの地上に来てくださったイエス・キリストを通して知ることができるんですね。
 
 (PBA制作「世の光」2010.12.7放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

***

このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする