Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

誕生月に 言いたい事 その⑬

2017-04-28 23:33:37 | 国際・政治

2017=平成29年4月も、後僅かになった。拙方も又一つ、決して粋とは言えない齢を重ねる事と相成った訳で、お祝いのメッセージも伺っており、感謝の至り。作家 安西愛子さんの近著のタイトルではないが、このままでは決してめでたい訳がないので、少しでもそうならぬ様、心がけたいとも思う所であります。

さて本題。一昨日、十数名の報道関係者有志が、国会審議中のテロ等準備罪処罰法案の反対声明を発した由。拙方、これは前のめりに同調せず、冷静に、遠巻きに見守るべきと心得る。有志中には、ご見解が概ね支持できる、劇画作家 小林よしのりさんもお顔出しだったのは意外。有志への参加の可否は、ご本人の判断次第だから言及しないが、有志自体の立位置は頂けない。小林さんと言えど、今度ばかりは手放しで支持する訳には参らない。中心メンバー、田原総一朗、鳥越俊太郎、岸井成格、青木 理の各位については、もう言及する気もしない「語るに落ちる」レベルなので、触れないでおく。余談だが、拙的には一定評価したい、池上 彰、辛坊治郎のお二方が見当たらない様なのは、一応安心した次第。

沖縄が我国復帰を果たして間もない、1975=昭和50年前後の数年間をメインに、北鮮の日本人拉致事件が多発した。明らかなテロ行為にして、北鮮と邦人極左勢力の共謀が認められたとされ、我国の、国家の尊厳を脅かす重大事態だ。被害者とそのご家族の被ったダメージと共に、全ての日本人は、この事を深く心に刻まなければならないはずだが、その為の法整備が、しばしば左派容共勢力の妨害に遭って、果たせない所あったのは事実である。今も未整備の防諜法制と共に、審議中のテロ等準備罪処罰法制があれば、或いは防げた可能性のある事共ではなかったか。

又この法案は、我国が未だ未批准の為、締結がされないままの、国際組織犯罪防止条約の発効にも道を開くものだ。他の大半の諸国は、既に同条約の締結を終え、例えば銃などの凶器や、違法薬物などの密輸事件の国際捜査などに、少なくとも一定の効果を上げていると聞く。問題にしたいのは、主要先進国G7中の未締結国が、最早我国だけになってしまっている事だ。テロ等準備罪処罰法案は、対象犯罪が現実に起こり得るレベルの事象に絞り込まれ、具体的計画や準備行為を伴う場合が前提。勿論、戦前の治安維持法の様な、無制限な拡大適用を防ぐ手立ても打たれているし、野党中 大阪維新の会などからは、対象項目の更なる絞り込みや、弁護士立合いなど、できるだけ捜査の可視化を求める動きもあり、その為の改善はされるべき。

それにしても、我国法曹界でも、テロ等準備罪処罰法案には賛否両論があり、日本弁護士連合会 執行部見解は「予定調和の」反対だが、非主流の側に立つ弁護士の方々中には「戦後の我国法制文化は成熟し、テロ等準備罪処罰法制を整備する条件は整った」とする積極見解も少なくない。我々は、こうしたご見解を尊ぶべきで、民進党と前出の報道関係有志の様な「絶対反対」に、安易に与すべきではないだろう。

折しも今朝、北鮮は又も弾道ミサイル発射を試みた様だ。結果は失敗だった様だが、我国への脅威に変わりはない。同国工作員の我国への出入りは、今も続いているとされ、日本人拉致事件に続く、不穏な行動がないとは言えまいて。又、その折、旧日本赤軍の連中みたく、「北」工作員の手引きをする邦人連中が現れないとも言えない。それが露見した時、適切に処罰する法律が未整備では、到底先進国とは言えない。又、こうした活動は、国際レベルで行われるのが常で、為に外国捜査機関との有機的な連携も必須だ。やはりテロ等準備罪処罰法案は、これからの治安のあり様を見ると「必要」と言う事になる。

同法案の反対勢力は、例えば冒頭の報道関係有志などは、スポンサー企業の「組織防衛」の為に行動した面も、それは考えられよう。最近感じた事だが、昭和末期の日本航空国内便機の墜落や、2005=平成17年春の、JR福知山線大列車事故などの被害者遺族各位が、事故当該企業の、組織責任を問う「組織罰」の創設を求めて立ち上がられた由。その根拠となる心情は、十分に汲まれるべきものだが、事件隠しに繋がる恐れからの慎重意見もある。又、これも組織防衛の見地から反対意見も有り得るかも知れない。しかし、一番大事な、組織の責任が追及され、糾されるべきは勿論だろう。テロ等準備罪処罰法案も、似た様な所があり、決して、組織防衛の為の反対声明であってはならないはずだ。

今回画像は、今月の記事中唯一の、今春の模様。先週出かけた、新潟・福島県境辺りの、阿賀野河畔の某発電所傍に花の見所があり、地元のみならず、首都圏辺りからの遠征も多そう。春から初冬の土休日に、向こうを行くJR磐越西線の蒸機列車を交え、撮影に及ぶ愛好者も多いです。この折も、先着した数名の、置き三脚複数から「本気度」が感じられ、共感した拙者は、同アングルで列車を迎えたと言う訳で。


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