昨日は日本アンチエイジングフード協会主催の
小泉武夫先生の講演会
「江戸の健康食」~発酵食と日本人の知恵~
に参加する機会に恵まれました。
前からお話を伺ってみたかった発酵の神様 小泉武夫先生
本当に偉大な方でした。
場内の写真がNGでしたのでお写真はありません。
小泉先生の生家は会津の造り酒屋さん。
生まれた時から発酵食、今風ではアンチエイジングフードを召し上がっていらしたという
年齢を感じさせず、若々しく、お元気で、
ユーモアたっぷりで、発酵学のお話を分かりやすくお話下さいました。
先生のサバイバル体験ともいえるような
世界の発酵食を求めての旅の体験談も。
今までどこの国いらしても
同じグループの方々が大変な目にあわれても
先生だけお腹を下したことも詰まらせたこともないという
腸内を覗いてみたいような感じの方でした。
先生は納豆を食べているかな~とは。
(生まれ持った腸内細菌の素晴らしさではないかとも)
発酵食品は古くは薬としても使われて
なれずしやくさやの干物のつけ汁など
薬としての効果も発揮していたようです。
江戸の食べ物はすべて健康食だったと。
江戸時代の食事は知恵の食事学
☆甘酒は「飲む点滴」
私も講座時に飲む点滴、美容液とお話させていただいております。
2002年にNHKの「発酵は力なり」という番組で
小泉先生が仰ったのがきっかけに、発酵ブームが訪れたのとともに
飲む点滴として広まったようです。
甘酒は江戸時代には夏の飲み物。
江戸時代は7~9月に亡くなる方が多かったようです。
甘酒はブドウ糖、アミノ酸、ビタミンが豊富に含まれ
総合溶液として病気で食べられなくなったら甘酒を飲み回復させていたようです。
☆和食は発酵食品
基本は一汁三菜
一汁 ごはん、味噌汁
三菜 香の物と2種のおかず
和食の主菜(7種) すべて植物性
根茎、菜、青果、山菜・きのこ、豆、海藻、穀類
和食の副菜
肉、魚、卵
日本人は典型的なベジタリアンで和食が基本の民族。
食生活が変わり、病気が増えてきていて。
和食を食べていた昭和35~6年は今の医療費の三分の一だったようです。
食生活の変化で医療費が変わってきているのです。
長寿ランキング
男女ともに1位は長野県
一時期の長寿県
沖縄はお年寄りはお元気ですが、若い方たちの死亡率が高くなっているようです。
肉の消費量が増え、野菜の消費量が減り、腸の疾患が増えているようです。
そういことからも和食は免疫食事学ともいえる様です。
また日本は世界で一番良い水を持っている国なので
お食事も美味しく、美味しいお酒もできるみたいです。
発酵食品の中でも
納豆菌の病原菌や腐敗菌に勝つパワーの凄さ
お味噌の小腸を再生する力の強さ
テンペの抗酸化性などのお話も。
前々からお話を伺いたかった発酵の神様
小泉武夫先生は本当に偉大な方でした。
後半はこちらも前からお話を伺ってみたかった
アンチエイジングフード協会理事長白澤卓二先生と小泉先生のトークセッション。
白澤先生も造詣が深く、スマートで、ダンディーな方でした。
あらためて日本の伝統的な発酵食品そして和食の素晴らしさを感じ
日頃私が実践し、お伝えしているマクロビオティック食は
究極のアンチエイジングフードだということも再確認できました。
心新たに
日本の伝統的なお食事や発酵食品の素晴らしさをお伝えしていかれると嬉しいと思える
たいへん充実し、貴重な時間にもなりました。