世の光の時間です。 いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。 今日は「学習力を与える神」という題でお話ししましょう。
私たち人間には、生きていく上で三つの力が必要とされます。 体力、知力そして精神力の三つです。 天の神様はこの三つの力を私たちに与えてくださっています。 私たちはこの三つの力を活用し、訓練していくことによって神様と自分、そして社会に役立つ人間になっていくのでしょう。 旧約聖書のダニエル書の続きです。
さて、少年の時、ダニエルと三人の友人たちはふるさとのユダヤから遠くバビロン、今のイラク地方の国に連行されて行きました。 捕囚の地で彼ら四人を待っていたのは、まず体力の三年間の訓練でしたね。 少年の時にまず育てなくてはならないのは知力よりも体力ではないでしょうか。 子どもの頃から勉強漬けの毎日はどうでしょうかねえ。
さて体力の訓練と並行して四人の若者は当時の文学や科学を修得していきます。 神様はこの四人の若者に優れた学習力をお与えになったとダニエル書は書いてあります。 体育と共に知育も神様が人々を通して与えてくださったことが分かります。 また神様はダニエルには夢や幻の意味を知る特別な能力をお与えになったようです。
さて、三年に渡る訓練期間が終えると、口答試問を受けさせるために若者たちは王様の前に連れていかれました。 その時、ダニエル、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴの四人は他の訓練生よりも群を抜いていました。 王様に深い感銘を与えます。 そこで四人の若者は王に仕える常任補佐官に取り立てられます。 情報を得て分析したりバランスの取れた判断をする分野で優れていたからでしょう。 この四人の若者の意見は国中の熟練した呪法師や知恵のある先生学者の意見よりも十倍優っていることを王様は知っていたのです。
ところで、体育・知育・徳育のこの三つの分野がバランスよく育っていくことを神様がどんなに願っていることでしょう。 体力・知力をそして精神力をバランスよく与えられるように私たちも祈ってまいりましょう。 そして神と自分と人々のために有益な人とさせていただきたいのです。
聖書のことばです。
「主(神)を恐れることは知識の初めである。」 箴言 1章7節
( PBA制作「世の光」2009.4.29放送でのお話しより )
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