Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

やはり必要?意外性(サプライズ)

2008-03-20 23:26:35 | スポーツ

コナサン、ミンバンワ!

本日の表日記にては我国経済の困った問題、日本銀行総裁不在について触れたが、国内スポーツは大相撲春場所が進行中。「荒れ易い」とのジンクス通り、12日目の今日も大番狂わせがあった。何と2横綱、朝青龍、白鵬の両関が揃って苦杯を喫したのである。

白鵬関は大関の千代大海関、朝青龍関は関脇の琴奨菊関に敗れた訳だが、特に後者は正攻法にての攻め勝ちであり、大いに賞賛されて良いと思う。又前者は技勝ちの印象が強いが、やはり勝利として評価されるべきだろう。

大相撲はこの所2横綱が安定して勝ち続けるケースが多く、観衆のレベルではつまらなさ、もの足りなさが先行している印象があったがそこは春場所、今日は意外な展開であった。実はこうした意外性、サプライズを多くの観衆各位は待っていらしたのではないか。

前述の様に本日横綱に勝利したのは片や大関、もう片や関脇と言う役力士である。見方を少し変えれば横綱の強い進撃を止められるのは役力士しかなく、千代大海、琴奨菊の両関は、あるいは本来の務めを果しただけかも知れない。

ご存じの様に大相撲はピラミッド型の人事世界。幕の内力士は思えば「選ばれた戦士達」であり、この内のどの力士にも、横綱に勝利する機会は等しくあると思う。もっと力量が拮抗して接戦となり、横綱から勝利を取れればむしろ大相撲の活性化にも繋がるのではないか。今場所も後3日。どんな意外性が用意されるのか、注目していたい。

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日本銀行総裁不在に思う事

2008-03-20 22:55:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

遠距離とは言え我国の西隣、中華人民共和国の山間、チベット自治区にて政情不安が表面化しています。
1949=昭和24年の共産政権樹立より折々緊張関係にあったとされる中華人民共和国と同自治区。現地のチベット族の方々は独立志向が強く、又精神的支柱たる法王ダライ・ラマ14世の強靭な教義の下、敬虔かつ厚い信仰を抱いて日々を生きていらす事を聞いております。

宗教の力を快く思わない中国政府はその勢力の維持と言う目的もあって、以前よりチベット自治区の独立を断固阻止する姿勢であり、しばしば流血の事態をも引き起こしているのは遺憾です。こうした事共は1996=平成8年に発表された米映画「7years in Tibet」の中にても触れられていた様に記憶しています。

さて隣国もさる事ながら、我国内でも経済面が困った事になっています。
ご存じの様に我国の中央銀行たる日本銀行の総裁、福井俊彦さんが昨日付で任期満了に伴って退き、その後任総裁の人選が難航、今日から暫くは空席の状態と言う事になります。戦後初のこの事態。我国、そして最も関係の深い米合衆国の経済情勢が決して芳しいとは言えない事を考えれば、決して好ましくはありません。

この様になったのはやはり、日本銀行に対する影響力を持つ政治の意思不統一による所が大きいでしょう。
決して事前の周到な人事案を造り込まず、又「報・連・相」の言葉の如く、野党に向けた十分な事前の情報提供や必要な相談をしたとは言えない政権党の粗雑な対処、それに対して幾ら事前通告が不十分だったとは言え、与党案を十分に検討したとは言い難い野党の姿勢・・・双方共にこの問題への責任は免れないと強く思います。

日本銀行総裁の空席の長期化は、確実に我国経済の対外信用力を弱くして投資意欲の減退を引き起こし、ひいては我国内の経済衰退に繋がりかねない危険性を孕んでいます。それはとりも直さず、国際社会における我国の発言力をも弱めてしまい、あらゆる面での悪影響を生じる事となりかねないでしょう。

日本銀行総裁人事を与野党の政争の具とする事は断じて許されず、双方は一刻も早く決着へ向けた接点を探る努力をすべきでしょう。
最後に今日の全国紙、Y新聞にて拝読した「日本の新たな危機」と題する記事をご紹介しておきます。

「日本銀行も軽く見られたものだ。
『総裁を空席にしない』と言いながら結局、果せなかった政治の責任は極めて重い。日本銀行の重要性を否定したと言って良い。
日本経済は減速懸念が強まり、合衆国は金融危機の崖っ縁にある。そんな状況で中央銀行の司令塔すら決められず、責任の押し付け合いをしている姿を見るとあきれるしかない。
これだけ政治にもみくちゃにされれば、いずれ選ばれる新総裁が就任後に政治に左右される、と市場は見るだろう。
日本の『新たな危機』だと悟るべきである。」*(SOS)*
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