♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■神のことばによって

2010年04月23日 | Weblog
2010/4/23放送

世の光の時間です。 お変わりありませんか? 岩井基雄です。

 もう随分前のことですが、ある方に「岩井さん、聖書の一番最初にある神のことばって何だか知っていますか?」 そう尋ねられたことがあります。

 「もちろんですよ。 創世記1章1節の『初めに、神が天と地を創造した。』でしょう?」と答えたのですが、それは違っていました。 古い聖書(※新改訳聖書の旧版)の表紙の裏にはこんなことばがあったのです。 「草は枯れ、花はしぼむ。だが、私たちの神のことばは永遠に立つ。」(※1ペテロ1章24節-25節では「草はしおれ、花は散る。しかし、主のことばは、とこしえに変わることがない。」) これはイザヤ書(40章8節)にある神のことばです。 やられたあ、と思いましたね。

 しかし確かに、どんなに美しい花も草木もいつかは枯れ、散ってしまいます。 しかし変わることなく私たちの心に喜びと希望を与えるのは神のことば・聖書のことばなのですね。

 さて、このイザヤ書のことばをイエスの弟子ペテロがある手紙の中で引用し、こう書いています。
 「あなたがたが新しく生まれたのは、朽ちる種からではなく、朽ちない種からであり、生ける、いつまでも変わることのない、神のことばによるのです。人はみな草のようで、その栄えは、みな草の花のようだ。草はしおれ、花は散る。しかし、主のことばは、とこしえに変わることがない。」ペテロ第一の手紙 1章23節から25節

 イエスの弟子として歩んだペテロはイエス・キリストが説き明かされる旧約聖書のことばを何度も何度も聞いたでしょう。 そしてイエス・キリストのことば・救い主のことばに彼は心を留め、生かされてかきたのです。 キリストの教会を導く指導者となったペテロは、人が新しく生まれ成長するのは神のことばによるのだと気が付き、そして何度も強調しました。

 かつては自分こそがキリストの十二人の弟子のリーダーなのだと自慢にさえ思っていたペテロでしたが、彼は自分がいかにキリストのことば・即ち神のことばを聞いていなかったか、を気が付かされ続けたのです。

 どんな失敗や過ちがある人も、神のことばによって新しい人生を始めることができます。 人が新しく生まれるのは神のことば・聖書によるからです。

 どうぞあなたもぜひ聖書を手にとってみてください。 そして自分へのメッセージとして、あなたにいのちを与える神のことばとして読んでみてください。 新しい人生は神のことばから始まるからです。 

   (PBA制作「世の光」2010.4.23放送でのお話しより)



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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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