世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興(せきねひろおき)です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。
先日、世界の飢えに苦しむ人々に援助の手を差し伸べている日本国際飢餓対策機構の総主事・神田英輔さんとお話しをする機会がありました。神田さんは20年以上世界の貧困の問題、飢えの問題を取り扱ってこられた方です。そんな長い経験から神田さんは、大切なことは目に見えるものではなく目に見えないもの、これこそ大切なんだと語り始められました。ま、私はですね、そんなことを言っても飢えで苦しむ人たちにとっては飢えをしのぐ食料こそ大切なのではありませんかと質問しました。するとこんな話しをしてくださいました。
ある飢えに苦しむ村を神田さんが援助物資を持って訪問した時のことでした。驚いたことに村人たちは、「この村は呪われた村だ。この土地も呪われているし私たち一人一人も呪われた民だ。」そう教えられていたというんです。「だからどうあがいたっておれたちは呪われているんだから、もうどうすることもできないんだ。」って言う訳ですね。神田さんは一人一人に物資を手渡しながら、「いやあなたは呪われてなんかいないよ。あなたも神様に愛されているんですよ。あなたも価値ある一人なんですよ。」(そう)話されたそうなんです。そして10年後、再びその村に行った時のことでした。驚いたことにその村は全く変っていたというんですね。以前は、「呪われた村だ。呪われた土地だ。」と言っていた人たちが今は、「神様に愛されている村だ。神様に愛されている私たちだ。」と語っているというんです。そして周りの村にまで自分たちの村で採れた穀物を分け合っていたというんですね。
確かに物資は大切です。でも彼らの心に本当に信じることや希望や愛がなければ、その物資はその場限りのものになってしまう訳ですよね。私はこの話しを聞きながら考えさせられました。目に見えるものばかりを追い掛けている現代です。でも目に見えるものは必ずなくなってしまいますよね。どんなきれいな洋服も家も時間が経てば変化していきます。飽食の時代と言われて久しいですが、人は目に見えるものばかりを追い掛けているうちに、本当の安心や満足や生きる希望を見失っているのかもしれませんね。またある人は、あの村人のように、「自分は何をやってもダメ。不要な存在。」と、自分で自分を切り捨てているかもしれません。
聖書のことばを御覧ください。第一コリント13章13節。
「こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」
神様を信頼し生きること。永遠に変らない希望に歩むこと。そしてあなたの最善を願う神様の愛に生かされることとそ最も大切な心の支援なんですねえ。
( PBA制作「世の光」2005.8.9放送でのお話しより )
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