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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■十字架と復活をめぐる人々 <パリサイ人>

2010年04月06日 | Weblog
2010/4/6放送

 世の光の時間です。 お元気でお過ごしでしょうか。 関根弘興です。 

 イエス・キリストの公の生涯は新約聖書の福音書に書かれています。 その生涯は約3年半と言われますけれども、イエス様は人々を癒したり、たくさんの素晴しいお話しをなさいました。 

 でもイエス様の行ったことに、まあいつでも難くせをつける人たちがいたんです。 その中の一つのグループはパリサイ人と呼ばれる、ま、熱心なユダヤ教の一派の人たちでした。 何で難くせをつけたかと言うと、自分たちはきちんと細かな宗教的な戒めを守っているのにイエス様は守らない、と言って文句を言ってきた訳ですねえ。

 ま、イエス様は、そうしたパリサイ人たちが細かいきまりを守ることだけを大切にするあまり、本来持っていなければならない神様の思いや神様の心から彼らが離れてしまっている姿を厳しく指摘なさったんですねえ。 ですから彼らにとったらおもしろくない訳です。 またイエス様に人々が大勢つき従っていくものですから大きな妬みを持つようになりました。

 そこでパリサイ人たちはイエス様を何とか無き者にしたいと願って行ったんです。 そして彼らの思惑通りイエス様は捕らえられ、十字架につけられ、殺されてしまいました。

 しかしパリサイ人たちはこんな話を思い出したんです。 イエスという男はまだ生きている間、「自分は三日後によみがえる」って言っていたなあ。 そこで彼らは総督(ユダヤを治めていたローマ人総督ピラト)の所に行って、「総督、三日目まで墓の番をするように命じてください。そうでないと、弟子たちが来て、彼を盗み出して、『死人の中からよみがえった。』と民衆に言うかもしれません。そうなると、この惑わしのほうが、前のばあいより、もっとひどいことになります。」(マタイ 27章64節参照) ま、こんな提案をしたんです。

 そこでイエス様が納められた墓の入り口には大きな石が置かれ、封印され、番兵が墓の番をしたんです。 しかしイエス様はご自分が語られた通りに三日目に復活なさいました。 そしてこのパリサイ人たちの工作は、イエス様が復活したことがより確かなものであることを証明する結果になっていくんですねえ。 なぜなら厳重な警備が布いてあったのですから誰もイエス様の身体を盗み出すことができません。 更に、墓の番をしていた兵隊たちが三日後に、石が動かされ墓に空になっているのを見る訳ですから、パリサイ人たちの工作は復活をゆるぎないものにする、そうした証明になってしまった訳ですねえ。 

 イエス様は、十字架につけられ三日目によみがえりました。 いろいろな妨害や人間的な工作がそこでは行われました。 しかし神様の救いの計画は着実に十字架と復活の出来事を通して罪の赦しと永遠のいのちという救いの道が開かれていったんですねえ。 
 
 (PBA制作「世の光」2010.4.6放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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