コナサン、ミンバンワ!拙Cafe表日記にて、かつての遠出の主役、夜行長距離列車の退潮を今年初に引続いて記したが、その夜行列車を食って勢力を広げて来た新幹線の車両にも世代交代の波が押し寄せて来ている様だ。今月初めにも触れたが、続きを少しやらせて頂く。
当地の新幹線東海道+山陽路線は新大阪を境に東はJR東海、西はJR西日本が仕切っているのは広く知られる所。車両は現在初代から6代目までが顔を揃え、特に東海道新幹線では3代目の300系、5代目の700系、そして最新の6代目N700系が主力となり、一部の便に俊足を誇る4代目の500系が顔を見せていると言う状況だ。
これも良く知られる様に6代目N700系は昨2007=平成19年夏に初登場以来爆発的増殖を続け、昨日の春恒例の全国時刻改正では、東京~博多間「のぞみ号」のほぼ1時間に1本を担うまでの勢力となった。今後3年間で更に増備され、寿命を迎える300系と徐々に入れ替わって行く見込み。既に1992=平成4年に登場した300系の量産編成が引退し始めている様だ。
その一方で元祖新幹線0系車両も山陽路線の「こだま号」にて最後の頑張りを見せている由。6月よりは1964=昭和39年登場当初の外装に戻る事も決まっているが、長くても今年中には退く見込みであり、1度最後の姿を捉えたい思いもしている所だ。
最後の0系の後釜は、「のぞみ号」の役務を降りる500系。既に9編成144車の内の一部が従来の16車両から8車両への編成変更に入っており、今年末より引退する初代車0系と入れ替わり、山陽路線の「こだま号」として再出発する見込み。当然一部の中間車両が引退廃車の運命と言う事だろう。
我国の新幹線初の300km/H走行を実現した功労車の東海道路線よりの退役は残念であるのは事実だが、今やっと1つの時代の区切りとしてこの現実を受け入れられる様になって来た所。悪友の1人も本業多忙な日程の合間を縫って、当地よりは間もなく見られなくなる同車を追って画像の記録を残している様だ。後半年余り、俺も可能な限り追いたいと思っている所。おまけ画像のJR名古屋駅の高層駅ビルとの組み合わせも、いつまでも見られないのは事実である。