百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

山田錦の里を歩く

2008年09月29日 05時07分04秒 | インポート

  28日(日)、「東条山田錦の里探訪ウォーク」が行われた。去年行けなかったのが残念で、今年こそと思って参加した。秋晴れとはいかなかったが、半袖では少し涼し過ぎるかなという程度。ウォーキングにはちょうどよい天気だった。

 東条地区は「酒米の王者、山田錦」の特産地で、「特A地区」としての自信と誇りをもって生産しておられる。たわわに実った稲穂、まだ黄金色というには少し早いようだが、山田錦の田がどこまでも広がる。酒造会社の名のCimg0338入った白や水色の幟が畦に立てられている。

 コースは「とうじょう温泉とどろき荘」をスタートし、東条川上流の貞守公民館を経由し、道の駅とうじょう(南山)をまわって、ゴールする12キロのコースだ。道の駅では新鮮な野菜を買ってとどろき荘まで届けてもらうサービスもある。歩き終えて、山田錦のうどん、加工グループきらりの巻寿司をいただく。くじ引きでは山田錦のせんべいが当たった。まさに山田錦づくしの半日。皆さん毎回参加されている人、各地のウォーキングイベントに参加されている人など足の達者な方ばかり。中には明石市からお父さんと一緒に参加した4歳の男の子もいたが、ほとんど自力で歩き通したと聞いて感心した。筋肉のほどよい痛みを感じながら「歩いた」という達成感に満足。

 午後、小野国際交流館エクラで開催された国際交流の集い(小野国際交流協会主催)に出席した。今日は「ベトナム人の私から見た日本」という題で、ベトナム人のダン ティ ランさんが講演をするというので妻と一緒に楽しみにしていた。ランさんのご主人が私の元同僚という縁で何度かお会いしたこともあり、その後、兵庫教育大学の大学院で学ばれているということも聞いていた。とても賢く、礼儀正しく、笑顔の美しい方だという印象を持っていた。

 講演内容も素晴らしく、約90分があっという間に過ぎてしまった。最初に国際交流協会の村田会長から「ランさんは日本語はパーフェクトではないので心配している」という話があったが、なんのなんの、見事な美しい日本語で、しかも時にはユーモアを交えて会場を沸かせる素晴らしい日本語だった。内容で考えさせられたことは、今の日本の家族のあり方、教育のシステムや内容、テレビ番組などについての指摘だった。ベトナムとの比較を通して、自分の目で見て考えた日本の良い点、悪い点をはっきりと述べていただいた。日本人もなんとなく気づいている今の日本の問題点。これら言いにくい所をはっきりと言っていただいたことに感謝したい。ランさんの日本人に対するメッセージを私たちは正面から受け止めて考えていかなければならない。ランさんの口から出た、「親や先生への御恩」「愛国心をすすめる」という言葉に正直驚いた。

 ランさんは小さい頃、お坊さんに「あなたは前世は日本人だ」「結婚して日本にもどる」と言われたというエピソードを紹介された。私も目の前のランさんを見て、その思いを強くした。日本人よ、しっかりせなあかんで、と。

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