Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

自民の改憲へ向けた全国運動を、条件付きで支持する

2022-01-30 00:17:44 | 国際・政治

2022=令和 4年 1月も、何だかだで後僅かとなった。未曽有の感染規模となった 新型コロナ・ウィルス感染症禍に加え、遺憾な凶悪事件などが又も生じた今月後半でもあった。埼玉県下での 猟銃人質殺人事件と、首都圏にてと思われる 大学入学共通試験に絡む不正がその双璧だろう。

前者にての 犠牲となった医師の方への弔意と、被害各位へのお見舞いをまず申したい。その上で 猟銃殺傷の挙に及んだ容疑者の厳正な処分を求めるは勿論だが、事件の背後には 容疑者の母親(故人) の在宅治療に関する大きな不満があったとかで、これに関して医師会宛ての強い苦情が複数回に及んでいた様だ。何とか事件の前兆を掴んで警戒する事はできなかったのか、警察と医師会 双方の深い捜査と検証を願いたい所。

後者の不正も 当然看過する訳には参らない深甚な事態。試験問題を流出させた当事者は警察に名乗り出た由だが、供述通りの単独犯ではない可能性もあろう。背後関係の有無を含めた綿密な捜査と、再発を許さぬ厳正な対策を強く進めて頂きたいものだ。又 模倣性も指摘されるこれらの事件に道を開いたとされる、報道メディアの責任も追及されるべきかも知れない。

本題です。こうした状況下ではあるも、与党・自由民主党は長年の懸案たる日本国憲法改正へ向け、全国で憲法集会を開く運動を始動する様だ。まずは所属国会議員間で問題意識を共有し、徐々にでも国民の広い理解を得られる様 静かな雰囲気でこの問題を考えられる機会にして頂きたいものだが。以下 昨日の産経新聞ネット記事を引用して、みて参りたい。

「自民が改憲運動の全国展開始動 2月から、集会など」

自民党は 2/1、憲法改正実現のため、憲法集会を全国展開する運動を始動させる。新型コロナ・ウィルスの感染状況を踏まえつつ、2月中にも党所属国会議員による集会をスタートさせたい考え。「国民の理解が進み、国民の雰囲気が変わることが 国会の議論を後押しする」(岸田文雄首相)環境づくりに向け、機運をさらに高められるかが焦点となる。

党憲法改正実現本部は 2/1、傘下の国民運動委員会役員や 全国 11ブロックごとの責任者となる国会議員を集めた会議を開く。古屋圭司・現本部長、新藤義孝・国民運動委員長が今後の活動方針を示す。

具体的には、すべての党所属国会議員に地元での集会開催を求める。国民運動委員会は 各地への講師派遣や会場費用補助などの支援を行う。中堅議員を中心に任命されるブロック責任者が 各都道府県や議員支援の窓口になり、取り組み状況をチェックする。集会が未開催なら開催を促す。

実現本部は 前身の推進本部時代の 2019=令和元年 10月、集会開催を指示する通達を国会議員に出したが「文書を出しっぱなし」になったとの教訓がある。改憲に対する自民議員の熱意には濃淡があるため、実際に開催した議員は少数だった。

今後は改憲運動を議員や都道府県連任せにせず、ブロック責任者を通して党主導で徹底させる。実現本部幹部は「えんま帳をつける。やる気がない議員が浮き彫りになる」と語る。また 3/13の党大会で採択する 2022=令和 4年運動方針案に、都道府県連にも実現本部設置を義務づける規定を盛り込み、地方側の態勢強化も図る。

各地で集会を重ねながら現行憲法の課題を訴え、自民がまとめた自衛隊明記など 4項目の改憲素案への有権者の理解を深めたい考えだ。その先に 夏の参院選での争点化も視野に入れる。

背景には、立憲民主党など近年の野党第一党が「国民は改憲を求めていない」と衆参両院の憲法審査会での議論に消極的だった経緯がある。自民と連立を組む 山口那津男・公明党代表は「(改憲は)野党第一党の立憲民主の理解が欠かせない」と主張する。自民は、世論が盛り上がれば 立憲民主も積極姿勢に転換せざるを得ないとみている。(引用ここまで)

今はとに角 前述感染症がこれまでにない規模で拡大している折、左傾側に与する訳では全くないが 自民にはくれぐれも無理のない進行を願いたい。改憲の強い意思を遂げなければならないのは勿論だが、拙速は良くない。保守側の不興を買うは覚悟だが、今は改憲へ向けての準備と道づくりの時だ。自衛隊認知を初め 4項目を軸とした見直しの必要は痛感する者だが、それはとに角 前述感染症流行を一定でも鎮めてから立ち上げれば良いのではないか。タイミングを窺う事も それは必要だろう。

こう申しては失礼かもだが、連立与党といえど 公明党の改憲との向き合いは、必ずしも真摯とは言い難いものを感じるのは拙者だけか。「第一野党・立憲民主の理解が欠かせない」とはもっともらしい主張だが、山口党代表は 立憲民主党は「リベラルから極左まで」の「左の寄り合い所帯」である事を よもや理解しない訳ではあるまい。左派野党、日共・社民の両党が「改憲の為の議論さえ認めない」強硬姿勢に与しようとする勢力が、立憲民主内にも相当にあるのだ。その事から 公明の主張は現実性に欠け、余り真に受ける必要はない様に思うがどうか。

むしろ真摯に耳を傾けるべきは、同じ野党でも改憲に真摯な 日本維新の会と国民民主の両党ではないのか。これからの憲法審査会の開催にも前向きだし、これまでより深みのある議論を持てると心得る者だ。そうした真摯な議論の姿勢を少しでも多くの国民に見せる事により、徐々にでも改憲への理解に繋げられるというものではないだろうか。勿論 公明党も立憲民主党も本気で議論に加わるというのなら、その時は参加の門戸を開けるべきだろう。繰り返すが、今はまだ改憲への国民的理解が醸成されているとはいえない。その為の道づくりこそが、自民党のなすべき「今、そこにある使命」の一つだろう。

今回画像は JR名古屋駅西方を名古屋港・金城埠頭方面へと向かう第三セクター線・名古屋臨海高速鉄道あおなみ線列車の様子を。残念だが同鉄道社内でも集団感染クラスタ―が生じた様で、乗務員数名が感染の為 隔離待機されている由。後数日、通常より減便しての運行となる模様。以下に、冒頭の関連記事をリンク致します。(プレジデント・オンライン 1/28付) 「無差別襲撃が相次ぐのはメディアの責任である」犯人にわざわざ手口を教えるマスコミの罪(プレジデントオンライン) - goo ニュース


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