世の光の時間です。 板倉邦雄です。
さてある時、一人の婦人の方が私の教会を訪ねてこられましてねえ、「失礼ですが礼拝堂を見学していいですか?」(と) 礼拝堂に婦人を案内しました。 婦人は礼拝堂を見回しまして正面に架かっている木製の十字架を見て言いました。 「先生、十字架に架かったイエス・キリストの像がありませんねえ。」 「そうですよ。イエス様は私たちの罪の身代わりになって十字架で死なれ葬られました。 その三日目に死者の中から復活して天の神様のもとにお帰りになったので十字架上にはいないんです。」と説明しました。
神に立ち返ることは自分では不可能なことではないでしょうか。 誰かに連れていっていただく以外にはありません。 その誰かとは罪人のために十字架にかかり死んで、三日目によみがえられた救い主イエス・キリスト以外にはありません。
ここでイエス・キリストの弟子のことばを紹介しましょう。 「あなたがたは、このイエスを引き渡し、ローマの総督ピラトが釈放すると決めたために、・・・このきよい、正しい方を拒んで、人殺しの男バラバを釈放するように要求し、いのちの君を殺しました。しかし、神はこのイエスを死者の中からよみがえらせたのです。」(使徒の働き 3章13節から15節を参照)
人殺しのバラバは釈放され、きよく正しい方イエスが十字架に処刑させられました。 この時バラバとイエスが入れ替わったことになりますね。 イエスは悪人バラバの身代わりになって死なれました。 バラバの悪行は赦され、バラバはイエスのおかげで罪無しと認められたのです。
さて二千年前、イエスを十字架に架けたのは誰ですか。 実は私たちの罪と悪でした。 イエス・キリストが死者の中から復活されたのは、何のためだったのでしょうか。 私たち罪人が罪を赦されるだけではなく、神様のもとへ立ち返るためだったのです。 ですから私たちは罪をぬぐい去っていただくために罪を悔い改めましょう。 そして私たちの罪のために十字架に架かり、三日目に復活されたイエス・キリストを信じ、仰ぎ望みましょう。 天に帰られたイエス・キリストを信じるとき、私たちはイエス・キリストに連れられて天の神様のもとに立ち帰ることができるのです。
イエス・キリストのことばです。
「わたしは道であり、真理であり、命である。だれでもわたしによらないでは、父(神)のみもとに行くことはできない。」
ヨハネの福音書14章6節(口語訳聖書)
( PBA制作「世の光」2009.4.15放送でのお話しより )
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