百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

北方領土

2009年02月11日 05時53分59秒 | インポート

Photo_3  2月7日は「北方領土の日」。安政元年(1855)に日露通好条約が調印され、日露の国境を択捉島とウルップ島の間に定めたのが2月7日だったことによる。私の事務所の壁には「島よ還れ 根室市」の字が白抜きで染められた緑の旗が貼られている。また、事務所の表には「竹島-かえれ島と海」のポスターも貼っている。日本固有の領土でありながら、この島々はロシア、韓国に不法占拠されており、国民がこのことを忘れず、粘り強く返還運動を続けていくことが大事だという思いからである。

 学生時代は、北方領土の不法占拠に対して、8月9日にソ連大使館に向けて抗議行動をしていた。昭和20年(1945)、日ソ中立条約を無視してソ連が対日参戦したのが8月9日である。その後ソ連は千島列島への攻撃を開始し、北方四島も占領した。ソ連軍が侵攻してきたのは終戦後のことであり、ウルップ島まで侵攻してきて、米軍がまだ駐留していないことを確かめてから択捉、国後、歯舞、色丹の北方領土にまで侵攻してようやくストップした。9月5日のことである。

 中学校で社会科を教えていたが、授業でも我が国の領土問題について指導してきた。地理では「日本の国土の範囲」で、歴史では江戸時代、近現代史の中で、さらに公民では「主権」や我が国の安全保障等のところで領土問題を扱ってきた。特に北方領土問題は映像資料なども使って歴史、自然など詳しく指導してきた。選択社会の時間では、生徒自身が問題意識をもって領土問題を調べて発表することもあった。というように教育を通して、北方領土は我が国の固有の領土であり、ロシアによって不法に占拠されている状態だが、返還が実現するまで国民あげて運動をしていかなければならないと教えてきた。

 しかし、現状は変わっていない。竹島も韓国が実効支配したままだ。最近は対馬が危ないという報道もある。また尖閣諸島も中国がねらっている。教育を通して国民の「領土」(領海・領空)認識をきちんと育てておかなければならない。「主権」に関する意識、認識も同じだ。これを確かな認識として育てていないと将来の日本は危うい。

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 加東市スポーツ表彰 | トップ | 建国記念の日 »